自選十首
溜め息がきこえる距離でそれぞれの宇宙に繋がる液晶の窓
追憶の傷に触れる書ノンブルが光になって弾けて消える
暗号のような手紙を空に撃つあなたの指は近くて遠い
みぎひだり、上と下とに分かたれた地球はもっと丸くなるべき
ブレーキをかけて路傍のたんぽぽが送る周波に耳を合わせて
目が覚めた後に出かけるあてもなく ぼくの前には空だけがある
冬の日のこころの淵につもる雪 月には月の道があるから
ゆわゆわわ水面に揺れる落ち葉より自由なものがこの先にある
鮮やかな南瓜よ馬車になるよりもプリンになれよ私のために
木洩れ陽も猫もわたしも生塵もすべて一つになるeuphoria
〜〜 ☆ 〜〜 ☆ 〜〜 ☆ 〜〜 ☆ 〜〜 ☆
プロフィール用に選んだ、とりあえずの十首です。
どれか一つでも引っかかる歌があったら、他の作品も読んでいただけると嬉しいです!
感想などコメントいただけると嬉しいです(その時の体調次第で、お返事が遅れる/書けない場合もあるかもしれませんが、ご容赦を) Mail: fanatic_sweets666☆yahoo.co.jp(☆→@に変えてください)