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社会保険クイズ⑧~家計が心配な結菜さん~子育てにはお金が掛かる・・・

このコーナーでは、今までお話させてもらった話題などを題材にして、簡単なクイズを出題させてもらっています。

今回はその第8回目になりますが、そろそろマンネリ化してきたような気もしますので、このシリーズもあと1~2回にしようかなと思っています。

毎回、最初に問題となる事例を紹介して、その後解答と簡単な解説をお話する、と言うパターンで行なっています。

簡単な問題ですので、もしよろしければ一緒に考えてみて下さい。

1.主な登場人物

蓮(れん)くん・・・20歳
大学2年生。高校時代から同じレストランでアルバイトをしている。
仕事は楽しいが店長が厳しく、職場では怒鳴られることもしばしば。

陽葵(ひまり)さん・・・23歳
社会人3年生。大手企業に入社して3年目。
おとなしい性格で、自己主張が苦手。
残業が多いのが悩み。結菜さんの後輩。

結菜(ゆいな)さん・・・年齢不詳
陽葵さんと同じ会社に勤める新婚さん。勤続7年目。

2.問題編

今回は社会人7年目、昨年結婚し、先日出産した結菜さんに二度目の登場をしてもらいます。

それでは問題です。

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結菜さんは無事出産し、元々はすぐに会社に復帰する予定でいましたが、
子供が入る保育所に空きがないため、保育所に空きが出るまで、
会社を休むことにしまいした。

いつ保育所に空きが出るのかわかりませんが、休んでいる間の給料はもらえるのでしょうか??

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と言う問題になります。

出産後の育児休暇中の賃金についての問題ですね。

それではお考え下さい

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3.解答編

それでは解答にまいります。

以前にもお話しましたが、産後休業の56日(つまり8週間)が終わったあと、子供が一歳になるまでは育児休業を取得することができます。

育児休業は父母ともに取得できますし、二人が取得した場合には、子供が一歳二ヶ月に達するまでの間に一年間取得する事ができます。

この期間、会社は給料を払わなくても良いことになっているのですが、
育児休業では、開始から180日目までは給料の67%を、
それ以降は給料の50%相当の金額が雇用保険から支給されます。
これを「育児休業給付」と呼んでいます。

またこの期間は、以前紹介した産前・産後休業時と同じように、健康保険料や厚生年金保険料などは免除されますので、「給料の67%」と言ってもそこまで手取額が減ることはありません。

話が長くなりましたが、今回の解答としては、
「結菜さんは、会社から給料がもらえなくても、一定期間、雇用保険から手当金がもらえる」
と言うのが答えとなります。

育児休業には、このほかにも一定の場合には二歳になるまで取得が可能なケースもあります。
もし、詳しく知りたい方はコメントをいただければ、私の知りうる範囲でお答えさせていただきたいと思います。

皆さんは正解できましたでしょうか?

このコーナーでは毎回、このようなQ&A方式で、クイズを出して行きたいと思いますので、よろしければ次回もお付き合いいただけると嬉しいです。

それでは今回はこの辺で!


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