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【短歌】水の季節

花時計の針は時間を止めたまま降りゆく水の季節を眠る

生きて今が在るということ公園の青い楓の葉が揺れること

点滴の針の痕からアンタレス、赤き光を鏤めてゆけ

空白の日を白いまま過ごしてる光 はためく雲ばかり見て

八万六千四百秒の一日を生き終えてまた明日(あした)が孵る


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