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Everybody わしゃコケた


 皆さん、こんにちは。But Everybody ワタクシゃコケた、木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 ええと。本日のお話は、実は昨日の続きなんですよね。ええ。

 まあ、お話的には全くもって繋がってないんですけれど。はい。

 じゃあ何が続きかと言うと、昨日のお話は、本日の本題に入る前の枕としてスタートした訳なのですが、ワタクシ、格闘技が好きなので、書き始めたら熱が入ってしまい、枕としては長くなりすぎたために、「もういいや」と思ってそのまま本編にしちゃっただけなんですれけども。ええ。

 で。そーゆー事情なので本日は早速本題に入りたいと思いますが、タイトルにある通り、


 (´・Д・)」 コケました。

 職場で。派手に。


 ご存知ない方のために簡単に説明しますと、ワタクシ、今現在、デパ地下でカツアゲ(ミンチカツ揚げ担当)をして糊口を凌いでおります。主な収入源はカツアゲなんですよね。

 で。その日もデパ地下の更に地下深く(デパ地下1階が食料品売場。地下2階に厨房設備がある)で地下労働に勤しんでおりまして。
 揚げたてのミンチカツを売場に運ぼうとしていた時のことです。

 ワタクシ、両手に番重を抱えておりまして。あ。番重ってのは食品とかを入れるデカい箱です。おそらく皆さんはコンビニやパン屋で見た事があると思われる、あの巨大で平べったくてスタック(重ね上げ)出来る箱です。
 網状になってるものから、折り畳み式のものまで色々ありますが、まあ、要はコンテナーボックスですね。

 いや、最近、履いてる靴の靴底が随分と磨耗して、少し滑りやすくなってる事は承知してたんですが、いかんせん金がないので、ホイホイと靴を買い換えられない。なので、もう一1、2ヶ月は粘るつもりでいた訳なんですけど、売場フロアの中でも特に滑りやすい箇所がありましてね。ええ。


 (´・Д・)」 ミンチカツを
 入れた番重を抱えて、
 売場に持っていく途中で、


 (´・∀・)」 見事に
 滑って転びました。


 そのコケかたたるや、割と芸術的だったんじゃないの? と思うほど一瞬で、


 (´°Д°)」 あ、滑った。


 と思った瞬間には、もう、床に叩きつけられてました。はい。
 自分で自分の姿を見た訳ではないのでわかりませんが、おそらく、脚が左に滑る、と、胴体が真下に落ちる、が見事なコンビネーション攻撃を決めまして。
 滑ってコケると言うと、


   ヽ○/ ズコーッ
  \\◻︎


 ↑ こーゆー転び方を連想する方がいるかも知れません。
 前のめりに「おっとっと」とコケる姿を想像を思い浮かべるやも知れません。
 しかし、今回は違いました。


  ○
 <◻︎>
     ‖


 こうやって番重を抱えて歩いていたところ、


  ○
 <◻︎>
  ← // ↓


 下半身が高速で左←に滑り、上半身も高速で真下↓に落下。
 空中に浮くとか、滑った瞬間にバランスを取るとか、そーゆー間がない。ノー・タイム。
 転びそうだから何をどうしなきゃとか、転んだからアレをこうしなきゃとか、ノー・シンキング・タイム。
 ↙︎とか↩︎じゃなくて、下半身が←で、上半身が↓です。なんか格ゲーのコマンドみたいだけど、ウメハラのレバー入力ぐらいの速度。
 「滑った」と思った時には、もうコケていたのです。
 その速さたるや、躰道の中野哲爾先生が卍蹴りを繰り出す時に沈み込むより速かった自信がある。
 歩いてたら、気が付いた時にはコケてた。何の抵抗もない。歩いtコケてた。これぐらいのスピード感。
 無我。無自覚。無抵抗。もうね、これは消力(シャオリー)を極めてたね、って思うぐらいの最短最速。
 自分は歩いてたつもりなのに、


 ビターン!
 _(┐「○_


 コケてた。
 あ...ありのまま今起こったことを話すぜ! 『おれはミンチカツを運んでデパ地下食料品売場を歩いていたと思ったらいつの間にかコケていた』。な...何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何が起きたのかわからなかった...頭がどうにかなりそうだった...催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ
 って、ポルナレフばりに意味不明。
 合気柔術で意味わかんない投げ方された時みたいに、気が付いたらコケてた。

 しかも、ワタクシ、番重を抱えてた訳ですよ。
 その上半身が番重ごと真下に落下。そりゃもう見事に、平たい箱が平らな床をブッ叩いた訳ですよ。


 スパーーーーーン!


 って、そりゃもう気持ちいいぐらいにデカい音を立ててくれやがりましてね?
 うん。番重って構造上、皿で言う「糸切り」部分があるから、空気を孕んで超デカい音がするんですよ。ええ。営業中のデパ地下食料品売場のド真ん中で。


 (´°Д°)」 超☆注目の的。


 (//∇//)\ いやん♡


 ものすごい音がしたから、皆がコケたワタクシを見てるのよ。こんなに注目を浴びるなんていつ以来? ってレベル。
 幸いなのは、デパートは其処彼処に売場ブースがあるから、余裕で50人超に音は聞こえてたと思うけど、実際にコケてるワタクシを見られたのは20人ぐらいって事ぐらいかな。うん。

 しかし、何が凄いってアナタ。


 ワタクシ、受け身を
 取ってたんですよね。


 ええ。受け身。
 いや、正確には受け身を取ったのか、ただ単にコケた体勢が受け身になってたのかは不明なんだけど、結果としては右肘で受身を取って転んだダメージを軽減してたんですよ。すごーい。

 さらに凄いのが、これも、職業意識なのか、ただ単にそのままコケただけなのかは不明なんですけど、


 番重を抱えたまま。
 ミンチカツは無事。


 ちゃんとフタしてたからね。してなかったら漫画みたいにミンチカツの雨を降らせてた所だ。

 まあ、偶然受け身の体勢になったのか、受身を取ったのかもわからないけど、お陰でワタクシ、派手にコケたものの、2秒ぐらいですぐさま立ち上がりまして。ええ。
 正確には右肘以外にも、右膝と右臀部を打ち付けてはいるんだけど、これは痛いだけ。右肘はかなり痛かったんだけど、立ち上がって歩くのには支障なかったから。

 てな訳で、派手に転ぶも瞬時に立ち上がる。スト2でダウンから立ち上がるより早かったと思う。
 しかし、派手な音で注目を浴びてしまった上に、瞬時に起き上がった姿が、


 (´°Д°)」 不気味


 だったのかも知れない。
 惣菜売場のお姉さん6人ぐらいに、


 (⁰▿⁰) …大丈夫ですか?


 って声を掛けられちゃった。


 ( ´∀`)ノ エヘヘ
 滑っちゃいました。


 と、苦笑いで早々に立ち去るワタクシ。不幸中の幸いだったのは、自分の売場が遠くて、同僚に見られなかった事ぐらいかな。
 いやもうね、自分の売場に着いて、そのまま何事もなかったかのように仕事しましたけれども。


 (´°Д°)」 超☆痛い。


 特に最も転倒の衝撃を支えた右肘が激痛。
 手首で支えてたら折れてたと思う。身体の中で最も強靭な肘でよかった。
 つまり、肘じゃなかったら骨折レベルなので、とにかく痛い。
 受け身を取れたのも格闘技経験があるからなのかも知れないが、この痛みに耐えられるのも、武術経験があるからだと思うのよ。うん。(この辺が昨日の続き)

 そして、そーゆー経験があるから知ってるんだよね。


 格闘技の試合中って、
 殴られても蹴られても、
 痛みは大した事ないのよ。


 いや、痛いのは痛いんだけど、あまり意には介さないと言うか、痛みで心が折れてダウンするとか、あんまりないのよね。
 鳩尾に食らって、呼吸ができなくなって動けなくなるとか、ローキック受け過ぎて、脚の機能が馬鹿になって立っていられないとかはあるのよ。脳震盪で倒れるとか。
 けど、痛いから倒れるってのは、ほぼない。


 痛くなるのはむしろ、
 試合終了後の話なの。


 おそらく試合中は、アドレナリンとか脳汁ドパドパ出まくりなのだろう。痛くても意に介さないし、そもそも痛みは相当軽減される。
 しかし、脳汁のバフ効果は試合とともに終了するのだ。

 コケた際のバフは、まず恥ずかしさとともに切れた。
 つまり、事故現場を離れて、仕事に戻ったあたりで激痛が走る。割と痛いわコレ。特に肘。

 しかし、それでもまだ小バフは切れていなかったのである。
 そう。仕事中は、それでも「仕事中」って事で痛みは軽減されていたのである。
 勤務を終えて、退勤ボタンを押した瞬間から、


 (´°Д°)」 痛ってえの。


 幸い、右膝と臀部は痛いぐらいで歩けないなんて事はないのだが、肘がヒビでも入ったか?ってぐらい痛い。まだ、曲げ伸ばしで激痛が走ったりはしないが、肘が何かに触れると泣きそうなぐらいに痛い。肘をつくとか無理。


 (´・Д・)」 もう
 3日経つけど、
 まだまだ痛い。


 そんな訳で、割と文章を書くのにも難儀してます。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、靴を買い換えられるように、投げ銭(¥100)待ってます。
 なお、この先にはワタクシの大予言が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。