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【RIZIN】朝倉未来選手VS斎藤裕選手

2021年の年末に行われたRIZIN。
Youtubeに試合動画があったので、「朝倉未来選手VS斎藤裕選手」の戦いを見ました。



※以下、試合ネタバレを含みます。


激しい戦いの末、斎藤選手が血を流す場面がありました。
斎藤選手が血を流しながらも、朝倉選手に立ち向かっていく姿をみて「なんで、ここまでして戦うんだろう。。」と思いました。
お客さんの歓声?試合だから?色々、考えましたが、斎藤選手の魂・プライド・執念といった本人の内側にあるものが、斎藤選手を奮い立たせている気がしました。


普段は格闘技を見ないので、技や攻め方に対してあれやこれや言う事はできないのですが、朝倉選手は、距離を取って攻める。斎藤選手は最短距離で攻める。といった形に見えました。

しかし、斎藤選手が血を流した直後、朝倉選手は斎藤選手を抱え込みリングの端に寄せる場面がありました。
これまでの攻め方とは、全く違いました。

・後半は、最短距離で攻める。

・自分の土俵(距離をとり攻める)ではなく、斎藤選手の土俵に、上がって攻めていく方向に切り替えた。

そのような作戦や思惑があったのかもしれません。
しかし、僕にはその場面が「一旦、ここで回復しろ。最高の状態で男の男の勝負をしようぜ。」という男性なら一度は言ってみたいセリフを表しているように見えました。

結果、朝倉選手の3ー0の判定勝ちで戦いを終えました。
試合が終わると、2人は抱き合い、耳元でお互い何かささやいていました。
表情や口の動きから「ありがとう。最高の試合でした。またやりましょう」そんな言葉を交わしているように見えました。

正直、僕はこの試合を見る前まで「格闘技反対派」でした。
殴り合いをみて、観客は歓声をあげる。ローマのコロッセオの再来じゃないか。

しかし、今回の試合をみて、思いました。
試合前には敬意を抱き、試合中はお互いの全てをぶつけ合い、試合後は感謝の気持ちを伝え合う。
格闘技は、とても素晴らしいものでした!

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