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SQL 文字列から特定の部分を抽出するSUBSTRING関数の使い方と注意点

SQLでのSUBSTRING関数(SUBSTR関数)は、文字列から特定の部分を抽出するために使用されます。

SUBSTRINGの使い方

SUBSTRING(string FROM start FOR length)

string:対象の文字列
start:抽出を開始する位置
length:抽出する文字数

SQL Server

SELECT SUBSTRING('Hello World', 1, 5) AS ExtractString;

PostgreSQL

SELECT SUBSTRING('Hello World' FROM 1 FOR 5) AS ExtractString;

MySQL

SELECT SUBSTRING('Hello World', 1, 5) AS ExtractString;

上記SQLのように書くことで'Hello World'から最初の5文字「Hello」を抽出しています。


注意点

インデックスの位置

SUBSTRING関数では文字列のインデックスが1から始まることが多いです。
そのため、0をstart位置に指定すると、何も返されないか、エラーが発生する可能性があります。


範囲外の指定

startまたはlengthが文字列の長さを超えている場合の挙動は、使用しているSQLの種類によって異なります。
一般的には、範囲外の文字に対しては単に無視されるか、可能な最大の文字列が返されます。


パフォーマンス

大量のデータや大きなテキストフィールドを扱う場合、特に多くの行に対してSUBSTRINGを使用するとパフォーマンスに影響を与えることがあります。


特殊文字とエンコーディング

マルチバイト文字セットを使用している場合、SUBSTRINGが予期せず文字を切断してしまうことがあります。
これは、特にUTF-8などのエンコーディングで一文字が複数バイトで構成されている場合に注意が必要です。


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