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嫉妬が能力を底上げする

白状します。

私は「嫉妬」の塊でした。


私は元自衛官なんですが、


まぁ

化け物みたいな隊員

うじゃうじゃいるわけです。


✅ 無限に懸垂ができちゃう化け物
✅ 射撃が100発100中な化け物
✅ 3秒くらいで戦術をあみだす化け物


まさに

非の打ち所がない。


そんな人に

嫉妬の情がわいてました。


だって、

いつもチヤホヤされているんです。


私だって


されたいじゃないですか?


チヤホヤ。


でも、

縮まることのない、差。


嫉妬するけど

あきらめている。


謎の矛盾を

抱えて生きていました。



ですが、

嫉妬も使いようです。



ピンチは

チャンス、と


よく言うではありませんか。


そんなモヤモヤした

感情も、


自分を奮い立たせる

力に変えられる。


どうでしょう。



そう思えれば、

嫉妬も捨てたもんじゃありません。



なぜ私たちは「嫉妬」する?


嫉妬の源は

承認欲求です。


誰かに認めてほしい。

自分を特別扱いしてほしい。


生きていれば

誰もが持つ感情です。


あることを達成したとき

達成感がわきますが、


同時に

多くの人から

賞賛されます。


気持ちいい。


その瞬間が

クセになります。


この瞬間が、

自分の存在が認められたとき。


人の成長の欲求は、

この承認が隠れています。


問題は、


自分でなく、

他者が承認されたときです。


すごい、と思うと同時に、


「クソ、うらやましい」


そんな黒い感情が

わきます。


そう、

嫉妬の爆誕です。


自分が

たたえられるのは

よろこばしいこと。


しかし、

相手がたたえられると

素直によろこべない。


逆に

「嫉妬」が湧いてくる。


あなたは、
素直に相手を称賛できますか?

昔の私は


嫉妬のあまり、心から相手をたたえることが

できていなかったでしょう。



嫉妬を感じない人はいるのか?


私は

冒頭で話した化け物隊員から

興味深いことを聞いたことがあります。


まぁ、

他愛もない雑談ですが。


日常の愚痴や、

他の隊員の話、


んで、

そこで嫉妬の話題になったわけです。


私が


「うちの部隊って、
 化け物みたいな隊員、多いよね」


というと、


「そうだね」

と返してくれました。


いや、

あんたも化け物なんだけど。


すると


「ほんと、嫉妬しちゃうわー」


って口にしたんです。


へー、

能力が高いあなたも

嫉妬するんだな。


同じ人間で

ちょっと安心です。


なんだか

私もワクワクしながら話を

しちゃいました。


「だよなw
 嫉妬するよな? するよね?」


そうかそうか!

お前も仲間だったか!


そんなことを思いながら

ニヤニヤしながらセリフを

吐きましたが、


彼からでた言葉が


「いや、 
 でも頼むと教えてくれるよ」


ということ。


ほう、


嫉妬している相手に

教えを乞うと?


学生上がりの私には

理解できませんでしたが、


いまなら理解できます。


そう、

嫉妬は

成長のチャンスでもあるのです。



私たちが嫉妬する先は?


人間は

「ないもの」ねだりです。


持っていないものを

欲しくなる。


体得していないスキルが

体得したい。


そして、

うらやましいから、嫉妬するんです。

ようするに


嫉妬も

「ないもの」ねだりです。


自分に持っていない


能力が、うらやましい。


成果が、うらやましい。


名声が、うらやましい。



「持っている」相手と

「持っていない」自分。



そのギャップに生まれるのが

嫉妬です。


ですが、


よく言われる

ピンチは、チャンスってやつです。


冷静に考えてみてください。


持っていない

ということは、


持つ側にまわれる可能性が

あるということ。


伸びしろがあるということです。


私と話した

化け物隊員の彼は


確かに、嫉妬を感じていました。


しかし、

次の瞬間には、

「成長」に向けて舵をきっていました。


そう、


「持っている人」から

教えを乞うんです。


コツというのは

「持っている人」から聞いた方が

手取り早い。


彼はそれを知っていたのです。



執着心を捨てられるか?


自衛隊を辞めたいまでも、

キモに銘じていることがあります。


「執着心」を捨てられるか?

嫉妬は

誰もがもつ本能です。


上には、上がいる。


絶対に、嫉妬します。


その時、

プライドを捨てて、教えを乞えるか?


自分の見栄にしがみついた

「執着心」は


成長から遠ざけてしまいます。


そもそも、


人はアドバイスを求められて

気を悪くしません。


聞くことで

一瞬で解決します。


ならば

聞いてしまった方が

得というのもです。


私は

考えても答えがでなければ


さっさと聞いてしまいます。


私の持つちっぽけな

執着心なんぞ、


持っていても損です。


あなたは

執着心を捨てられますか?


執着心を捨て、


素直に相手を称賛できたとき、


あなたの嫉妬は

成長に舵を切ります。


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