娘のメンタルケアに全力を注いだ話
4年生に進級した、長女。
最初の1週間は、給食なしの日や短縮授業の日もあったので、心にゆとりがあったのでしょう。
放課後は毎日のようにswitchを持って友達の家へ行き、始めたばかりのあつもりを楽しんでいました。
このまま、真っ直ぐ成長してほしいな。
楽しい1年を過ごしてほしいな。と思ったのですが…
授業が本格的に開始した今週から、娘の様子は一変。
毎日のように「ママと話したい」と泣き、揺らぐ心を言葉にしていました。
話せる友達はいるけれど、安心できる友達がいない
拡大教科書を使っていることに「なんで?」とクラスメイトから言われる
音声読み上げを使ったら先生とクラスメイトに「何してるの!」と言われた
どうして自分は文字の読み書きが苦手なのか
周りの子が自分のことをどう思っているのかが怖い
複数の友達との会話についていけない
書かなくちゃいけない文字が多い(板書)
漢字の画数が多い
ザッと挙げるとこのような感じでしょうか。
娘の言葉と心によくよく耳を傾けていると、娘の心の成長を感じるエピソードがいくつも挙がります。
悩みながらも前を向こうともがく娘の強さを感じました。
一方で、出来事の全体像が把握できておらず整理が必要なこと、自分の気持ちと言葉のラベリングが一致していないことがありました。
それらをひとつひとつ振り返って、娘とどうしていきたいか・どう行動すると良いのかを一緒に考えました。
不安な表情が少し和らいだ後は、あまいおやつと温かな紅茶を。
「大好きだよ」「ママが絶対に守ってあげるから大丈夫だよ」と何度も声をかけました。
「学校、行きたくないな」とポツリとこぼす娘に、「お休みしてもいいんだよ。お休みする?」と声をかけた日もあります。
「自分の心をいちばんに守ろうね」と続けた日も。
けれど娘は、「◯時間目に△△先生が来てくれるって言ってたから行く」と言って、大好きな支援員の先生に会えることを楽しみに登校しました。
娘の心のサポートをしながら…
“進級したばかりで忙しいのに、先生ごめんなさい”と思いながら、家庭での娘の様子を毎日のように連絡帳へ書きました。
“学校での様子を教えてほしい”とお願いすると、夕方にお電話をくれたこともあります。
お話しをすると「ん?」と思うこともあったのですが、新たな手立てを一緒に考えていきたいことをお願いしました。
「ちゃんと引き継ぎするから安心してね」
移動された校長先生の言葉を、お守りにしていました。
でもね、学校って何なんでしょう。
1年間、先生方と対話を重ねながら少しずつ築いたものが、全く無いものになっていました。
懇談会の後、先生が見せてくれたものは、配慮がない中で取り組まされた漢字テスト(3年生のまとめ)でした。
プリントはグシャグシャにまるめ、文字はなぐり書き。
娘の心を想像して、泣きそうになりました。
そして先生の口から次々と出る言葉に、心の底から失望しました。
(「学習障害のある子は担任したことがある」という言葉を信じ、新しい担任と先生と丁寧なコミュニケーションを図らなかったわたしにも非はあります)
もう、怒った!
ここから反撃開始だ!!
と攻撃態勢に入っても、学校との関係がこじれるだけ。
得られるものは何もありません。
わたしは『合理的配慮は勝ち取るものではない』と思っているところがあります。
なので今までと変わらず、先生方をリスペクトしながら対話を重ねるだけなのですが…
“学校の先生は忙しい”ということに、配慮・遠慮することは辞めようと思います。
わたしが一番に守りたいものは、わたしの人生を意味のあるものに変えてくれた娘です。
それだけは忘れずに、譲らない思いとして、今よりもちょっとでも良い方向へ舵をきれるようにサポートしていきます。
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