皆さん、こんにちは。眼鏡をかけるとインテリやくざって言われます。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
　かけてないと、怪しい草の入ったビニールの小袋を売ってそうって言われます。

　(´･Д･)」 さて。

　本日のお話ですが、「アーケイン」を観ました。現在公開の３話まで。

　ワタクシは、アニメ作品、CG作品、漫画、ゲームなどにおいて、

　絵が綺麗って部分に
　魅力を感じません。

　いえ、絵が綺麗である事には魅力を感じますが、それが作品の評価に大きく影響することは、ほとんどありません。
　ものすごく悪い言い方をしますが、絵が綺麗ってのは、

　金と時間と
　人員さえあれば
　誰にでも出来るから。

　(´･Д･)」 だから、絵が綺麗って事に、絵が綺麗だなって以上の魅力を感じないのです。

　緻密な描き込みよりも、その絵から匂いを感じるか。
　動画枚数の多さよりも、少なくても躍動感はあるか。
　美しさを感じるよりも、汚くても説得力があるのか。
　見える画角が狭くても、世界の広さが感じられるか。

　ポーズ、構図、カメラワーク、テンポ。絵が綺麗なだけなら絵画やイラスト、写真や実写を楽しめばいい。そりゃ絵が上手に越したことはないだろう。
　しかし、漫画や動画である以上、「絵が綺麗」には「絵が綺麗」以上の意味を感じない。

　そんなワタクシが、

　「アーケイン」は絵だけで観るに値する作品だと思ってしまった。

　もうね、「動く絵画」でしたね。
　以前、「スパイダーバース」を観た時は「コレ、もう動くアメコミじゃねえかよ！！」と衝撃を受けましたが、それに匹敵するクォリティ。
　それがまた、絵画レベルの作画でぎゅんぎゅん動く。世界観の緻密な書き込みが、躍動感が、奥行きが、カメラワークが、怒涛の勢いで流れ込んでくる。
　流石に予算の違いはあろうから、スパイダーバースには及ばないが、とにかくセンスがいい。

　ワタクシがアメコミやカートゥーン、劇画を好むから言う訳じゃない。

　アニメが日本の専売特許とか思ってられるのも今のうちだけだぞ、と。

　それほどに「絵だけで観てられる」作品でした。
　ちなみに、物語は１,２話を観て「まあ、こんなモンか」と思ってたんですが、３話で怒涛の展開となり、正直面白かった。

　あと、どうでもいい情報だけど、このアーケインは「リーグ オブ レジェンド」ってゲームの映像化らしい。
　ぶっちゃけ映画「リーグ オブ レジェンド」(原題:リーグ オブ エクストラオーディナリー ジェントルメン)のスピンオフかと思って喜びのダンスを踊ってたのに、全然違った。けど、面白かったのでヨシ！

　※ リーグ オブ エクストラオーディナリー ジェントルメン…アラン・クォーターメンとか、ネモ船長とか、トム・ソーヤとか、透明人間とか、ジキルとハイドとか、司令Mが共闘するアメコミ。超楽しい。

　さて。そんな訳で「アーケイン」の宣伝はコレぐらいにしておいて。ようやく本日のお話です。
　先日も、夢を見た話をお届けしましたが、

　昨日もまた、妙な夢を見たのです。

　近未来と言うには、まだそう近くない未来。
　世界は謎のテロ組織に狙われていた。既存の科学力では解明できない兵器を使い、各国を恐怖に陥れるテロリスト。世界警察機構は、未曾有の危機に特別対策チームを設立した。
　チームはからくも倒した敵が持つ未知のテクノロジーを解析。
　及ばぬながらも対テロの戦力を手に入れたのであった。

　主人公は、そのスペシャル・アタックチームのエース。役職は室長。頭脳明晰で対テロのスペシャリスト。戦術、戦略、作戦と、暴力に訴えるテロリストどもを頭脳戦に持ち込んで叩き潰す！

　この主人公、見た目からして、クールなインテリ眼鏡である。(当然のことながらフレームなし眼鏡)

　某有名大学主席卒。科学者としても優秀ながら、その知能と知略を買われ、20代で世界警察機構にヘッドハンティング。たった2年で特別対策チームの室長にまでのし上がったのである。
　銀髪でクールで眼鏡で皮肉屋で、脳筋をことごとく馬鹿にして、まったく融通がきかない。
　バディもの刑事ドラマで言えば、頭でっかちのエリート新人というサブ主人公枠なのである。

　こーゆーのは大体において、ベテランのルーズで型破りな先輩となる相棒がいるのですが、

　この主人公さんは融通がきかなすぎて、部下や同僚が規則を破ったら即左遷。停職や謹慎で済む方が奇跡と言うぐらいに容赦がない。
　事務職だろうが現場だろうが、命令違反や無茶をした部下は即更迭。

　相棒なんか出来るはずがない。

　しかも、戦力では確実に劣る対テロチームを、知略でことごとく勝利に導くのである。

　相棒、まったく要らない状態。
　しかし、敵のテロ組織も一筋縄ではいかない。
　ことごとく先読みされ、煮え湯を飲まされ続けたテロ組織は、囮作戦で主人公を現場に引きずり出したのである。

　取り囲まれる主人公！ 罠だ！ 絶体絶命のピンチ！！

　だが、主人公は不敵に笑う。いや、冷笑と言った方が近い。

　「やれやれ。そろそろ業を煮やして、私を葬ろうと罠を仕掛けてくる頃だと思っていましたが、こうまで予想通りだと落胆を隠せませんね」

　そう。主人公はこの罠をも見通していたと言うのだ。だが、援軍が現れる様子はない。この窮地に救いは来ない。

　「随分な強がりじゃねぇか。護衛も援軍もナシで何が出来るってんだ？」

　「愚かな。対テロチームの室長であるこの私が、のこのこ１人で出てくるなんておめでたい事を考えてるんですか？ 目的は３つ。１つは顔見世です。貴方がたのボスに私の顔を見知っていただくこと。２つめは、私個人を狙う事の無意味さを知っていただく。ひとたび戦闘になれば、１人たりとも生かして返しませんから、今のうちに１人だけボスの所へ報告に帰りなさい」

　「生きて帰れるつもりかァ！」

　「３つめは、私を叩くために集めた戦力を根こそぎ叩き潰すことーーー」

　主人公はそう言って、眼鏡を外した。

　すると、主人公の全身が光に包まれーーー、

　変身したのである。

　黒髪のボサボサのとんがり頭。太い眉毛にどんぐり眼。鼻に絆創膏。ほっぺたに×の傷アリ。
　背も小さく、Tシャツに、赤いライフジャケット風の上着。

　そしてスニーカーにデニム地の半ズボンの、

　元気ハツラツな
　熱血少年に！！

　「うおおー！ いくぜ！ 悪党ども！！

　バーニングファイヤーパーンチ！！」

　拳に炎を纏ってテロリストをブン殴る。

　「バーストドリルキーック！！

　フレイムスラッシュチョーップ！！

　ブレイズヒートスピアー！！」

　って必殺技名を連呼しながら、バッタバッタとなぎ倒していく。
　無論、敵も普通にサブマシンガンとかで主人公を撃つんだけど、

　主人公は避けもしない。それどころか、

　「インフルエンザの注射の方がまだ痛かったぜぇ！！」

　だが、テロリストも、

　「万一に備えておいたが、コレを使う羽目になるとはな！！」

　と指パッチンしたら、

　地面が割れて巨大ロボット登場！！

　でも主人公も、

　「へへッ！ おいでなすった！！ それならこっちも！！

　来ぉーーい！！ メガフレアロボーーーーッッッ！！！」

　って叫んだら、月から射出されたロボットが瞬間で降下。いつの間にか乗り込んで、

　「ブリッツパンチラーッシュッ！！

　ボルケイン・パーンチ！！

　トドメだ！

　必殺！！豪炎輪！！」

　爆　　　発

　四　　　散

　噴き上がる炎を背景に勝利のポーズ。

　(´°Д°)」 なんだコレ。

　一方その頃、敵のボスが１人だけ逃げおおせた部下の報告を受け、

　「この所の失敗続きは、奴が原因か。
　少年の心が強いほどに力を増すーーー、

　ファイヤージュエル！

　この男の手に渡ったか、、、！

　面白いな。フフフ、フフハハハ！ ハーッハッハッハッ！！」

　って暗闇の中に笑い声がこだまして、

　(´°Д°)」 なんだコレ。

　って目が覚めた。

　(´°Д°)」 なんだコレ。

　でも結構面白かった。

　※ この記事はすべて無料で読めますが、不覚にも胸が熱くなった人は投げ銭(¥100)とかサポートをすべきだと思う。
　なお、この先には夢の原因と思しき作品名を紹介してあります。