roy macky

140字とちょっと、じゃ足りない気持ちは

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Young Lions | Love Button

    • Young Lions March 2021 | Briefing

      Brief:WWFは世界有数の自然保護団体で、約100カ国で60年にわたり、人と自然の繁栄を支援するために活動しています。世界中で500万人以上の支援者に支えられているWWFは、地球上の生物の多様性と豊かさを守り、環境の劣化を食い止め、気候危機に立ち向かうために、科学的根拠に基づいた解決策を提供することに専念しています。私たちは、気候、食糧、森林、淡水、海洋、野生生物の6つの分野を中心に活動を展開しています。 環境は多くの重大な課題に直面しており、私たち地球は危機的な状況に

      • SXSW2021 - Sessions(日本語訳)

        ●A New Urgency - 新緊急・55Mのヒト組織サンプル+AI=より良い医療 ・2020: 職場の女性にとって重要な瞬間 ・2021年のCXレポート。安全が世界を食う ・適応可能な都市。技術と都市の進化 ・人生を取り戻す 研究を仕事にする ・建造物のありか - 博物館、モニュメント、人種 ・変化のための重要なフレームとしての人類学 ・最悪な人のベストプラクティス ・バイアスを超えて、業界を行動に移す ・黒い広場を超えて ブランドの人種的再会 ・負担を超えて。終末期医

        • 2020

          コーヒーから立ち昇る湯気が 雪景色に混じる朝から 夏の概念すら忘れて 微熱と勘違いしてしまった夜を経て ---- 1.春の風 - サニーデイ・サービス 愛し合うシーンでスピリチュアライズドが流れるモダン・ライフ・イズ・ラビッシュという映画では、主人公たちの恋はヴァクシーンズのライブで燃え上がる。4つ打ちはいつだって始まりの予感に満ち溢れている。 2020年1月4日、江ノ島で鳴らされた4つ打ちから始まった恋と激動があった。 "僕を目覚めさせて 君の匂いを嗅がせて

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          全肯定

          強烈な音楽がかかり 生の意味を知るような時 誘惑は香水のように 摩天楼の雪を融かす力のように強く (“ある光”) ずっと好きだった概念が言語化されてさらに好きになる瞬間が好きだ。 https://open.spotify.com/user/22uaa6v2safhpndmkunommlcy/playlist/6aBtssMUTjTGcRPbnZG47D?si=8P6-Z4ulTkC-mGcCKE2WzQ

          誰が為に12.8秒は鳴る

          Easy Strand / Swimming Tapes (2018) ギターポップが青い理由プール・サイドや廊下が青春映画のルーティーンとして設置されるのは、再現性のなさという観点からも理に適っている。ムービーマヨネーズだってそう言っているし。Thin LizzyかThe Knackで幕が開けたら廊下を通って、クライマックスには水に飛び込むのがセオリー。それがきっと青い春。 じゃあなぜ、ギターポップはなぜ青いのか? Swimming Tapesの"Easy Stran

          誰が為に12.8秒は鳴る

          フレディの幻影

          フレディが旅立った2週間後に生を受けた僕は、彼の幻影を追った人々 ―父親も含め― を経由してそのファルセット、セクシュアリティ、カタルシス、そして孤独を知ることになる。マジック・オペラ・サーカス、フレディ。間接的だとしてもその魔法はしっかりと、端々に、生きているのだ。

          フレディの幻影

          シンセの体温

          麻薬的な高揚はマイケル・アンジェラコスのような躁鬱の果てか。そんな話は抜きにして、シンセにしか触れられない琴線があって、シンセにしか揺らせない涙腺がある。そしてそのときその旋律は、Slashのように泣いているのだと思う。この感情には、ニューロマンティクスが一役買っている。

          シンセの体温

          "涙が零れないように" | Whale Living/Homecomings

          「上を向いて歩こう/涙が零れないように」は明るい旋律に乗って耳に運ばれるが、もう涙は流れている。悲しいことに背を向けてしまうのは、逃避とファンタジーに任せておいて、現実世界に生きる僕たちは、酸いも甘いも辛酸も口にしながら生きていかないといけない。 涙を流さないように、ではなくて、涙が零れないように。ホームカミングスは母国語でないことばで語る以前からずっと、涙は流れるもの、人生は寂しいものという前提(シングストリートで言うところの”Happy Sad" - 悲しみの中に喜び

          "涙が零れないように" | Whale Living/Homecomings

          "Glam has it all" | ビューティフル/毛皮のマリーズ

          もしも一人暮らしをするのなら、部屋とレコードプレイヤーと、ビューティフルのアナログさえあればいいのに。10年越しに7インチ・アナログが発売されると聞いたときにはそんなことを思った。そのぐらい、志磨遼平には、グラムロックには、全てを貰っていた。ボランもボウイも、吉井和哉さえも体感してこなかった僕にとって、ロックは時間に抗うことで、ロックは己を離れてペルソナを演じることだと教えてくれたのは毛皮のマリーズだった。 「人は17歳の頃に聞いていた音楽を一生聴き続ける」らしいが、ビュー

          "Glam has it all" | ビューティフル/毛皮のマリーズ

          街の報せが聞こえるかい?ceroがケリをつけた2016年のシティポップ

          <こちらは2017年の記事です> 2016年、日本の音楽業界で最も耳にした言葉のひとつにシティ・ポップがある。なんて便利な言葉なのだろう!流行を定義付ける有用的な単語が一人歩きして、括られることを嫌うアーティストまで現れている状況には、かつての渋谷系の流行とも近しい雰囲気を感じる。 シティ・ポップ。どうやら1970年代以降にそんなムーヴメントがあったらしい。とはいえ僕が生まれたのは1991年なので、言うなればセカンド・シティ・ポップ(と、愛を込めて名付けたい)の潮流をリア

          街の報せが聞こえるかい?ceroがケリをつけた2016年のシティポップ

          トロピカルジュースで。never young beachと嗚咽の正体

          <こちらは2016年の記事です> ライブに行くと決まって、歓喜や興奮、感動を通り越して嗚咽してしまうバンドがいる。 今かつてない盛り上がりを見せている日本のインディー・シーンにおいて、決して同世代が故の誇らしさという理由だけでは説明出来ないほどの多幸感と涙に僕が何時も襲われてしまうのが、1970年代の日本語フォークを彷彿させるような歌詞を、心地良いトリプルギターのアンサブルに乗せる5人組。 誰かがそのライブを見て「トロピカルジュースの中に居るよう」と形容した”never

          トロピカルジュースで。never young beachと嗚咽の正体