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失恋は一生もんだと思っていた

失恋したら、その人のことをずっと引きずると思っていた。

その人とのくだらない話を思い出してつい笑ってしまうんじゃないか、とか

その人が歌っていた曲を聴いて、たとえそれがノリノリk-popでも切なくなったりするんじゃないか、とか

服を選ぶときにあっちよりもこっちの方好きそうだな、まぁもう何も思われないけど^_^、とか思ってしまうんだろうなって。


ずるずるずるずる、ボーちゃんの鼻水みたいに一生付いてくるもんなんだろうなって。(汚くてごめんなさい)


でも違うかもしれないと最近思いはじめた。

失恋は一定期間継続したら、まるで何事も無かったかのようにスッとなくなるもんだ。

泣いていたことが嘘だったかのように元気になる。

些細なことで切なくなっていた自分がメンヘラヤバ女に見えてむしろ恐ろしくなる。

異性として見ていた人が友達でしかなくなる。

未練の「み」の字も、いや、なんならmの字も消えて何の跡形もなくなる。


どこが好きだったか、いい所はどこか、なににキュンとしたのか。そうゆう「恋」の香りは残れども、「失恋」の残香はこれっぽちも感じられない。

そんな清々しく、且つ虚しい日が訪れると最近知った。


失恋は一生もんじゃあない。



まだ一生を生き切ってはないのだが。