見出し画像

2023年wvpファンド活動の振り返り

新年あけましておめでとうございます!
waypoint venture partnersの平田です。
ファンド組成後、初めての年明けということで、タイミングも良いのでwaypoint venture partnersとしてのnoteを新たに作りました。

今後は弊社に関する発信はこちらのnoteで行っていこうと思いますので、よろしければフォローいただけますと嬉しいです。

今回は昨年の振り返りをしつつ、まだまだできて間もないVCなので、投資検討面談などのデータなども共有させていただきつつ、より多くの方にwaypoint venture partnersを知っていただくきっかけが作れればと思っております!

2023年の振り返り

2023年は、弊社にとってはいろいろなことが始まった年だったので、主要なものに絞ってご紹介できればと思います。

1号ファンド設立 & 1st Close

なんと言っても、一番大きかったのはファンド組成だったかなと思います。
2023年9月にwaypoint venture partnersとして初となる1号ファンドを組成させていただき、1st Closeを完了しました。

1st Closeでは、ゼネコンの前田建設工業様とChatwork代表の山本正喜様にご参画いただいております。
「1st」とついている通り引き続きファンドレイズ活動は2024年も行っていきます。

ファンドの概要ですが、基本的にPreSeed~Seedのステージにフォーカスしたファンドで、(基本的には)リード(したいけれど)もフォローもするようなファンドになっています。

ファンド概要

リードするかフォローに回るかについては、ラウンドの状況を踏まえつつ、起業家さんと相談しながら決めていくような形を想定しています。

チケットサイズは300-2,000万円で検討していて、23年までを振り返るとここまでは1,000万円前後で検討させていただくことが多かったかと思います。これについてもラウンドとファンドの状況など踏まえ検討しています。

投資テーマについては何かに特化をしているわけではなく、比較的幅広に見ていますが中でも下記のようなテーマを重点的に狙っております。

注力投資テーマ

重点的に狙っているテーマは、テックフォーカスではなくどちらかというと課題フォーカスで設定しています。
なので、課題解決に最適なのであれば解決の方法がローテクなものであっても、"テック感"のないものであってもよいと思っています。

テックはあくまでも課題解決の方法であってハイテクだから、テックトレンドとして来ているから、その課題解決に最適であるとは言えないと考えているからです。
もちろん、テックの活用が大幅な効率化や利便性の向上、コスト削減、提供範囲の拡大等に貢献するケースは多いので、結果的になにがしかのテックを絡めるケースが多くなるのは事実だと思いますが

1社目の投資実行~KGモーターズ~

ファンド組成と同時に発表させていただいたのがファンドとして1社目の投資実行でした。

KGモーターズリリースより

広島県東広島市で1人乗りの超小型EVを開発している「KGモーターズ」に投資実行させていただきました。

そもそも、この時代に車?と思われる方も少なくないかなと思いますが、データ上、自動車の保有台数は年々緩やかな増加傾向にあって、地域で暮らす人に話を聞いても複数台所有は当たり前(もはや成人した際のプレゼントが車というケースもある)

1人乗りというユースケースが尖りすぎているという点についても複数台所有時のサブカーになりやすい軽自動車の場合、60-80%が1人乗りでの利用という現状があります。

特に地方の場合、車の複数台所有に持ち家のローン、子育て等、固定費が高くなりやく、その中で実態に則した形で固定費の削減に貢献できる可能性があったり、車そのものが小型化することで、地方の細い道であっても、通れる、すれ違いができる等、EVでの環境への貢献だけでなくユーザーにとって提供できるメリットが多くあるのではないかと思っています。

実はチームの皆さんとは設立前からお話をさせていただいていて、リリースにも書いた気がしますが、ターゲットの解像度が上がっていくスピード、サプライヤーさんの巻き込みスピード、知識のキャッチアップスピード全てが早く印象的でした。

地域の起業家、新規事業担当者向けPodcast「LEAP」配信開始

2023年12月に始めた取り組みですが、中四国・九州エリアに焦点を当てた、地域の起業家、新規事業担当者向けPodcast「LEAP」の配信をスタートしました。

パーソナリティは僕と、01 Booster Capitalの立山さんの2名でやっていて、毎週火曜日にSpotify、Apple Podcast、Amazon Musicで配信しています。
24年初回の配信は1/9を予定しておりますので、よろしければ下記より視聴、フォローお願いします!

取り扱う内容としては地域のスタートアップニュースであったり、地域の起業家、新規事業担当者の方にお越しいただいてのディスカッション、また、リスナーの方にとって参考になりそうな経験を持たれていそうな方をゲストとしてお招きしてのディスカッション等を配信しています。

2023年9-12月投資関連データ紹介

ここからは、投資活動に関するデータを共有させていただこうと思います!

接触企業の属性分布

昨年接触させていただいた会社に関す属性分布をまとめてみました。
左から順に、「誰向けに」「どんなサービスを」提供している企業という感じで見ていただくと良いかなと思っていて、一番右のファイナンスステージは接触させていただいた段階で弊社判断でどのステージかを定めたものになります。

提供先業界については基本、toC以外は全てtoBなのですが、toBと業界名で分けているのは、個別業界名になっているのが業界特化、toBとなっているのは複数業界にまたがるorその可能性が高いものという感じで切り分けています。
なので、基本的にお会いしている企業のうち7割ほどはtoC以外という感じです。

ステージに関してはPre-Seed~Seedで7割くらいですが、起業家さんなどからのご紹介でSeriesA以降の起業家さんとお話しさせていただくこともあり、約25%程がSeriesA以降という結果になっています。

HPからの面談依頼返信率は100%

資金調達や事業ディスカッションに関するMTGは、SNSやご紹介、イベントなど様々なチャネルからお話をいただいておりまして、HPもそのうちの1つのチャネルになります。

ざっくり12%程がHPの問い合わせフォームからのご連絡で、まだまだ出来立てのVCなので多くはないですが、HPから頂いた起業家さんからの資金調達や事業ディスカッションのご連絡は必ず返信させていただいております。

一部投資検討を控えさせていただいている領域もあるので、ご連絡いただければ全てMTGをセットさせていただいているわけではありませんが、必ずお返事をさせていただくようにしております。

共通のつながりなどからのご紹介などの方がより確実ではあると思いますが、返信率100%は引き続き維持していきたいと思っておりますので、紹介のルートはないけれどという方はぜひ弊社HPの問い合わせフォームよりご連絡ください。

面談依頼返信までの平均日数は1.29日

実は返信までの日数も参考までにデータで残しておりまして、この年末に始めて集計をしてみたのですが、問い合わせをいただいてから平均1.29日でお返事させていただいております。(問い合わせをいただいてから24時間以内のものを1日としてカウントしています。)

基本的には1週間以内の返信ということで問い合わせフォームには記載していますが、できる限り早めにお返事するようにしています。
今後も1.5日未満を維持できるかは正直なんとも言えないとは思っていますが、引き続き短い期間でお返事できるように仕組化していきたいなと思っています。

2024年について

弊社のファンドは23年に組成したばかりのファンドです。
もちろん24年も生き続きファンドレイズ活動は行っていきますが、今年は丸々1年投資活動を行える初の1年でもあります。

まずは起業家の方や起業予定の方に弊社のことを知っていただくところからではありますが、投資も積極的に行っていければと思っております。

資金調達や調達はまだ先だけど事業のディスカッションをしてみたいと思ってくださった方、ひとまずファンドについてもう少し詳細を聞きたいぞと思ってくださった方、ぜひ弊社HPよりご連絡いただければと思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?