golang irisフレームワークの使い方 簡単にAPIサーバーを構築する
今回はgolangのirisフレームワークの使い方について解説していきます。
irisとは
irisは高速かつ開発において便利な機能を多く備えたWebアプリケーションフレームワークです。
GoのWebフレームワークの中でも特にパフォーマンスに優れているのが特徴です。
irisのインストール方法
risのインストールを行うには以下のコマンドを実施します。
go get github.com/kataras/iris/v12@latest
Webサーバーの作成
新しいファイルmain.goを作成し、以下のコードを記述します。
package main
import (
"github.com/kataras/iris/v12"
)
func main() {
app := iris.New()
app.Get("/", func(ctx iris.Context) {
ctx.WriteString("Hello, Iris!")
})
app.Listen(":8080")
}
まずはiris.New()を使って新しいirisアプリケーションインスタンスを生成しています。
次にapp.Getメソッドを使って、HTTPのGETリクエストに対するルート("/")のハンドラを設定しています。
ルートにアクセスされたときに実行されるハンドラ関数を提供しすることで、iris.Contextインターフェースを通してHTTPリクエストのコンテキストにアクセスし、レスポンスとして文字列「Hello, Iris!」を返します。
最後にapp.Listenメソッドを使って、アプリケーションをポート8080でリッスンし、外部からのリクエストを受け付けるように設定しています。
このコードを実行すると、ポート8080でウェブサーバーが起動し、ブラウザからhttp://localhost:8080にアクセスすると「Hello, Iris!」というテキストが表示されます。
テンプレートエンジンの統合
irisはHTMLテンプレート、Pug(Jade)、Handlebarsなど、複数のテンプレートエンジンをサポートしています。
app.RegisterView(iris.HTML("./views", ".html"))
app.Get("/hello", func(ctx iris.Context) {
ctx.ViewData("Message", "Hello world!")
ctx.View("hello.html")
})
静的ファイルのサービング
静的ファイル(画像、CSSファイル、JavaScriptファイルなど)をサーブすることができます。
app.HandleDir("/static", iris.Dir("./static"))
複数のルーティングとパラメータ
パスパラメータやクエリパラメータを取得し、複数のルートを定義できます。
app.Get("/users/{id:uint64}", func(ctx iris.Context) {
userID := ctx.Params().GetUint64Default("id", 0)
// ...
})
Webソケットのサポート
リアルタイム通信のためのWebソケットをサポートしています。
ws := app.WebsocketServer()
ws.OnConnection(func(c iris.WebsocketConnection) {
c.OnMessage(func(message []byte) {
c.To(iris.Broadcast).EmitMessage(message)
})
})
RESTful APIの開発
JSONやXMLなどの形式でデータを返し、RESTfulなエンドポイントを簡単に作成できます。
app.Get("/api/users/{id:uint64}", func(ctx iris.Context) {
userID := ctx.Params().GetUint64Default("id", 0)
user := getUser(userID)
ctx.JSON(user)
})
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