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君には送別会をして欲しかった(メンヘラ丸出しポエム)

私は片想いが長引くタイプだ。それも実らない片想いほど長い。


だけど22歳大学卒業間際になって、それって時間の無駄遣いだなと理性を取り戻した。よし、次の恋へ行こうやないかと。(いいぞ私( ◠‿◠ ))


少し前にゼミの子がデートに誘ってくれていた。今までは「実らない片想い中」に他の男の人に目移りすることはなかったけど、今回は意識的に他の男の人の方へ動くと決めた。デートの日が決まる。まだピンク色の感情は湧かない。がワクワクする。


だけどその前に、君にもう一度だけ会っておきたかったんだ。


会って「やっぱ好きかも」と思ってもそれで良かった。幾分かの切なさや悲しみと共に、無駄な片想いへの区切りとなるから。


会って「やっぱないわ」と思ったらもちろんそれも良い。来週のデートへ、次の恋へ潔く進む門出になるから。


まあこんなことを考えている時点で君への好意が冷め切っていないことは釈然なのだが。


あの子の方へ進む前に、「君を好きだった」という来週になればなくなってしまいそうな、でも紛れもない事実に浸りたかったのかもしれない。


でも世界はそんなに上手く回らない。デートの前に君には会えない。


どっちにしろ君への未練は無かったから会ったところで現実世界何も変わらなかったのだけど、それでも君に送別会をして欲しかった。言い換えれば、君から離れる区切りが欲しかった。


あぁ、もう。

来週の私はどんな気持ちでデートしているのやら。



ちゃんちゃん。