さあ、始まるザマスよ! 行くでガンス!
皆さん、こんにちフンガー!! 木賃ふくよし(芸名)です。
この後、「うるさぁーい!!」と来るか、「まともに始めなさいよっ!」って来るかの分水嶺が待ち受けています。
皆さんはどっちでしたか?
え? ワタクシですか? そりゃワタクシは、
「( `ϖ´)」 シェ〜!
ですかね。おそ松くんが始まるザンスよ!?
いや、どっちも声が肝付兼太さんなんで、怪物くんとおそ松くんで一瞬混乱するんですけれども。ええ。
さてはて。ワタクシはザンスと言えば、やっぱりピアズ・アンソニイのファンタジー小説「魔法の国ザンス」が出てくる訳ですよ。
特に、村山潤一氏のカバーイラストが魅力的で、ワタクシが劇画好きになった要因の1つだと思われる。
しかし、今回の話題は、魔法の国ではない。
また、近年でザマスと言えば「ドラゴンボール」の続編に出てくるキャラクタだったりする。
ドラゴンボールの登場キャラクタと言えば、基本的に茶だの野菜だの楽器だの下着だのが名前のモチーフになっている訳だが、
(´°Д°)」 ザマスって何だ?
と思いきや、ザマスの師匠がゴワスで、
(´°Д°)」 語尾かよ!?
ってなった記憶がある。
実際、今まで50年近く生きて来て、「〜でごわす」とか言う人物に会った事はない。「〜ザマス」も同様だ。
「〜ごわす」と言えば、とにかく西郷隆盛が使っていた鹿児島弁というイメージがあり、フィクション内でも「おいどんは〜ごわす」みたいなキャラクタ(だいたいパワー系)が頻出するが、実際に使っている人はいるのだろうか?
いや、本題は「ごわす」ではない。ザマスだ。
ざます、ざんす。由来が九州弁だと明確にわかる「ごわす」と違い、「ざます」って何だ?
まあ、何で突然こんな話を始めたかと言うと、昨日のnote記事の冒頭の部分で、語尾に「ザマス」って言葉を使ったじゃないですか。
「おそ松くん」に出てくる「イヤミ」の語尾が「ザンス」だったり、「怪物くん」のドラキュラが「ザマス」だったり、「ドラえもん」のスネ夫のママの語尾が「ざます」だったりする訳ですが、
「だっちゃ」「にょ」「アルよ」ぐらい、実際には聞かない語尾であるポヨ。
まあ、「だっちゃ」は宮城県を代表として、富山、福岡などでも使用されている方言なので「ごわす」と同じパターンだろうニャ。「だに」とかも。そして、「にょ」とかは漫画やアニメ用に作られたネタだと思われるアルよ。
じゃあ一体、この「ざます」とは何なのか、疑問に思った事はないっピか?
実はコレ、謎の中国人キャラクタの「〜アルよ」よりは出典が明らかである。
では、「ざます」とは何なのか?
いきなり答えを言ってしまうが、この「ざます」の正体は、
ございますの短縮形。
実に単純な答えである。「〜でございます」が「〜でざごいます」→「〜でざいます」→「〜ざいます」→「ざぁます」→「ざます」となった、、、
、、、訳ではない。
いや、「木枯らし紋次郎」で「あっしにはかかわりのねえ事でござんす」と言われるように、野球部の「あーっしたー!」のような短縮形としての変化もあるのだが、それとは別の系統がある。
それは、
ありんす詞である。
ありんす言葉と言われても、わからない人が多いでしょうから説明すると、要するに、廓言葉。つまり、遊郭の遊女言葉なのでありんす。
今で言えば、風俗嬢の専門用語と言う事になりそうだが、どちらかと言うと、デパートのウグイス嬢の方が近い。
当時の高級遊女は高等な教育を施されていたため、客に対して無礼な言葉遣いはしなかった。だからと言って、高級遊女が客にへりくだる事もないのだ。そこで高級遊女である証として、好んで廓言葉を使ったのでありんす。
わっちが思うに、つまり「ざます」も高等教育を受けた証、というメタファー。あるいは、廓言葉そのものを高等教育と勘違いして使用する阿呆、というメタファーが含まれるのでありんす。
また、前述の短縮形としての「ございます」を慇懃無礼に使う人などが複合的な要因となり、趣味の悪い成金が「ざます」「ザンス」を使用するようになったのではないかと思いんす。
で。ここまでは割とアカデミックな話である。さほど下ネタではない。ここからが少々下ネタになる。
ワタクシは元来下ネタを好まないので、noteで下ネタを書くのは少々抵抗があるのだが、致し方あるまい。
別に「えっちなのはいけないと思います!」とか全然思ってません。ポルノ自体は好きだし。
ただ、関西人として生まれ育ったので、下ネタに頼るのはそれこそ「下の下」だろうと言うポリシーがあるので、下ネタを好まないだけだ。エロスはほどほどにな。
単に下品な下ネタは嫌いだが、ウィットに富んだ下ネタは残念ながら大好きである。
てな訳で以下は少々下ネタになるので、苦手な方はブラウザの戻るボタンを押すことをオススメしておく。
さあ、準備はいいだろうか? 行くでガンス! フンガ~!
で。何が下ネタかと言うと、
スネ夫のママだ。
スネ夫のママが「ざます」と、廓言葉を使っていた理由を考えてみたのだ。
吉原が売春禁止法で遊郭の長きに渡る歴史を閉じたは1956年。そして、ドラえもんの連載開始が1969年である。
のび太たち子供の年齢は10~11歳なので、当時の結婚適齢期を考えると、親は40歳に届かないぐらいだろう。(のび太の母は38歳)
つまり時代的に考えると、スネ夫のママは、末期吉原で遊女だった可能性があるのだ。
うむ。まだまだアカデミックな話だな。
で。スネ夫パパは割と金持ちである。
つまり、スネ夫パパは、末期吉原でスネ夫ママを見初め、身請けしたのではないだろうか。
身請けの金額は江戸初期から昭和の遊郭廃止まで、時代で大きく変化しているため、単純には計算できない。
最高位の遊女であった「太夫」などは、数億円にも登る身請け金だったと言われている。
非現実的な金額のようにも思えるが、銀座のNo.1キャバ嬢が稼ぎ出す金額を思えば、無茶苦茶な話でもない。
もっとも、これは例外的な人気遊女である「太夫」に限られるため、格子女郎(または天神)、散茶女郎、局女郎、端女郎または切女郎と位が下がる程に身請け金も落ちる。
この女郎の位も時代によって変化しているので、一概には言えず、また呼出、昼三、附廻、座敷持ち、部屋持ちと言った格が生まれたりもしました。
また、夜鷹や辻君、惣嫁などと呼ばれる遊郭の外でおこぼれに預かる(遊郭は相当な金持ちしか行けない時代もあり、遊郭の外で半自主的に客を取る)遊女もいたが、こちらは話から外れるので割愛させてもらう。
そもそも遊女には、色んな理由から遊郭へ送られて来た事情があり、その多くの割合を占めたのが借金であったとされる。
話を戻すと、つまり、身請けには少なくとも「借金を返す」必要があったのだ。
「太夫」まで行くと教育費や衣装代も投資されているため、引退までに稼げる金額の予測もあっただろう。身請け金が億単位になったのも無理はない。
この手の法則は、位が落ちるにつれて金額が半分以下になるものが多いので、格子で数千万円、散茶で数百万円ぐらいだったのではないだろうか。
この円換算も昭和と令和では価値が違うため、簡単には言えないが。
で。大変失礼ながら、スネ夫ママはどう見ても器量好しではない。少なくとも、作中ではそーゆー位置付けである。
また、廓言葉を無理して使ってる感じやら、教育ママっぽい側面、成金趣味な所を見ても、高級遊女ではなかったと推測できるだろう。
同時に、廓言葉を使いたがる面や、教育熱心だったり、子離れが出来ていない点などから、最下層の遊女でもないと言える。
また、息子の名前に「夫」を付けているのも、太夫への憧れがあったからではないのか。
ちなみにスネ夫には「スネツグ」という弟がいるが、養子に出されている。この辺りのドライな感覚も、遊郭出身ならではではないかと思うのだ。
そんな訳で、実に下衆な勘繰りでしかないが、スネ夫ママは散茶ぐらいの格の遊女だったのではないかと想像するのである。
つまり、スネ夫ママは会いに行ける遊女だったのでありんす。
そして、スネ夫パパはお金で奥方を買い取ったのでありんすよ。
(´・Д・)」 いや、
全部さっき考えた
でまかせですけどね?
(´・Д・)」 コレが岡田斗司夫だったら、自分の考えた設定を公式の明かしていない裏設定だとか言い出すパターンですが、ワタクシのは全部でっち上げですからね? 信じちゃダメですよ?
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。