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当たる前に砕けない~恋を続ける5日目はLAT.43°N~forty-three degress north latitude~

結局今日もまた午前様になってしまいました…
皆様いかがお眠りでしょうか? すいれんです。

今日先生は朝からなんとなく疲れた様子でした。
それに、朝からプライベートスマホ(例の小さいほうのiPhone)のメールかメッセージかの着信音がひっきりなしになっていたことも気になりました。

昨日午前中の診療ルートが不合理なことを愚痴ったがために、昨夜先生は効率的なルートを考えてくれたようで、微細な時間調整を行い、午前中はものすごく効率的なルートになり、予測では12時ぎりぎりまでかかりそうなところを11時で終了できました。

しかし今日の午後はお隣の特養の診療日でヘビーなため、お昼はコンビニのカップデリなどですませようと合意し、クリニックに戻りました。

先生はクリニックに戻るとパソコンとにらめっこ。
『ご飯食べないのかな?』『あまり時間ないのにな』
と心配しましたが、先生は血液データを見ながら考察を重ね、わたしはそれを聞きながら先生のカルテ記載をみていました。
お昼は院長室で先生と一緒に食べたいなと思っていたので。

しかし結局先生はお昼を食べずに午後の診療に行かれました。

先生が午後診療に行っている間にも、小さいほうのiPhoneは何度か着信音を鳴らしました。
こうなるともうわたしはダメです。
悪いことしか考えられなくなります。
『彼女』
のことしか考えられなくなります。
頭の中で『LAT.43°N~forty-three degress north latitude~』が鳴り響きます。

先生は夕方診療から戻られ、たまっていた往診に一緒に出掛けました。

「お腹すかないの?」と訊くと、他人事のように「やっぱりすくなぁ」と言い、コンビニでフライドチキンと手巻きおにぎり、アイスコーヒーを買い、食べながら往診に向かいましたが、先生はとても疲れていました。

手巻きおにぎりの一つをわたしにくれ、「太るわぁ」と言ったら、「マット運動したろか?」と先生は言いました。

往診が終わって車まで出てきたところでは、「かわいいなぁ」と言い、「わたし?」と訊くと、「かわいいやん」と言ってくれました。

しかし往診が終わってクリニックに戻って黙々と仕事をする先生でしたが、「疲れたなぁ」と真っ赤な目で言っていました。
そして、帰りに買ってきたケンタッキーを食べるのも忘れ、ほとんど食べずに仕事を続けていました。
なんだかとても心配でした。

嫉妬に狂っている場合ではないと思いました。

大好きな人がこれほどに疲弊している。

全力で先生をお支えしなければ。

明日も恋と仕事を続けます…

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