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どうしても志望動機が書けない

皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをしている和山と申します。

今回は、就活・転職活動においてのあるあるですが、「志望動機書けない」問題について、私なりの考え方を書いていきたいと思います。

この手の問題は、本来であれば「自己分析から始めて…」という王道のやり方ではあるのかとは思いますが、そのやり方で行き詰っている方も多数見かけます。

そこで、今回は王道からそれた変化球版ということで、違ったアプローチから志望動機のを作り上げていく方法をご紹介したいと思います。

少しでもどなたかのお役に立てば幸いです。


そもそも志望動機を書くために必要なもの。

面接の定番質問である志望動機。
この志望動機を説得力のある「良い志望動機」であるためには1つ、大きな条件があると思っています。

それは「自己分析」の内容と「企業研究」の内容が書かれていること、そして、この両者の整合性が取れていることであると私は思っています。

特に整合性の「なぜ、うちの会社なのか?」、「うちに合う人材なのか?」の部分は採用する側としては特に重要視される部分であり、その為にも自分の特性・方向性を明確にする「自己分析」と企業の特性を明確にする「企業分析」、どちらも欠かすことのできない要素です。

これは多くの就活・転職サイトでも言葉は違えど、言われていることであり、私も納得している部分です。

しかしながら、これに対して「頭では分かっているのに、うまく書けない」、「最初の自己分析で躓いている」として、更なる過去の経験の振り返りや種々の適性検査・性格検査に手を出していく方が散見されているのが現状であると感じています。

私なりのこの問題に対する考え方

実際、私がこれまでに転職のお手伝いをさせて頂いた方々や、就職希望の学生でもこの状態に陥っている方にお会いすることは多く、そういった方々の特徴として感じるのは決して「自己分析をしていない」、「材料がない」という訳ではなく、「決め手」の部分で困っている方が多いように感じています。

所謂、お腹がすいて飲食店に来たはいいものの、丁度いいレベルのメニューがたくさんあり、どれにしようか決めきれない状態です。

そういった方に対して、私が行っているのは「企業が求めている人物像に合わせて経験の棚卸しをしていく」という方法です。

要するに漠然と「自由にあなたの志望動機を教えてください」では答えにくいので、「コツコツとした仕事をこなすことや裏方に徹することが求められる仕事場で活かせそうな経験やあなたの特徴は?」とあえて条件を付けて探していく方法です。

これだと、決め手がなく、いまいち筆の進まなかった方も経験や考えを引き出しやすくなるということが多いです。

他の質問でも使える

このやり方の特徴としては、他の長所・短所、自己PR等、他の質問に対しても使えるということです。

少し具体例を出していくと

・長所を教えてください
 →裏方に徹するという点において、活かせそうな長所は?

・自己PRをしてください
 →コツコツと仕事をこなした経験やその現場でほめられた経験等があれば教えてください。

・最近、読んだ本を教えてください
 →最近読んだ本で「裏方」という特徴と整合性の高そうな本はありますか?

このように漠然と質問されるよりはある程度の条件・制限をつけられた方が答えやすいと感じた方は、このやり方に向いているかもしれません。

そしてこの条件の土台となるのは「自己分析」ではなく、「企業研究」です。
なので、自己分析をどんなにやっても思うような志望動機が思いつかないという方は「企業研究」の特に「求める人物像」をなるべく具体的にイメージできるまで調べるところから始めることがおススメです。

ただし、条件はある

とはいえ、先述の通り、このやり方は正攻法ではありません。
企業に合わせようと、良く見せようとするばかりに本来の姿からかけ離れた回答が出来上がりやすくもなりがちですので、最低限の自己分析は必要です。

そして、更に出来上がった回答に対して、冷静にかつ客観的に見返して判断することも必要であると感じています。

あくまで、「これ以上、自己分析をやっても思いつかない」、「選考までに時間がない」といった時の手段として試してみるくらいが一番いい使い方かなと思っています。

ということで、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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