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【アニメ感想】名探偵コナン 第1117話「空手の先生、毛利蘭」

絡み合う糸解きほぐす時、縦横無尽に煌めく推理!
蘭が空手の先生に? 道場に迫る不穏な気配。
たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。
その名は、名探偵コナン!

脚本は松田千里さん! 松田さんは過去に「モデル、毛利蘭」も担当されていましたね!今回見ごたえあって面白かった~!

登場キャラは江戸川コナン、毛利蘭、阿笠博士、目暮警部、高木刑事、千葉刑事。



■今週のゲスト声優について

ゲスト声優は、郷田涼太:竹本英史さん、百原倫之:竹田海渡さん、並杉通:福島潤さん、鑑識:吉岡琳吾さん、生徒:松田颯水さん、生徒:皆森水希さん、生徒:今泉りおなさん、生徒:乾夏寧さん、生徒:倉西希奈さん。

帝丹高校空手部OBの郷田涼太役は、渋めのイケボで多くの人気キャラを演じる竹本英史さん! 代表作は『ギャグマンガ日和』の小野妹子、『テニスの王子様』の柳蓮二、『ゴールデンカムイ』の月島基など。

今回の犯人は福島潤さん!『この素晴らしい世界に祝福を!』カズマ、『弱虫ペダル』鳴子章吉、『HUGっと!プリキュア』ハリハム・ハリーなど。チンピラやらヤンキーやらギャグキャラクターやらが多い印象ですが、コナンでは何回か犯人役を演じています。 



■今週の感想

【登場人物】
郷田涼太(ごうだ りょうた)……27歳。空手道場師範。
百原倫之(ももはら のりゆき)……25歳。百原ビルオーナー。
並杉通(なみすぎ とおる)……25歳。百原の同級生。ビジネスパートナー。


「郷田空手塾」で空手の型を披露する蘭。帝丹高校空手部OB・郷田涼太が怪我をしたため、彼の代理で先生をすることになったのだ。
親しげに話す蘭と郷田を見て、「お似合いじゃない?」と話す生徒。「蘭先生って彼氏いるのかな?」と聞かれたコナンは、頬を赤らめて「さあ?いるんじゃない?」としらばっくれる笑 彼氏お前だろーっ!!!笑 「いるよ!高校生探偵の工藤新一兄ちゃんだよ!」ぐらい言ってもいいのよー!笑

正拳突き指導の間、郷田は部屋を出て、上の階にいるビルのオーナー・百原倫之と賃貸契約の交渉をし始める。しかし百原は郷田の嘆願を一蹴。

蘭の先生っぷり、めっちゃいいな~! 山崎和佳奈さんのお芝居が素敵。
稽古の途中、停電が起こる。古いビルのため、ブレーカーが落ちることがたまにあるそうだ。郷田がブレーカーを上げにいき、ほどなくして電気は復旧する。
精神統一の途中で二階から男の叫び声が聞こえ、コナンたちが駆け付けると、デスクの上で百原が死亡していた!

目暮・高木・千葉が到着。死亡推定時刻は三時間前。金庫が空いており、物取りの仕業の可能性が高い。
カップが用意された形跡がないのに、コーヒーメーカーにコーヒーがセットされていること・事務所の床に何かを引きずったような跡があることが気になるコナン。

叫び声をあげた第一発見者・並杉通の聴取が行われる。並杉は百原の高校の同級生で、彼の仕事の手伝いをしていた人物だ。午後5時ごろ、仕事から帰ってきて死体を発見したらしい。
並杉によると、金庫には現金があったはずだという。金庫の鍵は鍵かけのフックにあったため、誰でも開けられた。防犯ザルすぎ!笑
ビルの防犯カメラは故障中。空手道場の前にいた父兄も、自分の子どもたちに夢中で怪しい人物がいたかどうか分からないという。コナンは、並杉の派手な靴下と妙な歩き方に注目する。

凶器は、玄関のゴルフバッグに入っていたゴルフクラブだった。だが遺体のあったデスクの後ろには、ゴルフクラブを振り回すだけのスペースがない。
床の引きずった跡は百原の靴の跡だと判明し、百原が入口近くで撲殺された後、わざわざデスクまで運ばれたことが明らかになる。
珍しく博士が合流! 小五郎は仕事中なのかな? 蘭が殺人事件に巻き込まれたと知ったら、飛んできそうだけど! でもコナンからしてみれば、麻酔針を撃ちこまないといけない小五郎よりも、変声機だけで事足りる博士の方が使い勝手がいいもんね!笑

凶器のゴルフクラブから指紋が出たこと・百原と賃貸契約で揉めていたことを理由に、目暮・高木・千葉は郷田を容疑者として聴取する。
郷田は腕を怪我しているが、腕を吊っている三角巾をうまく使えば、百原の遺体を運ぶことは可能だ。お~、千葉冴えてる~!実験台にされる高木痛そう笑
郷田が百原の遺体を運んだのは、パソコンのスリープモードを顔認証で解除し、賃貸借契約書を書き換えるためだった。
目暮たちは郷田に詰め寄るが、そこに博士(コナン)が登場! 犯人は郷田ではないと主張する。
凶器に郷田の指紋がついていたのは、手が届かない高さにあるブレーカーを上げるために、いつも使っていたからだった。
それを知っていた並杉は、郷田に罪をなすりつけようと計画した。コーヒーメーカーのタイマー機能を使って、自分はアリバイを確保しつつビルのブレーカーを落とし、死亡推定時刻付近に郷田が事務所に行くよう仕向けた。
コーヒーメーカー1つでブレーカーが落ちるとかザコすぎるビルやな!笑 しかも並杉のアリバイ、競馬場かい!笑
ってか、「殺した直後に急いで退室、ブレーカーが落ちる時間までアリバイ確保」の流れだと、意味あるのか? 結局百原の死亡推定時刻内にはアリバイがないことになっちゃうけど? 自分のアリバイ確保は無視して、あくまでも郷田のアリバイをあやふやにするのが目的だったんならまぁ分かるけど……。
並杉は郷田を第一発見者にすることで、容疑者にしようと企んだ。しかし郷田は契約書の書き換え工作はしたものの、通報はしなかったため、しびれを切らした並杉は自分が第一発見者になることにした。
更に、郷田が腕を怪我していることを知り、彼を容疑者にすることを諦め、金庫を開けて強盗の線に見せかける作戦に変更した。
並杉は金庫の中に契約書が入っていることを知らなかった。つまり金庫は普段から空で、それを知っていた並杉は中を確認しなかったのだ。
証拠は足に残った手形。百原に掴まれた跡を、急遽買った靴下で隠していた。
百原からずっといじめられ、こき使われていたことが犯行動機だった。

契約書を書き換えたかどで郷田も連行される。「私文書偽造罪」にあたるのかな?死体を移動したり、通報しなかったりも罪に問われるのだろうか。
郷田の怪我は嘘だった。百原を傷害罪で訴えるため、脛サポーターを付けてごまかしていた。じゃあ千葉の三角巾トリックは使われなかったんだね~。ってか訴えるんならガチ怪我じゃないとアカンのじゃないの?
蘭を巻き込んだことを詫びる郷田。蘭は「私は子どもたちのために来ましたから」と言う。ラストのコナン、表情が切ない~。

後日、郷田空手塾で板割りを披露する蘭。子どもに囲まれて笑顔を見せる蘭を見て、コナンも笑顔になっていた。



■蘭と空手

冒頭の型とCパートの板割り、作画がぬるぬる動いてて良かった!(最近のアニコナって「ぬるぬる」系の動きが苦手なイメージあったので)

蘭のバトルシーン・アクションシーンはよくあるけど、空手をしっかりやってるシーンって貴重なのでは? 山崎和佳奈さんのお芝居もめちゃくちゃ良かった!

蘭が空手を始めた年齢は、明言はされていないものの、「6年前の空手のチャンピオン・前田聡に憧れて空手を始めた」と言っていることから、恐らく10歳~11歳(小学5年生~6年生)ぐらいと推測できます。

『名探偵コナン』8巻・FILE.2「闇の男爵」より引用
『名探偵コナン』62巻・FILE.2「イカロスの翼」より引用


今回は帝丹高校空手部OBが登場しましたが、帝丹の空手部の先輩といえば塚本数美先輩だよね! 数美先輩のお陰で、蘭は都大会のみならず関東大会まで優勝しちゃいます! 郷田から白羽の矢が立つのも必然!笑

『名探偵コナン』68巻・FILE.11「天真爛漫」より引用
『名探偵コナン』73巻・FILE.6「截拳道」より引用


■【今週のおすすめ】『ながい眠り』ヒラリー・ウォー

今回は「賃貸借契約書」というキーワードから、ヒラリー・ウォーが1959年に発表した『ながい眠り』(原題:Sleep Long, My Love)をご紹介! フレッド・C・フェローズ、通称フェローズ署長が活躍するシリーズ第1弾です。

不動産屋に空き巣が入り、賃貸借用書が盗まれるという事件が発生。捜査に乗り出したフェローズ署長は、空き巣犯と疑わしい人物が借りている家を調べることにする。家は無人だったが、捜索の末見つかったのは、頭・両腕・両足が切断された女性の遺体だった! 近隣住民の証言で、被害者女性は愛人と密会していて、その相手に殺された可能性が浮上する。だが犯人はおろか被害者の身元すら分からない事件に、フェローズとその部下たちは苦戦する。

……というお話。手がかりが見つかったと思ったらすぐに覆される、雲をつかむような事件。少なすぎる手がかりを元に、四苦八苦しつつも踏ん張るフェローズ署長の、不屈の刑事魂に脱帽です。


千葉「Next Conan's HINT!」
コナン「氷と雪!」
蘭「春が待ち遠しいね~!」
コナン「この後、大事なお知らせ!」
蘭「何?」

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