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カラテカ


 皆さん、こんにちは。マリコ姫の姫って何なんだよ。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。皆さん的に「カラテカ」と言ったら、何を思い浮かべますか?


 (´・Д・)」 空手家ですか?
 ファミコンのゲームですか?
 それともお笑い芸人ですか?


 カラテカ。もちろんの事、どれ思い浮かべても構いません。てか「空手家」から着想を得たゲームが「カラテカ」であり、そのゲームから着想を得たのがお笑い芸人の「カラテカ」です。
 つまり、どれを思い浮かべても一緒なのです。(暴論)

 まあ、カラテカって言ってんのに「アステカ」やら「がきデカ」や「カステラ」「カンテラ」なんかを思い浮かべられるとちょっと困りますし、お笑い芸人の方にしても、


 (´・Д・)」 入江の方は
 問題起こして
 クビになったじゃん。


 とか、

 事実上コンビとしてのカラテカは消滅して、矢部の方が「カラテカ矢部」の芸名にしてるだけだよね? とか言われると、


 (´°Д°)」 入江の詐欺の
 話はやめてあげよう?


 ってなるので「空手家」か「ゲーム」か「お笑い芸人」ぐらいにとどめておいて下さい。
 まあ、芸人が自らのコンビ名にするぐらい「カラテカ」というゲームは特異だったことは間違いないだろう。


 (´・Д・)」 アクションゲームなのに、
 戦う前の一礼を欠かすと、
 ボコボコにされる謎仕様なのだ。


 世間的にはいわゆる「クソゲー」の1つとしている名高く、まあ、実際にやってみりゃわかるが、割と一瞬で、


 (´°Д°)」 紛う事なき
 立派なクソゲーだわ。


 ってわかると思うが、ただのクソゲーならば、現代にまで語り継がれる事はなかっただろう。この「カラテカ」 なぜか妙に、


 (´・Д・)」 ぬるぬる動くの。


 歩き方、走り方、殴る蹴る、倒れる、一礼する。その動きのどれもが、妙に艶めかしく、当時のコンピュータゲームとしては異例なほどモーションが細かいのだ。

 それもそのはず、同じくカルト的人気を誇り、ぬるぬる動くんだけど、理不尽な仕様であっさり死ぬ事で知られるアクションパズルゲーム「プリンス・オブ・ペルシャ」のジョーダン・メックナーが「カラテカ」の製作者なのだ。
 多分、メックナーは昔からぬるぬる動くフェチ。

 つまり「〜ペルシャ」の原点。しかも、戦闘システムは何よりも「相手との間合い」を重視した対戦格闘アクションゲームの先駆けのような駆け引きがある。
 もう少しだけ操作性と操作感が良く、防御の概念と「ステップイン」「ステップバック」の動きさえあれば、充分に面白いゲームになれたはずなのだ。
 当時のコンピュータゲームなので、容量の問題から表現したかった諸々がスポイルされたり、実際のゲームがつまんなかったりする(ゲームとしては致命的だ)からクソゲーなのは事実なんだけど、後世に与えた影響は大きい。

 まず、対戦格闘ゲームの先駆けであり、ベルトスクロールアクションゲームの先駆けとも言える。いや、カラテカがなくとも「スパルタンX(アイレム)」「イーアルカンフー(コナミ)」「空手道(データイースト)」「アーバンチャンピオン(任天堂)」は発売されてたと思うので、あんまり影響がなかった説はあるが。奇しくもほとんど1984-1985年製。

 しかし、ヒロインのマリコ姫をさらった敵のボスの名前が「アクマ」
 これは明らかに海外版ストリートファイターシリーズの「豪鬼」の名前「アクマ」と一致する。影響下にあると見て間違いないだろう(?)

 また、トンチキな日本感を背景にしたり、戦う前に「一礼」しないと敵が激おこと言う謎システムがなければ「ニンジャスレイヤー」は生まれなかったと言える。これは重要。

 そして、あさいもとゆき先生の漫画「ファミコンロッキー」で「スパルタンX」の、


 (´°Д°)」 真のラスボスが
 ヒロインのシルビアである!


 という伝説のデマの元ネタなのである!


 いや、あさい氏が元ネタにしたかは不明だが、アップル版「カラテカ」では戦闘態勢のままヒロインのマリコ姫に近付くと蹴り殺される。(マジで)

 他にも、主人公が崖から這い上がって来たところからゲームがスタートするなんて、もはや「鉄拳」シリーズがオマージュしているとしか考えられないし、ゲーム上、最強の敵が「鳥」ってのも、バイオハザードで「カラスが最強」ってあたりがリスペクトしているに違いない。


 (´・Д・)」 無関係な
 気もするんだけどね。


 で。なんで突然カラテカの話を始めたかと言いますとですね。ええ。
 なんか子供の教育の一環として「空手をやってれば、周囲に怒らせると怖い」と思わせられるって話が物議を醸しており、また、年少の女児に対し、大人と組手をしている姿が「これは児童虐待だろう!」みたいな話も見てしまったからである。

 一応、経験者であり、格闘技や武道が好きなワタクシに言わせれば、


 (´・Д・)」 あほくさ。


 の一言で終わる話なのである。
 正直言って、空手を習わせる理由や、空手を始める理由なんて、


 (´・Д・)」 なんでもいい。


 本人や親が選ぶ事であり、部外者は引っ込んでろ。って話だ。
 ぶっちゃけ「イジメ」なんてのは「いじめる奴が悪い」って事は動かせない事実である。
 そりゃ「いじめられる方にも原因はある」って説もあるし、実際にそのケースはあるだろうが、だから「いじめていい」なんて道理はないのだ。
 無論、他人をいじめるような子供に育てない事は大事だ。誰かをいじめるぐらいなら、いじめられてる方がいい、という心優しい人間がいてもいい。
 しかし、


 (´・Д・)」 いじめられて
 良い事なんてないんだぞ?


 いじめないように、いじめられないように育てるのは大人の仕事。
 中には、いじめられた事をバネにして、大きく成功した人間もいるだろう。しかし、多分そいつは、いじめられなくても成功してた。あるいは、いじめられてなきゃもっと成功してた可能性は高い。
 実際、いじめられた事が原因で不登校になったり、社会に復讐したなんて例もある訳だ。
 なので、親や大人が、いじめるぐらいなら、いじめられる方がいいなんてのは、


 (´・Д・)」 問題外。


 子供本人がそれを選ぶなら自由だが、そんな思想を押し付けられても困るわ、って話だ。

 で。大人vs女児の組手だが、


 (´・Д・)」 本気で
 やってる訳ねえだろ。


 体格差、体重差を考えたら、一方的な虐殺で終わる。女児が蹴られて吹っ飛んでるように見えるが、「吹っ飛んでる」から平気なのである。
 いや、これは少年漫画にありがちな「自分から飛んでダメージを減らした!?」ってのじゃなく、本気で蹴ってたら、その力は後方に逃げないようにする。


 つまり、ダメージを与えるように蹴るのではなく、後ろに押し退けるように蹴ってる。


 確かに、体格差や年齢差を考えると虐待に見えるかも知れないし、大人側が実際にどの程度手加減しているかはわからない。
 しかし、これが児童虐待とか言われると、格闘技なんて全部廃止した方がいいレベルだ。

 そりゃ、あんたは違うかも知れないし、そうじゃない人は沢山いるかも知れない。だが、多くの人が忘れてるだけで、

 (´・Д・)」 子供ってのは
 案外、好戦的な生き物なのよ。


 我が強くて、我慢が利かず、強いとか、かっこいいを真似したがる。
 子供が武術を始めるなんて、親の選択以外では、「かっこいいから」「強くなりたいから」「殴りたい奴がいるから」が本音よ?

 お前さんに「モテたいからギターを始めました!」とか「格好良さを追求して中二病になりました!」とか「モテたくて凝り始めたら、痛いファッションになってました!」とかどんな経験があるなら、それと一緒。

 (´・Д・)」 ね?

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 なお、この先には、どうでもいいけど重要な「カラテカ」の話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。