見出し画像

ハチドリは中空で正鵠を射抜く


 皆さん、こんにちは。ミステリとかSFっぽいタイトルになりましたが、むしろリアルなノンフィクション・レポート回です。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。ノンフィクションとい言えば、


 (´・Д・)」 『カッコウは
 コンピュータに卵を産む』



 ってノンフィクション小説がありまして。ええ。
 ずいぶん昔に読んだので、記憶はあやふやですが、めちゃくちゃ面白い内容でした。

 とある天文学者が、研究室の会計をしていると、通信費に50セント程の狂いを見つけてしまった。
 大した事ではないが、研究者としては何となく捨て置けずに調査を開始する。
 原因は、外部からの侵入。
 つまり、ハッカー(クラッカー)が研究室のネットワークに侵入しているのだ。
 一体誰が何のために? 超一流大学ならともかく、天文学の研究室に侵入する意味や目的は?
 追跡調査を進めるに従って明かされる真実。
 それはー、天才的ハッカーがこの天文学研究室をカモフラージュに使って、別のネットワークに侵入しているー!? して、その侵入先は、


 米国国防省ペンタゴンー!?


 研究者はペンタゴンに電話で事情を話し、対策を請うものの、「うちのファイアウォールは完璧だよ」と取り合ってもらえない。
 仕方なく調査を続行していると、次第に見えてくるハッカーの正体。
 そんなある日、1人の男が研究室を訪ねて来たのだ。その男の正体はーーー!?


 と言う、「事実は小説よりも奇なり」系のノンフィクション小説です。ワクワクしますね。
 今回のタイトルが、「ハチドリは中空で正鵠を射抜く」は、どちらかと言うと「流れよ我が涙、と警官は言った」的なのを意識してたんですが、結果として「カッコウはー」に似てしまっただけである。特にパロディを目指した訳ではない。



 今回の話題は、「イヤーワーム現象」である。
 イヤーワームと言っても、ピンと来る人は少ないのではないだろうか。どうでもイイけど、イヤーワームってカタカナで書くと、ニンジャスレイヤーっぽいな。うん。どうでもいい。

 イヤーワーム現象と言っても馴染みは薄そうだが、この言葉に聞き覚えはないだろうか。


 (´・Д・)」 ディラン効果。


 この言葉にも聞き覚えのない人のために、身も蓋もなく解説すると、


 (´°Д°)」 あの音楽が!
 脳内で流れ続けて
 消えてくれないんだよォ!


 って状態である。おそらく誰しもが体験しているアレだ。
 大同小異ではあるが、イヤーワームはそう言った「強迫観念症」で、ディラン効果は現象そのものを意味する模様。ちなみに、語源はボブ・ディランの「風に吹かれて」が多くの人の耳、いや、脳裏にこびりついて離れない事からだそうだ。

 ワタクシも音楽好きなので、しばしばこの現象に悩まされるが、ある時に『気になった』事があり、調査を開始したのである。

 そう。気になる事とは、


 (´°Д°)」 ディラン効果に、
 法則性はあるのだろうか?


 という事である。
 そんな訳で、日常を過ごす中において、


 (´°Д°)」 駄目だ…
 今日はこの曲が、脳内で
 ヘビーローテーションしてる…


 って時に、なるべくメモを取るようにして、可能な限りその「アーティスト名」「曲名」「ジャンル」を記した。
 なお、ワタクシが好む音楽はヘヴィメタル/ハードロック/プログレッシブ・ロックである。
 そして、調査を開始して約1ヶ月。メモは割と膨大な量になってしまった。膨大すぎるし、結果が割と、なんか恥ずかしい事になってしまったの(と、メモの半分が操作ミスで失われたの)で、仔細は伏せたままにしておくが、

 ワタクシの脳内ヘビロテの第1位(ジャンル)は、


 (´°Д°)」 なんと、

 アニメソング


 だったのである。

 (´・Д・)」 マジで。


 そして2位は、

 CMソング。


 ※ CMで使われた曲も含む。


 3位は、

 アイドルソング。



 (´・Д・)」 アイドルに興味ないのに。

 4位からはドングリの背比べだが、

 歌謡曲(J-POP含む)、メタル、ハードロック、洋楽POP、映画音楽などなど。
 そして、その結果に納得いかないワタクシは、データと睨めっこして気付いた。

 実はワタクシ、ほとんどアニメを見ないのだが、子供の頃はロボットアニメやヒーロー特撮を噛り付くように観ていた。
 つまり、「三つ子の魂百まで」とか言うヤツである。子供の頃の方が記憶力が強いし、何と言っても刷り込み効果は大きい。
 そして、昔のアニメは1年間の放送で、途中で歌が変わったりしないのである。しかも、記憶に残る、わかりやすいフレーズが多用されているのだ。

 (´・Д・)」 そりゃ脳裏にこびりついてる訳だ。


 2位のCMソングも同様。特に、CMで流れてる部分は最もキャッチーなサビの部分。割とサビの部分しか知らないので繰り返し速度が半端ない。つらい。

 3位のアイドルソングも同じである。結局同じ曲を聴かされ続けるから、ディラン効果に陥りやすいのだ。
 昭和歌謡のアイドルソングならまだしも、比較的最近のアイドルと思われる(知らないから断定できない)曲が自動再生される。
 アイドルソングがあんまり好きじゃないから、これも結構つらい。

 そして、気付いてしまったのである。

 メタルやハードロックの曲は脳内に流れ続けても、不愉快じゃないから、

 

 イヤな意味で記憶に残らないのである。




 更に、なぜ大好きなメタルやハードロックが脳裏に焼き付かないのか。

 そう。


 (´°Д°)」 英語だからである。


 (´°Д°)」 英語の歌詞が自動再生されるほど英語力がないからである。

 これでも、大好きな曲は歌詞を暗記してたりするのだが、それは自動再生されない。

 と言うのも、ディラン効果は、

 鼻歌レベルで
 再生されてこそ
 ディラン効果なのだ。


 (´°Д°)」英語の歌詞を記憶から引っ張り出して、歌詞の意味を考えたりしてたら、自動再生されにくいのだ。


 (´・Д・)」 他の人は知らんけど、
 ワタクシの場合はそんな感じである。


 なお、ワタクシの英語レベルの低さを説明すると、


 鼻歌を英語に訳すと、
 ハミングなのだが、


 プロレスや格闘技が好きだったので、


 目潰しサミング
 混同してたぐらいである。



 なので、ここでタイトル回収しますが、ハチドリを英語に訳すと、


 ハミングバードなのですけれど、



 (´・Д・)」 ハチドリが、
 目潰してくる攻撃的な鳥
 って勘違いしてた。



 ※ なお、サミングはディオ様のように親指を眼に抉じ入れる反則技。ハミングは「蜂の羽音を意味するハム」である。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、ワタクシの英語力に同情するなら投げ銭(¥100)をください。
 なお、この先はサミング(目潰し)について少々書かれています。


ここから先は

105字

¥ 100

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。