DQユアストーリー

ユアストーリーの感想
見た直後にまとまらないままふせったーにも投げていたのでその内容も含めて書き直し。とはいえまとまらないのは今も同じかもしれません。
まず最初にはっきりしておくと、ラストまで含めて肯定派です。

○事前
実は、見に行く前日にツイッターで微妙にネタバレを食らってまして「なるほどサブタイトルの意味が分かった」とかそんな感じの1行程度のつぶやきだったんですけど、それをみてあぁなるほど、メタ的にプレイヤーを盛り込む話なのねと見当がついた状態で見始めていました。実際舞台のライブスペクタクルが3ベースで観客を巻き込む形だったのであれの5版なのかなというのが事前の予想です。
これはもう散々どこかしこの考察で言われているので今更なんですが、タイトルには「5」のナンバリングはなくて、ましてや本編終わってスタッフロール始まる時なんて「YOUR STORY」のほうが「DRAGON QUEST」よりも字デカいんですよね。なので「DQ5」を見に来たお客さんとのミスマッチが大変と。そこらへんはもうちょっと宣伝うまくやれなかったのか?という疑問が残ります。

○途中の感想をまき散らす
内容の改変も物議を呼んでいますが当然尺の問題もある中でうまくまとめていると思います。不満があるとしたらピエールがいなかったことかな…。でもサラボナの宿で寝てたスラリンが滅茶苦茶可愛かったから許そう。5以外の曲が使われれていることに関してはDQ曲ソムリエではないので言われるまで気づきませんでした。

ビアフロ戦争でいうと間違いなくビアンカ派なんですけど、それはその方がお話としての完成度が高くなるからであって、個々のキャラクターとしては別にどっちも好みではない、というのが今までだったんですけど、このビアンカはだいぶウチの好みに合っていたのがとても良かったです。今なら胸を張ってビアンカ派と言えます。とはいえフローラも役回りとしては今回とても良かったですね。

主人公に関して「バギ系以外の呪文はホイミすら使わないのはやはり父の影を追ってるから魔法に頼らないのか。そして打倒ゲマ=父超えをバギクロスで巻き返すのは彼が父の願いを叶える願望器から彼個人になるという意味か。深い。」とか滅茶苦茶考えてたんですけどこの人息子じゃないんだよなぁ。

ゲマは、あちこちで「ゲマだけは良かった」などと言われているのも納得です。


○オチを踏まえて
DQ5は結婚イベントのために公式のトゥルーエンドみたいなものが設けにくいのを、ある特定のプレイヤーを設定することで回避したことは上手いなと。シナリオ改変に対してもSFC版とは別のゲームであることで元自体を弄るの回避してる。いくら改変されてもDQ5はDQ5であり、この話とは関係なく存在するんですよね。そこら辺がウチが昔ブチ切れたSO3との違いであって自分が話として受け入れられる理由なのかもしれません。

あと、ドラゴンオーブ入れ替えイベントがあることで「この話をドラゴンクエスト5でやる意味」が良かったですね。ライブスペクタクルとの切り口の違いとして観客自身の時間経過がありますけど、つまりこの話は他のドラクエでは出来なかった。あちこちで「実は作り物の世界だったオチはいっぱいあるやん」みたいなことを言われていますけど、30年近い時間をかけて仕込まれたネタはないのでDQであることによって独自性は出ていると思います。

○終わった後(世間の感想)
「DQが好きな人ほど~」とか、「○○な世代にはウケる」とか勝手にウチをカテゴライズに巻き込まんでくれ。監督がDQ好きかどうかとかどうでもいい。監督の人間性もどうでもいい。出来上がったフィルムがウチを満足させてくれたらそれでええんや…etc、正直疲れました。
普段ツイッターではガンガンミュートしたりリスト表示から外したりして快適なTLを構築してるんですけど、今回は自分がDQ関連で信用している人まで否定派でいろんなRTが流れてきたのが辛かったなぁ。

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