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Tech oost(テックブースト)運営会社の取締役とウェブカツ顧問がバトル!企業の養分にされる!?これを見ないと必ず年間300万円損をします。

どうも、かずきちです。

昨日、TwitterでプログラミングスクールのテックブーストやフリーランスITエンジニア向けエージェント「midworks」を運営するブランディングエンジニアの取締役とバトるしたんですが、ちょうど良いのでここら辺で

エージェント

という業界の闇と仕組みについて解説したいと思います。


これから「フリーランスとしてエンジニアをしたい人」は必ず知っておかないと年間で2、300万もの損をするので必ず目を通していただきたいです。

客先常駐とAKB48

まず、フリーランスITエンジニアというのは大抵の場合は

客先企業へ常駐

して週3〜5くらい(大抵の案件は週5)で仕事をします。

客先の企業にはプロパー(客先の社員)と呼ばれるエンジニアもいたり、他のエージェント経由で常駐してきたフリーランスエンジニアや客先と直接契約をしているフリーランスエンジニアなど色々な経由で入ってきた人達のチームの中で仕事をしていきます。

簡単に言えば、

AKB48

みたいなものですね。一つのチームで同じ仕事をしてるけど実際の契約や所属事務所はバラバラで報酬も給与形態も違うという事です。

なので、全く同じ業務レベル、全く同じ業務内容をこなしているのに

ある人は月60万で、ある人は月90万

という事がザラにある世界だという事をまず知っておいてください。

そうなると

どういう経由で常駐するのか

どこと契約するのか

どういう契約内容で契約するのか

で費用対効果が大違いだという事が分かるかと思います。

案件の探し方

では、フリーランスITエンジニアでそういった客先の現場(案件と言います)を探す場合、3通りあり

1、案件を探してくれるエージェントを使う

2、知り合いのエンジニアなりツテを使う

3、自分で探す

になります。

大抵最初だと1か3の場合が多いんですが、ここで

エージェントをそのまま使うと相当損をする

事になります。なぜかと言えば、

エージェントはあなたに本来支払われるべき報酬から中抜きをする

からです。

実務経験3年で稼げる報酬は月◯万円

フリーランスITエンジニアになる頃には大抵は経験年数3年くらいは経っている人が多いと思いますが、その人達が企業と仕事をした場合に企業から支払われるべき報酬(客出し単価といいます)はいくらかご存知でしょうか?

技術などレベルにもよりますが大抵の場合は

月80〜100万

です。90万前後が客先企業から支払われるんですね。よほど予算がない小さなベンチャーや中小企業でもない限りは9割9分の確率でこの金額が貰えます。

ですが、下記のようなエージェントの案件を見てみるとどうでしょう?

60万ですね。

ちなみにこのくらいの技術レベルが要求される案件であれば普通に最低でも85万は客先から出ます。

ですが、あなたに入るお金は

60万

です。差額は?というと

エージェントのポケットに入る

わけですね。いわゆる「中抜き」です。

あなたが本来貰えるはず、あなたの財布に本来入るはずのお金から勝手に取られてしまうわけです。

エージェントの言われるがままであれば。

僕は以前にもお話ししているようにエージェント業界にも詳しいですが、

フリーランスITエンジニア向けエージェントの中抜きは良心的でも20%、大抵は30%、ひどいところはもっと

というのが業界の現状になっています。

本来、80万〜100万貰えるのに20%、30%取られるわけです。間とって25%だとして、

80万で25%の中抜きだと貰えるのは60万

90万で25%の中抜きだと貰えるのは67.5万

100万で25%の中抜きだと貰えるのは75万

となります。

そうなると

大体中間あたりが65万前後

くらいってことです。

単に65万くらいでフリーランスITエンジニアをやっているとしたら、

単なる日雇い労働者

と変わりません。

このブランディングエンジニアの取締役もそんな基本的な仕組みや単純なロジックも分からずに役員やっているとは怖いですね。。

(秘密保持で詳しくは言えませんが、銀行通してここと話をしようとして冷やかされた事があります。銀行担当者も呆れてましたが、そのくらい、適当なんですよね。ここ。)

月65万も貰っていないフリーランスITエンジニアは日雇い労働者と変わらない

実際こういった仕組みを知らずに

60万て書いてあるなら60万なんだろう

「〜60万」って事は実際貰える報酬はもっと少ないってことかー。

と社員募集の求人と一緒の感覚でエージェントの案件を見ているエンジニアはとても実際多くいますし、エージェント側も

「いや、うちがあなたのお財布から勝手に貰ってるんですけどね!」

なんて事は当たり前ですが言いません。

僕も7年で10社以上の企業と現場でエンジニアをやっていますが、こういう会社員の思考回路が抜けていないフリーランスのエンジニアは結構います。終いには、

中抜かれても、まぁそこそこ貰えているしいいかな。

というフリーランスエンジニアさえいます。


そういう人にはっきり言いますが、

フリーランス失格

です。そんな事では、

日雇い労働者

と何らあなたは変わりありませんし、そういう物言わぬエンジニアが多いからエージェントに良いようにお金を毟り取られていくわけです。

フリーランスというのは「個人事業主」と書く通り、個人で「事業」を行っています。

事業として動いてお金を稼ぐ代わりに会社員とは違って雇用契約で守られてもおらず、日雇い労働者と同じように「期間」で契約をしているわけです。

私がいたソニー生命でもフルコミッションの個人事業主なので、

「いち保険会社の営業という人間でなく、常にアントレプレナー(起業家)としての意識を持って行動しなきゃ稼げないぞ」

と口酸っぱく年収うん千万の上司から言われましたが、フリーランスとは本来そういうものです。

それなのに

本来貰えるべき年間で200〜300万にも及ぶお金を貰っていない

相手の言われるがまま、無知な契約をしている

というのは、はっきり言って

フリーランスですらありません。

単に不安定な環境に拍車をかけただけ。でしかないんですね。

エージェントの提供価値は何か?

そもそも、エージェントがあなたに提供する価値とは何でしょうか?

月20万、30万払う事になるとしても、それ相応に見合う価値を得られているとあなたが思うのなら良いでしょう。

では、実際エージェントがやっている仕事というのは

取ってきた案件をあなたに伝え、あなたの書類を企業へ送り、企業が会ってみたいとなれば面談へ連れて行き、契約を取り交わす

です。ほぼ、案件紹介業務(仲介業務)ですね、エージェントなのであたり前ですが。

でも、その業務のためにあなたは

毎月毎月その案件にずっといる限り20万、30万の金をエージェントに払い続ける

わけです。

いります?そのエージェントへのお金。

紹介は最初だけですよね。

案件を見つけてきてくれていると思うでしょうが、そんなものは求人データベースでどこのエージェントも皆持っている案件ですし、自分で探す事も出来てしまうんです。

何故なら、企業としては広く色々なエージェントなりが人を見つけてきてもらった方が効率いいですし、そもそもエンジニアから来てくれてもいいわけです。直接募集しても来ないのでエージェントに呼びかけているだけですから。

単に仲介業務なんであれば、不動産の仲介でも、賃貸の部屋紹介してくれても住んでいる限りお金取られるなんてアコギな商売しませんよね。

何かあった時に対応してくれる費用でしょうか?

フリーランスIT向けエージェントは免許も何もいらずに出来る事業ですが、士業の最高峰でもある

顧問弁護士の報酬

でも月2、3万で何かあった時に対応してくれます。

そのエージェントに払っているお金は、何の費用なんでしょう?エージェントは何を提供してそれだけのお金を貰っているのでしょう?

あなたは、何もしていないエージェントに毎月20万、30万ものお金をただ払い続けるほど優しいのでしょうか?

年間300万で何が買えたか?

年間で例えば300万あったら何が出来ますか?

中古のベンツくらい買えてしまいますね。(税務的な話になりますが、フリーランスであればベンツ買っても通勤用の車両として使うものなら損金になりますし、5年落ちなら同年中に全額損金が可能です。さらに細かく言うと年の途中で購入した場合は月数で按分した金額までしか損金できませんけどね。)

子供がいたら教育費を賄ってもまだお釣りが来ますよね。2、3年もそのままだと子供の大学費用全部出せる額になります。もちろん、税金分20%前後くらい人によって引かれますがそれでも余りあるお金ですよね。

フリーランスであれば、そのお金を老後の資金として貯めておいたり、保険やインデックス投資や株配当で年4、5%で安定的に運用したり、事業が万万が一傾いた場合の貯蓄として取っておくだけでかなり違います。

私がもしあなたの嫁だったら、

「あんた何やってんのよ!」

と言ってやりたくなる額ですよね。

一般の消費者的な考えの人というのは面白いもので、

既に貰ったお金からお金を取られる(使う)

というのには抵抗がめちゃくちゃあるんですが、

見えないところで勝手にお金を取られてる

と不思議なもので全然抵抗がないんです。

これって僕が不動産競売屋や保険のコンサルをやってた時も全く同じでした。不動産や保険も左のポケットから取られてないか頑張ってお客さんは目を血眼になりながら注意してるんですが、右のポケットからガンガンお金をかすめ取られているのが実情です。

ですが、実際には右のポケットをきちんと見れない人というのは人生でかなりトータル数千万もの損をしています。

お給料が1万増えた!

とか

なんでこんなもんにお金払うんだ!

とか言ってる場合ではないんです。

あなた!左のポケットばかり見てないで右のポケット見てみて!お金がどんどん盗られてるわ!

ということです。

偽装請負と契約内容に気をつけよう!

ウェブカツでもそのあたり、さらに詳しい知識や業界の裏構造、搾取される仕組みなど弁護士さんに登壇いただきながら法務知識や交渉方法、エージェントに使われずに使い倒す方法や企業と直接契約する方法など教えていて、実際にそれで生徒さんはフリーランスに転身して単価を83万、85万など上げていっています。


さらには、エージェント経由で契約をする場合、客先企業と契約をしているわけではなく、エージェントとの契約になります。そうなると法務的に細かい話で、

客先から指揮命令を受けてはいけない

というものがあります。業界では問題となっている

偽装請負

という違法行為があったり、かなり

何かあった時でもエージェントに有利な契約内容

となっているケースが多々あります。僕や周りのエンジニアもよく経験していますが、そういった時にどう対処するのかもとても大事になります。


もうちょっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▼

他にも昔マネーの虎で一世風靡した南原社長もフリーランスで生きていく場合の契約の大事さを語っています▼


フリーランスエンジニアの育成とは?

そういった知識であったりフリーランスとして生き抜く、稼いでいくための能力を培うというのが、本来

フリーランスエンジニアを育成する

事のはずですよね。

僕はずっと未経験からこの業界に入り、フリーランスエンジニアとしてやってきた中で

個人にとって有益、有利になるスキルと知識を与えなければ到底フリーランスとして長くやっていく事など出来るわけがありません。

ですが、テックブーストなりエージェント系のプログラミングスクールの場合、そういった個人として稼いでいくために必要な

裏側

企業やエージェント(プログラミングスクール)に不利になる仕組みや情報、スキル

というものは教えていません。というか、教えられるわけもありません。

ブランディングエンジニアのIR、決算説明資料を見ると

テックブーストのプログラミングスクールで育成した人たちを今度はmid-worksというエージェント業に流していき、そこから客先へ斡旋、毎月数十万の中抜きをして利益を上げていく。

というビジネスモデルになっている資料があります。


こういったビジネスモデルである以上、自分の利益がわざわざ少なくなる知識や交渉スキルを身に付けさせるわけがありませんね。

そこのスクールで育成された生徒さんはさぞ

雇う側、エージェント側にとって都合の良い子(その人の個人の将来としては大損)

でしょうね。

未経験から良い企業の養分

にされているわけです。

ですので、僕は一貫して

人材斡旋業(特にフリーランス系エージェント)とセットでビジネスをしているプログラミングスクールには入るな

と昔から言っています。

結局、その構造で搾取されているわけですし、その構造から出られるスキルと知識といった力をつけなければ会社員と何ら変わりませんから。

ITフリーランスエージェントはバカでも出来る事業

品格がどうのとかこの取締役は噛み付いて来ましたが、

笑顔でフリーランスITエンジニアの財布から相当な金をぼったくっている事業をしてる彼

が品格だのと言ってるのがとても笑ってしまいますね。

言っていいことと悪い事がある。

だのも言ってますが、要は

しょうもない中抜き商売をしている人たちには不利になることを言われたくない

と言うだけなんですよね。分かる人は分かるでしょう。(まぁ、ここまで解説しても分からない人もいるので現実そんなもんですけどね)

因みにこういう人身売買業界の人って何の経歴も持ち合わせてない人が結構いるんですよね。

だって、

右から左に流すだけでバカでも稼げる仕事だから

です。僕がいた不動産の中でも仲介業も(僕は仲介より仕入れ側なので能力がないと出来ないです)商品を右から左にただ流すだけなので「バカでもできる仕事」として経営者の中では有名です。(さきほどの南原社長も公演で語っている動画がありますが)

僕も業界の人をよく知っていますが、申し訳ないですが人材紹介に携わってる人の大半って物凄く低いんですよ。僕も経営者の端くれでやっていく中でよく思いますが、役員と言ったところで「単なるそこらの会社員と変わらない」人が多いですからね。

会社員で今までやっていた人を時間で働かずに頑張って成果で働いてもらうために役員にすることが多いので、一般的に役員というと凄そうなイメージを持ってしまいがちですがベンチャー程度の役員というのは全然そんな事はありません。(マザーズ上場企業より実際上場してなくて稼いでいる企業がたくさんあるのと同じです)

というか、経歴出てないのってどうなの。。?
Branding Engineerさんから生まれたの?

フリーランス向けエージェントはどんどん増えている

こういったフリーランス向けエージェントというのは僕がこの業界にフリーランスで入った8年ほど前からどんどん増加しています。

なぜなら、

免許もいらない

規制もない

リスクなく中抜きし放題

だからです。

不動産仲介ならまだ宅建業法があり、その中で「家賃の半分までしか手数料は取ってはいけません」「売買なら3%です」のような決まりがきちんとありますがそれがありませんし、免許制でもなく規制はほぼ何もありません。なぜなら、

雇用

ではなく事業取引だからです。派遣も会社員の人材斡旋も全て免許が必要ですが、こういった事業というのは免許が全く入らず、規制もないため、かなり会社に有利(個人には相当なデメリット)の契約が出来てしまうわけです。

契約的には

企業(客先)⇆エージェント⇆エンジニア

※エージェントはさらに二次受け、三次受けがある場合があり、多重になるほど「同じ仕事なのに報酬がバカ安い」という事になる

といった契約になっていますが、もし企業からお金が出なければエンジニアにも払わなければいいだけですし、1ヶ月分くらいの未納なら今まで中抜いてきた金から出しても余りあるほど儲けています。

なので、派遣や会社員の人材紹介(有料職業紹介といいます)が儲けずらくて、楽にほぼリスクなく儲けられるフリーランス向けエージェントをやる会社もかなり増えています。


ちなみにこのmidworksというフリーランスITエンジニア向けエージェントの掲載報酬は他のエージェントと比べると低いので注意した方がいいです。


小さいエージェントで2次受け、3次受けしか取れていないのか、ぼったくり率が他のエージェントより高い可能性があります。

既にブランディングエンジニア(mid-works)経由で契約しちゃった人へ

簡単に単価を上げる方法があります。

それは、さっさと契約解除することです。

企業は「あなたと仕事したい」のであって、決して「エージェントと仕事がしたい」わけではありません。

なので、直接契約は交渉すれば可能です。

それだけで、あなたのポケットからエージェントが毎月くすねている20万、30万が貰えるわけです。

そもそも、稼げるなら役員なんてやってない!?

そもそもの今回テックブーストの色黒役員が突っかかってきたお話に戻りますが、

僕も社長として役員選定を考える立場でよく思うことなんですが、

自分で稼げる能力があれば役員で甘い汁だけ吸ってる奴になりません。

自分で事業やって稼いでいて、他の会社で役員としてアドバイスをしてあるのなら分かるんですが、

この人ってただの

無能役員

なんじゃないかな??

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