見出し画像

どこも変わんねぇーから

いろんな美容師と会話をしてきて感じたこと。


現職のサロンの不満を話、隣の芝を青く見ている人が多い。

常に感じるが「どこも変わんねぇーよ」と感じることが多い。

【結論から】

条件や環境の不満から、他のサロンを見たときに感じる「青い芝」は全く無意味だと感じる。

大切なのは自分が「どうなりたい」か「どうしたい」かである。

結局、今が不満で別の場所に「行きたいだけ」であることが多い。

【不満を述べる人】

めちゃくちゃ多いです。現職の不満を述べる人。

お給料・教育・環境・人間関係

いろんな言葉を重ねても、結局要約すると「お給料・教育・環境・人間関係」に落ちつきます。

現状に満足いかないのは理解します。しかし「何がしたいのか」や「自分をどのように表現したいのか」がなければどこに行っても変わらないだけです。

つまり、どこのサロンに移籍しても結局最終的には「同じこと」を繰り返すだけです。満たされない欲求を満たすために転職を繰り返しても「新しい欲求」を見つけるだけです。

【美容室のビジネスモデル】

美容室のビジネスモデルを簡単に言うと…

サロンを構え、お客様が来店、仕入れた材料で施術、お客様からお金をいただく、スタッフにお給料を支払う

至ってシンプルです。

ここからお金の流れを考えるとお客様から「売り上げたお金」で、家賃・材料・水光熱費・タオル・設備のお金・ホットペッパー、そしてみんなのお給料です。

つまり売上がないと、全て支払うことはできません。

お給料が増えることはありません。不満があるなら「売上」に貢献しましょう。

一般的にお給料(人件費)のマックスは「50%」ほどです。

むしろ50%は限界を越えるくらいの割合です。

50%のサロンは、スタッフへの還元をかなり強気に行っているサロンです。

50%よりも低く40%前後のサロンがほとんどだと思います。

200万円の月間の売上からマックス「100万円」がみんなのお給料(人件費)になります。

この200万円の売上をスタイリスト2人、アシスタント2人で作ったとします。


スタイリスト:アシスタント のお給料(人件費)比率は「3:2」くらいが一般的ではないでしょうか。

100万円からスタイリストは 60万円 、アシスタントは 40万円 の割合になります。

そこからスタイリスト2名なので 1人あたり 30万円 

アシスタントも2名なので 1人あたり 20万円 になります。

サロンビジネスの一般的な割合なので、どこのサロンに行っても『同じ』です。

多少の差で「歩合」の%が違うわけです。

そこに有給休暇が土日も取れる、撮影スタジオがある、ブライダルや訪問美容をしている、などの付加価値がぶら下がっているだけです。

サロンビジネスから考えると「お給料」などの「お金」の流れは「どこも同じ」だと言えます。

【だから自分がどうしたいのか】

夢のない話が続きますが、正直どこの美容室に行っても「待遇」はほとんど変わらないです。


うちのサロンはこうだけど、あっちのサロンはこうなんだ!なんて力説して退社をする人が一定数いますが「そうですか、それではサヨウナラ」です。


全く理解が低くて時間コストを払うのをすぐにやめたくなります。

ここで重要なのは「あなたは、何がしたいのか」です。

自分をどのように表現したいのか。


自分の未来にどのような環境が「適している」かです。


つまり新しい環境になると「待遇」以外で「どんな成長が待っているのか」で選ぶべきですよ。


なんせ「待遇」はどこに行ってもほとんど変わらないわけですから。

自分自身がどのような成長を遂げ、どのような未来を実現するのか。

ここを描けるようになると転職も意味のあるものになります。

職場を横にスライドしただけの「ヨコ跳び」のキャリアップではなく、積み上げ型の「タテ跳び」のキャリアアップになります。

このタテ跳びのキャリアアップが成功のカギだと感じます。

自分が何をして、どうなりたいのか。

ここを明確にできるのが手っ取り早いです。

なかなか見つからない人もいると思いますが、それは今がタイミングではないと割り切るのも大事です。どんなに必死に考えてもやりたいことを見つけることは難しいと感じます。

【まとめると】

条件や環境の不満から、他のサロンを見たときに感じる「青い芝」は全く無意味だと感である。

大切なのは自分が「どうなりたい」か「どうしたい」かである。

結局、今が不満で別の場所に「行きたいだけ」であることが多い。

この欲求を満たす満たすために、無駄な転職を繰り返すだけで、長くお付き合いするお客様も存在せず、常に若手スタイリストと張るような結果しか残せません。


辞めることは自由ですが、どのような未来を見るかで全く違う意味になります。


 


 みんなの日常のヒントになれば。


#美容師をちょっと良くするブログ




小学校入学の頃からなりたかった職業=美容師✄


高校生で美容業界に入り浸り。店長・スーパーバイザー・取締役を経て、美容業界を俯瞰して見ています🌈


夢を叶えたからこそ美容師を良くしたい❗


理想と現実の差をなくすことへの挑戦!


美容師、美容室へのサービス提供をお考えの方は、お力になれます🤞


ご依頼はDMから




✄訪問美容 fio (フィオ)✄


https://www.fio-hairmake-houmon.com










 


 

この記事が参加している募集

業界あるある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?