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タンザニア旅行記【凶悪都市ダルエスサラーム】

Day1

キリマンジャロ登山を終え、アフリカ旅がスタートする。
11/21の朝7時にモシ市内のバスターミナルへ。ダルエスサラームまで30000tsh(1800円くらい)のバスチケットを予約しており、予定からはそれほど遅れずに出発した。バス内はめっちゃ暇でほとんど寝ていたが、途中マサイ族が牛を連れ回しているところに遭遇してめっちゃテンションがあがった。マサイ族の牛は肉付きがいいらしく、普通の牛の何倍もの価値があるらしい。

普通に車道を走ってる

何度か休憩を挟み、ダルエスサラームに着いたのは夜の19時くらい。しかも、市内まで3、40分くらいの郊外に降り着いた。凶悪都市という枕詞がよくつく都市なので、ただでさえ怖いし、もう真っ暗だし、スマホを出したら奪われそうで写真も残っていない。なんとかウーバーでトゥクトゥクみたいなタクシーを呼んで、泊まる予定のゲストハウスの前まで連れて行ってもらった。1泊26000tsh(1500円強)でやや高めだが、エアコンと扇風機付きで快適だった。フロントで500mlくらいのコーラが60円で売ってて、毎日大量に飲んだ。

Day2

朝ごはんを食べて、ダルエスサラーム駅までタンザン鉄道のチケットを取りに行く。ダルエスサラーム駅も市街地からは5、6km離れていて、ウーバーでトゥクトゥクを呼んで行った。ダルエスサラームの野良タクシーの強盗率は100%で、乗ると裏路地に連れて行かれて荷物を奪われた上、カードの暗証番号を言うまでボコボコに殴られ続けるらしい。ウーバーは本当に素晴らしい。街の排水設備が整ってないのか、道路が水浸しというか泥沼みたいになっていた。バイクが何台もぬかるみにはまっていて、くさそーと思った。いろいろと非日常を味わえて、少しテンションが上がった。

ちなみにめちゃくちゃ臭い

ダルエスサラーム駅は思ったよりちゃんと駅だった。大きな駅舎が建っている。2日後に出発するタンザン鉄道のチケットを取る。毎週火曜と金曜に出発しているようで、ちょっとダルエスサラームを観光できてGood。マラウイとの国境付近のムベヤという街まで24時間くらいかけて行くチケットを45000tsh(2700円くらい)で購入した。

中はほぼからっぽ

その後、Uberでバイクタクシーを呼んで市街地に戻る。アフリカでは3人乗りをしている人がよくいるので、初挑戦した。大抵のバイクがリアキャリアを延長しているので、大して二人乗りと大差ない感覚で乗れた。

モシで出会い一緒にキリマンジャロに登った日本人の方から、アフリカのカジノでやるポーカーは結構美味しいと聞いていた。現地の人が遊び感覚で来て、あまり考えず賭けてくれるので、ちゃんと勉強して論理的にやれば勝てると。ポーカーは元々好きだったし、楽してお金を稼ぐことも大好きな僕は、ダルエスサラームのカジノへ繰り出した。

ダルエスサラームにはカジノが5個くらいあった。ポーカーが無いところもあるので、とりあえず5個全部回ることにした。早速一つ目のカジノを発見。道路が泥沼になってて、露天がいっぱい出てて、スマホをポッケに入れて歩くのもちょっと怖いような場所から徒歩5分くらいで、超綺麗で高くてAppleのテナントが入っているようなビルがあるのはちょっとした衝撃だった。まずは腹ごしらえと思い、路上に座ってポテトを食べていたらちょっと怒られたし、その2分後には物乞いにお金をせびられたし、いろいろカオスだった。

道端でみつけた

カジノに入るやいなや、圧倒的上流階級感に圧倒された。手に持っていた1.5Lのコーラは当然没収されたし、イカつい警備員と妖艶なアフリカ美女が僕らを出迎えてくれた。一店舗目にはポーカーテーブルがあったものの、夜の時間帯しかテーブルは開かれていないとのことだった。

次のカジノに行こうかと思ったが、妖艶なディーラーが私とゲームしましょうよみたいな感じで話しかけてくるし、GTA5に出てきそうな丸いメガネをかけた中国人が、お前らも楽しもうぜ?みたいな雰囲気を出してくるので、ルーレットをすることにした。参加するのに最低チップを50000tsh(3000円)も買わなきゃ行けないし、黒か赤に賭けて当たったら2倍のやつは、1回当たり最低10000tsh賭けなきゃダメだった。高すぎて絶望しつつ、けどそんなことをいちいち拙い英語で質問してるのが恥ずかしすぎて、めちゃくちゃ汗をかいた。そして、ほぼ50%のイーブンチャンスのはずなのに、1回しか勝てずにあっという間にチップを無くした(運が悪かっただけだが)。

逃げるように次のカジノに向かうと、今度はブラックジャックのテーブルがあり、ここでは50000tshチップを買って、15分くらいやって50000tshでフィニッシュした。妖艶なディーラーに、もうやめちゃうの?みたいなことを言われたけど知ったこっちゃ無い。カジノでは雰囲気に飲まれず、雑草侍魂で臨むことが大事だと学んだのだ。

廃墟みたいなカジノもあった

その後3つくらいのカジノを周り、1番最初のカジノが一番良かったという結論を得て、ブラックジャックで50000tsh負け、マイナス100,000tshの収支でこの日は終わりにした。明日は絶対勝とうという強い意志を持ち、この日の夕方18:00から翌日17時ごろまでホテルに籠り、ひたすらポーカーの動画を見続けることにした。勝たなきゃゴミ.....!!!

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