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拒否と禁と罰

私が人狼GMで建村 営村を通して作ってきた機能システムの中で大いに役立ったものですので紹介します。私は結構 信頼している制度機能システムです。
主に対面会と長期村で使っていますが、短期村や通話村……なんなら人を集める企画であるなら同様に使えると思います。


◆拒否

村で「あの人とは同村したくない」…いわゆる同村拒否はよくある話ですよね。
当村ではGMに「~さんは拒否」と裏で一言 伝えていただければ控えています名簿リストに拒否関係を記録します。

この際に拒否の理由は不問ですので訊きません。
拒否する理由も程度も様々ですが、まぁ誰かには誰かの不都合がある訳です。それをGMが裁量するのは手間ですし下世話ですので拒否申請は無条件に受け付けます。
又、拒否の解除申請も無条件に受け付けています。

拒否を受け付けましたら以降、申請したPLと拒否されたPLは同村を避けます。村が複数件 建っているなら別々の村に分けて案内しますし、分けて案内できる村がないなら後から参戦希望したPLは参戦を断ります。
対面村なら同会拒否か同村拒否かを伺い対応します。
長期村の場合、観戦GLは参戦PLより後の入村になるので参戦PLに拒否関係のPLがいる場合には そちらの村への案内を控えます。

そして拒否申請したPLと拒否されたPLの双方に「拒否点」を1点ずつ与えます
拒否は解除できますが、一度 付いた拒否点は解除できません。
尚、同じPLを何回も拒否したとしても拒否点は一括1点で計上します。

◆禁則

各会 各村ごとに禁止事項が設けてあります。当たり前ですが。
これを破ると「罰点」が与えられます。
基本は1点ですが、重度のものは2点以上を与えます。

◆罰則

拒否点と罰点の累計点により、以下の罰則を設けています。
・3点:警告
・6点:1年間の参加停止
・9点:参加永久停止

随分と簡潔にしました。
尚、対面会と長期村の両面で参加している方は合算します。

↑以上が これまで運用してきた制度システムです。
↓以下、今後 追加で実装して運用する予定の制度システムを載せます。

◆暴れ行為への対応策

・規定

「暴れ」とは暴言 暴論 暴行 暴挙を指しますが、主には暴言か暴行と捉えてください。(暴論と暴挙は珍しい事例ケースですので)
暴れに該当する行為は以下の通りです。

大前提にある「同村者に敬意を」に反し…
・相手や周囲の人物を攻撃をする意志が明らかな言動 行動
・相手や周囲が不快や脅威を感じるのが明らかな言動 行動

…この2つに該当すると判断した場合です。

よく見逃される行為として、「怒鳴る」のは暴行、「不貞腐れる」のは暴挙です。
暴言は言葉選びで一見して判断できるものが多く、逆に暴論は判断が難しく時と場合によるケースバイケースので注意が必要です。

実際に該当するかはGMが判断しますので時々のGMにより基準が変わりますが、その村の裁量の一切は担当するGMに任せています
「別の時は許された」は罷り通しませんので、ご注意ください。

・通報と異議

上記の暴れ行為には参加しているPL GLの誰もが常に「通報」する権利があります。
ただし通報には注意点があり、PLがPLを村中に通報する場合、「もし狼同士であっても通報する自信があるか」を尋ねます。これを肯定できる場合のみ通報を受け付けます。
通報が1人のPLに対し2件以上 起きた際、要件をGMが裁量し、通報が正当/妥当と判断した場合に1点以上の罰点を与えます。

この罰点に対し、異議申し立てができます。異議申し立ては本人からのみ受け付けます。
異議申し立てにより撤回された場合は罰点-1、撤回されない場合は更に追加して罰点+1されます。

◆GM権限

これらの制度を運用するに当たって、会内村内ではGMには特権を設けています。
・罰則を受けない
・暴れ行為への裁量判断

この2つです。

GMは拒否も通報もできますが、上記2つ以外はPL GLと同じ権限しか持ちません。

以上が建村 営村の際に用いる制度です。

◇あとがき

自分では良い制度機能システムを作ったと実際に使ってみて自負しています。

同村拒否は村を並び建てられるから実現できる制度ですので、会 村に最低限の規模が要りますが、運用できると大変 便利です。

罰則は3/6/9が一番 丁度良かったです。
最初の3点は猶予として設けています。私の村へ参加するPLの半分近くは軽い罰点(沈黙時間に喋っちゃった 程度)を1~2点は持ってますので、罰点持ちは珍しくありません。まぁ1~2点は格闘技の教育的指導くらいの感覚です。

尚、異議を外野から受け付けないのは、当人とGMのみで完結させるためです。物議に発展すると村の収まりがつかなくなるため外野には影響力を与えません。
追加点は異議言い得の予防です。

禁則はどの会/村にでもあって当然でしょうが、拒否と罰則は強くおすすめできます。村運用の参考文献に是非。
(暴れ行為への対応策は未運用なので紹介に留めます)

時に、「拒否をされたPLが反省できるように内容を伝えた方がいいのでは」と問い合わせを受けたことがありますが、これは更生制度システムではなく環境保全のための治安制度システムで、包み隠さず言えば悪性の排斥機能システムです。理念の誤解は運用を間違えるので お気を付けください。

当然ですが、拒否名簿リストに関する問い合わせには一切 応えていません。誰が 何で は勿論のこと、何人から拒否されているか も応え兼ねます。同様に、逆算されるのを避けるために 罰点と拒否点の合計点が今何点か の問い合わせには応えていません。各3/6/9点の罰則が通達された時にだけ判りますが、それ以上の情報は伝え兼ねます。
対人問題を忌避するためです。

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ここからは愚痴です。
正直、暴れ行為への対応策はGM裁量の手間がかかる分 煩わしいので実装したくありません。が、必要経費と割り切ります。
ヲボロ個人は低燃費で村をいっぱい建てて営みたいので、余計な労力は割きたくありません。んなもんあったら研究開発に思考を使いたいです。

拒否 禁則 罰則の3項で完結してる綺麗な機能システムだったんですが、村の規模が拡大して おかしな面々が入ってくるようになったので重い腰を上げました。環境の変化ということでしょう。面倒臭ぇー…

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ではこれにて。
あらゆる村よ栄えよ。よい人狼生活を。(`°w°´)ノシ

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