資格取得を通してキャリアアップ・キャリアチェンジを目指す
皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをしている和山です。
転職を希望している方や社内でのキャリアアップを目指している方、純粋に自己研鑽に励まれている方、そういった方々の中で「資格取得」に取り組まれている方も多いのではないでしょうか?
世間では「資格を持っていなければ就けない仕事」というものも一定数存在していますし、資格を取得することで手当て等の待遇が受けられるという企業も少なくありません。
ただ、一方でせっかく資格を取得したのに、上手くキャリアアップ・キャリアチェンジに繋がっていないという方もいらっしゃるようです。
今回は資格取得をキャリアアップ・キャリアチェンジに上手くつなげられていない方が陥りがちな落とし穴についてご紹介していきます。
⓪そもそも、「資格を取る」ということ自体にはメリットはある
まず、大前提としてこのキャリアアップ・キャリアチェンジを目指して「資格を取る(取ろうと行動する)」こと自体があなたのキャリアに対する積極性をはじめ、ポジティブな要素が詰まっていると思っています。
「何の資格を取るかを決める」というところから考えれば、「資格について調べる」、「試験に向けて勉強する」、「そもそも勉強のための時間を捻出する」等々、1つの資格を取得するまでにたくさんのプロセスを経る必要があります。
そのようなプロセスを経て、資格を取得した・取得しようとしているということは間違いなくポジティブな要素であり、アピールの材料となり得るものであると思います。
その上で、資格取得がキャリアアップ・キャリアチェンジに繋がらない要因には以下のようなものがあります。
①「資格そのもの」よりも「何が出来るか?」の方が重視されている
一部の有資格者限定の求人を除いて、採用する側も「資格そのもの」よりも実務経験やスキルといった「何ができるか」の部分に重きを置いている傾向があります。
ただ「英検2級を持っています」というだけの人よりも「英検2級を持っているので、最低限の会話や英文の和訳は得意です」とはっきり言える人の方が好まれるということです。
最近のSNSやネットの広告等を見ていても「○○の資格取得を目指す」という講座よりもマーケティングやライティングのような「スキルを身につける」という講座を目にする機会もここ最近増えているように感じ、この「何が出来るか?」に対する価値が高まっているように個人的には感じています。
せっかく資格を取得するために勉強されるのなら、何か1つでも「これは得意」と言えるものを身につけることが理想的かなと思います。
②資格を取ることが目的になっている
1つの資格を取得するにも相当の労力と時間がかかります。
難易度の高い資格になればその分、取得に要する時間や労力、場合によっては金銭的な負担も大きくなります。
そうするといつからか「資格を取得すること」が目的となり、資格取得を志した当初の目的を見失ったり、資格取得と同時に燃え尽きてしまう方もいらっしゃいます。
資格取得で終わらず、その後のキャリアアップ・キャリアチェンジを目指してプランを描いておきましょう。
③資格の活かし方に対するリサーチをしていない
資格を取得したものの「取得した資格が活かせるような仕事がない」、「社内であまり活かし方がなかった」というパターンも。
出来れば資格取得の前に「この資格を求めている求人がどれくらいあるのか?」、「資格を取得したら社内でどのように活かせるのか?」といったことをしっかりとリサーチしておきましょう。
④資格取得したことを周囲に伝えていない
資格を取得したものの、「まだ経験もないし、自信もないから…」ということで、人に言えずにいるパターン。
自慢話のように言いふらすものではありませんが、隠すようなものではありません。せっかく頑張って取得した資格、積極的に周囲に発信していきましょう。
即効性には差はあるかもしれませんが、人伝いで噂が広がり、実際のキャリアアップやキャリアチェンジ、最初の経験を積むことにつながることも多分にあります。
まずは周囲に認知してもらうことから始めましょう。
まとめ
ということで「資格取得」と「キャリアアップ・キャリアチェンジ」に焦点をあてて、ここまでお話してきました。
決して資格取得だけがキャリアアップ・キャリアチェンジの手段ではありませんし、資格取得の目的も決してキャリアアップ・キャリアチェンジの為だけではありません。
既に自分が持っているカードだけでも十分にキャリアアップ・キャリアチェンジが可能な方もいらっしゃいます。
自分が目指すキャリアに対し、どういった手段がベストか考えて行動していきましょう。
ということで、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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