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チリ、世界有数の天文台のある町で天体観測

2019年のゴールデンウィーク、南米のチリに行く機会があった。
チリの北部の町、アタカマに行った。
地図の印が付いている場所である。

このアタカマの町、雨が降る日が年間に数日しかない。
しかも高地にあることから空気が澄んでいて天体観測に適しており、
各国の天体観測所が設けられている。

タイミングが合えば、日本が出資している天体観測所の観測ツアーもあるようだが、私がアタカマに立ち寄った時期は実施されていなかった。

現地の旅行会社主催の天体観測ツアーに参加する。
集合場所は、町はずれにあるバス停。
ここから天体観測ツアーのバスが到着するそうな。
アタカマの町は秋(南半球にあるから日本と季節が逆)と言えども、夜は冷え込む。
防寒対策を行い、バスターミナルに向かう。
集合時間の20時過ぎにツアーバスが到着。

バスに乗ること30分。目的地に向かう。

目的地に着くと、バスはエンジンはもちろん明かりをさっと切る。

バスのライトが天体観測の邪魔になるようだ。
バスが到着してから、駐車場の隣の小さな家に案内される。
ここで注意事項を聞いてから、広場に出てスタンバイ。
前のチームの観測が終わると、広場から庭に移動。

庭には大小いくつかの天体望遠鏡が設置されており、
それらの望遠鏡と肉眼で星を見る。

天体遠鏡ごとに見える星が色々と設定されており、それらを順番にそれらを見ていく。
日本で見ることができない南半球の星が色々と設定されている。

順番待ちの間、ワクワクする。

何回か天体望遠鏡を周っていると参加者も満足してきたのか、順番待ちしなくてもよい望遠鏡が出てくる。
その望遠鏡にカメラを近づけて写す参加者もいる。

なんでもカメラの性能が良いと、天体望遠鏡の目の部分に近づけて撮影できるようだ。
残念ながら私のカメラの性能では無理なのであきらめる。

しばらく星を観測していると、身体が冷えてきた。
ちょうど参加者たちが寒くて震え始めたころに観測終了。

先ほどの小さな家に入り、温かい飲み物を渡される。
渡された飲み物を飲みながら説明を聞く。

わからない単語もあるが、それはそれでいい。
なんか夢があっていいな。
説明が終了するとバスに乗って町に向かう。

しばらく真っ暗な道を走ると、だんだんと家の明かりが見えてくる。
町が近づいてきたようだ。
空の世界は変わらないままだけれども、現実の世界に戻ってきたように感じた。
泊まっていたホテルの前でツアーバスから降りて部屋に戻った。
時計を見ると24時を過ぎていた。

※注意:冒頭の地図はGoogleMapsから引用。

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