見出し画像

リアルロボットとスーパーロボット

十数年ぶりにロボットアニメなぞ、自分で進んで見たくなって、『勇気爆発バーンブレイバーン』を見てしまった。
大張正己監督である、というのも大きいのだが、実は一番、見たかったのは「リアルロボット」と「スーパーロボット」の融合というところだ。
大衆小説の芥川賞と純文学の直木賞があるように、文学を非常にざっくりと分類をすると、リアリズム小説とロマン主義に分かれる。
これをロボットアニメに当てはめると、

  • なぜ戦うかを問うリアルロボットもの

  • 戦いの意味を問わないスーパーロボットもの

となる。
ハワイでの日米演習中に、宇宙から謎の侵略者が現れ、世界同時攻撃されて、ハワイは孤立する。
二脚歩行戦闘機械で米軍、自衛隊対抗するも、全く歯が立たない。
人類はこれで終わるのか?という時に、突然、話し、変形し、必殺技を出す、ブレイバーンが登場する。
「人類の未来は私が守る!」。
リアリズムな人間と、ギリシャの神々の如くロマンなブレイバーンは、微妙にコミュニケーションがすれ違う。
というのが、僕の文学的な興味というところ。
BL風味マシマシが、おじさんとしては照れ臭いが、面白い。

とするとリアルロボットの始まりは、いつから?という問いに『メカ部チャンネル』が応えてくれた。
ガンダム“プラモデル”ブームに便乗し、企画当初からプラモデル展開≒リアルロボット展開を狙い、そしてヒットした『太陽の牙ダグラム』。
リアルロボットとプラモデル、スーパーロボットと超合金の関係は欠かせないようだ。
マジンガーZ』から同時代を生きている自分としては、いろいろ整理できてメカらウロコが落ちている。

どっとはらい。
2024/02/04 21:55

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?