「経験」から「強み」を見つける
皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをしている和山です。
面接やエントリーシートなどの定番質問の1つでもある「強み」系の質問。
・あなたの長所は何ですか?
・自己PRをしてください。
・学生時代頑張ったことは何ですか? 等々
こちらの記事を読んで下さっている方の中にもこれまでに面接などで聞かれた経験のある方や、これから面接に臨むにあたり、困っている真っ最中という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして、このことをいろいろなアドバイザーさんや、学生さんであれば学校の先生方に相談したり、書籍やオンラインで調べてみると必ずと言っていいほど「これまでの経験の中で、継続して取り組んだこと、力を入れて取り組んだこと、印象に残っていることから見つけましょう」という内容のアドバイスに突き当たる方も多いかと思います。
ただ、その「強み」を見つけるのが難しい!!
今回はこういった方に向けて、経験から強みを見つけるために私が普段、転職などのお手伝いをしている際に考えていることを書いていきます。
就職活動中、転職活動中等の方々のお役に立てば嬉しいです。
探すのは「強いエピソード」ではなくていい。
まず、大前提としてよく誤解されるのが「エピソードは特別で強いものでなくてはならない」ということ。
たしかに特に書籍やネットで掲載されている記入例を見ると
「一人で海外留学しました」
「セールスの仕事で月に〇○○万円売り上げてました」
「責任者を〇年、勤めていました」
見るからに強そうなエピソードを元に例文が作成されており、
「皆が皆、そんな経験あるわけじゃないのよ!!」と言いたくなるようなこともあるかと思います。(大学時代の私はめちゃくちゃ思ってました)
その為、私がここで言いたいのは、正直「どんなエピソードでも強みなどを見つけることは可能」ということです。
ずっと平社員だったけど、前職の話、
自分で計画を立てて旅行に行った話、
学生時代の部活の話
「見つけやすい・見つけにくい」の差はありますが、ここに制限はありません。
「どれだけ他の人と違うか」を見つけること
そもそも面接の場で語る内容の目的は、9割以上は相手に自分のことを覚えて頂くためです。
その為「エピソードの強さ」も1つの物差しではあるかもしれませんが、それ以外でも印象に残る強みを見つけることは可能です。
そこで意識して欲しいのは「他の人とどれだけ違うか?」という点です。
その為に、そのエピソードに対していろいろな側面から見つめ、その他の要素がないかを探していきます。
こんなイメージ
「コンビニのアルバイトの経験から探したい」
「コンビニのアルバイトをやってました!!」→めちゃくちゃたくさんいる
「特に掃除を頑張るコンビニ店員さんでした」→最初よりは減ったけど、まだたくさんいそう
「他の人が気づかない、ほこりが溜まっているところを見つけるのが得意なコンビニ店員さん」→ちょっと減ってきたかも
「ということを〇年間、人知れずに黙々とやってたコンビニ店員さん」→最初と比べて大分減ってきたかも
こうして、分母の大きそうなエピソードにいろいろな要素を組み合わせていって「他の方との違い」を出していきます。
決して、「最後の1人」や「オンリーワン」になる必要はありません。集団面接などでネタが被らないと思えるくらいに絞っていければ十分です(最悪、被っても何とかなります)。
そして、ここに対していろいろ疑問を投げかけていきます。
なんで他の人が気づかないところを見つけるのが得意なの?→ついつい目に入ってくる…観察力があるのかな?
なんで、誰からも気づかれないことを〇年間も続けられたの?→「自分で掃除して、奇麗になった」という感覚がやってて楽しかったから
誰からも気づかれなくても黙々と続けるのって辛くない?→自己満で「今日はここを綺麗にしよう」って楽しんでやってたので辛くはない 等々
こういった問いを繰り返していくと「強み」となりうるキーワードが少しずつ見えてきます。
今回の例で言えば
「綺麗好き」←個人的にはちょっと羨ましい
「観察力」
「継続力」
「何でもゲーム感覚で楽しめる」といったところでしょうか?
あとは、文章に起こして、微調整を。
ここまで出来れば後は文章に書き出してみましょう。
この時の注意点としては、自分が見つけた強みが応募先の求める人物像と大きく離れていないかだけは注意してください。
(例:「明るくて活発な人が欲しい」という企業に対し、「大人しくて黙々と作業するのが得意」みたいなアピールをしようとしていないか 等)
正直、この手の質問に正解はありません。強いてあるというならば「自分が自信を持ってその話ができるか否か」だと思っています(だから、面接の為のウソ等はNG)。
かなり、まとめて書いたので、分かりにくいところもあるかもしれませんが、少しでも困っている方のお役に立てば嬉しいです。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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