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けだものフレンズ


 皆さん、こんにちは。け、けだもの〜〜〜!!(平松伸二風に) 木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。先日、知人の猟師さんから「鹿肉」を頂いたので、知人を集めて、


 (´°Д°)」鳥獣ジビエを貪る会


 を開催いたしました。
 頂いた鹿肉が見た感じで骨込み3kgぐらいあったので、イヤッホゥと喜んで受け取ったところ、手に持った感触から、


 (´・Д・)」骨抜きで3kgぐらいあった。


 こりゃ、会としては3人ぐらいで小ぢんまりと開催の予定が少しだけ規模を大きくして、ワタクシを込みで4人って所かな? と参加者を募集していたところ、再び猟師さんから連絡があり、


 (´ ▽` ) イノシシも
 獲れたけど食べる?


 と連絡をいただき、しかも、そのイノシシ肉が5kgぐらいあって、


 (´°Д°)」 ワタクシ込みで
 5人でも余るのでは、、、?


 って状態になり、途中参加込み、ワタクシ含め計7人で、猪(シシ)&鹿(シシ)肉会を開催しました。
 ぶっちゃけ最初は野菜やご飯なども併せて用意しようと思っていたのですが、


 (´・Д・)」まずは
 肉を食い切らねば。


 という事で、猪鹿焼肉パーティになりました。はい。用意した野菜はキャベツやレタスなどの葉っぱのみ。
 後は塩をはじめとし、醤油、ポン酢、からし、わさび、ショウガ、にんにくなどの薬味を用意。後は酒でグイグイ行っちゃえ!ってなノリです。後先考えてません。
 1人1kgぐらいの肉をひたすら食い続ける、地獄絵図が展開する可能性もあったのですが、


 (´・Д・)」美味すぎて
 あっさり完食しちゃった。


 ワタクシはこれまで数々のジビエを食して来ましたが、歴代トップクラスの美味さ。
 ぶっちゃけ、ジビエの美味しさと言うのは難しい。
 と言うのも、野生の鳥獣ならではの「臭み」ってのがあり、これがジビエの醍醐味のひとつではある。しかし、これが強すぎると単純に「臭いだけ」なので、正直に言ってしまうと美味しくない。
 そして、逆に処理や調理で「臭み」を抜く事は可能である。だが、これを頑張りすぎると、ジビエの持つ特色も失われ、


 (´・Д・)」別に家畜を
 食えばイイんじゃね?


 って事になる。ワタクシはコレを勝手に「ジビエのジレンマ」と呼んでいるが、獣の臭みと獣の旨味はある程度、トレードオフの関係にあるのだ。
 実際、それを証明するために一度、同じ猟師さんからタヌキ(穴熊ではない正真正銘のタヌキ)肉を頂いた時、徹底的に臭みを抜いた「たぬき汁」と、臭み抜きをそこそこに留めた「たぬき汁」の2種類を作った。
 それを多くの人に食べてもらったが、ほとんどが「臭みを抜いた方が綺麗な味がして美味しいが、それなら豚汁でいい」という回答に染まったのである。
 で。熊肉なんかも味噌漬けにしちゃったら、別に熊である必要がなくなるし、トド肉カレーや猪肉のしぐれ煮なんかも同様だ。
 その点において、今回の肉は完璧だったのである。

 つまり、猟師さんの〆め方と解体処理、運搬、保存がほぼパーフェクトだったため、


 (´・Д・)」ただ焼肉にしただけで
 臭みがなく、獣の味が損なわれていない。


 実際、参加者のほとんどが「塩で食うのが一番美味い」と口を揃えて言ったレベル。まあ、量が量だけに、わさびやニンニクや大根おろしは活躍したが。
 それぐらいに臭みがなく、ジビエの味が生きていた。激ウマ。

 ちなみに、驚いたのは「火を通しすぎても肉が硬くならない」事である。
 なお、猪肉はけっして柔らかくない。しかし、筋張って硬くなったり、パサパサしたりしないのだ。そこそこ高級な牛肉でしか起きない現象が、野生の猪で起きている。不思議。
 で。間違いなく肉は硬く、噛んでいると顎が疲れるのだが、それは美味さを損なっていない。
 近いところでは、高級な地鶏だろうか。つまり、弾力があってみずみずしく、噛み応えがあり、噛むほどに味が出てるので、それが苦痛にならない。

 また、鹿肉は参加者から「柔らかい」と絶賛されていたが、ワタクシに言わせれば「柔らかい」のではなく、「しなやか」なのである。
 先ほどの猪肉との違いは確かに「硬さ・柔らかさ」だが、やはり弾力があって、みずみずしく旨味をたたえているのだ。ぐにゃぐにゃ、ふにゃふにゃした柔らかさは皆無なのである。
 しかし、それでいて歯切れがいい。こりゃ美味いわ。

 という訳で、相当にハイレベルな猪鹿焼肉大会だった訳だが、本大会の合間に交わされる、


 (´・Д・)」 会話の内容が
 相当に低レベルだったのよ。


 そりゃね?


 (´°Д°)」肉! 酒!



 だし、参加者全員が男なので、当然知能指数が下がるのも致し方ない部分はあるだろう。いや、何と言うか、知能指数はけっして低くないし、会話の内容に品がない訳でもないのだが、


 (´・Д・)」不謹慎な
 笑いが多発したのである。


 間違いなく面白いんだけど、世間的にはそれで笑うと人格を疑われるジョークってあるじゃないですか。〇〇とか〇〇〇〇とか〇〇〇とか。

 ※ 重要な注意事項。以上のような不謹慎な笑いが止めどなく溢れてくる会でしたが、参加者の1人であるクラフトコーラの社長だけは終始冷静沈着で、何ひとつ不謹慎な事を言いませんでしたので、その点は誤解なきようご注意ください。

 まあ、計7人の参加者のうち、社長を除いた6人だけが不謹慎なネタを振りまき、社長を除いた6人だけが大爆笑する形だったんですよ。ええ。


 (´・Д・)」そこで、ワタクシはふと思い出したんです。


 以前、東京で知り合った別の猟師の方から、「犬の餌」としての「鹿肉」(干し肉)を頂いた事があったんですよね。
 で。貰ったはいいんだけど、ワタクシ、犬も猫も飼ってない。
 なので、ワタクシの散歩道によく出没する老齢の地域ネコにあげたんですけれど、普段は、


 にゃ((*ΦωΦ)੭ꠥ⁾⁾ エサにゃ!


 ぐらいのテンションの爺ネコなのに、鹿肉をあげた途端、


 クワッ!(^ΦωΦ^) 獲物じゃ!!


 びっくりするぐらいの勢いで、がっつきまして。ええ。
 普段のヨボヨボ具合は何処に行った? って程に野生を呼び起こされて興奮してたんですよね。シャー言うてたし。シャー(^ΦωΦ^)シャー

 まあ、人間と馴れ合うまでの野生の猫ってのは肉食の獣ですから、鹿肉を食って野生の本能を呼び起こされたんじゃないかと思う訳ですよ。ええ。

 そこでワタクシは思ったんです。
 ひょっとして、この日、社長を除いた全員がきわどいネタを連発し、しかもそれが大爆笑をかっさらって行ったのは、


 (´・Д・)」 本人らが、
 気が付いてないだけで、


 (´・Д・)」 野生化してた
 んじゃないのかな、って。

 (´・Д・)」 割とマジで。

 なお、この時に獲れた(食べた)イノシシってのが、実は、猟師さん曰く「10年に1度レベルの巨大サイズ」だったそう(写真を見せてもらったが馬鹿でかサイズ)で、肉はむしろ余ってるらしく、


 (´・∀・)」 追加分を
 もらっちゃったから、
 4月中旬に第2回開催!


 参加希望者は連絡を待つ。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、ジビエ好きもそうでない人も、投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には決して社長が言った訳ではない不謹慎なネタしか書かれてません。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。