思い出のワンピースを捨てるとき

セールで買ったんだけど、私の体型にぴったりでとても気に入っていたワンピースがあった。
それを着てデートに行くと相手が喜んでくれるので、何年も着ていた。

先日、そのワンピースを破られてしまい、捨てることにした。
思い出のあるものこそ、大きなきっかけでもないと手放すことができない。
あまりにも愛おしい思い出がたくさん詰まっているので、着なくとも置いておくという選択肢もあるが、そこに執着するのも縛られるのも嫌なのだ。
そうでないとその人のことを忘れることも、先に進むこともできないから。
いつでも動けるように身軽でいるというのは、私が大切にしていることのひとつ。

新しく似合うワンピースを探さなくちゃ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?