若者とおじさん

おじさん「いくつになったの?」

若者「20歳になりました。」

おじさん「いいなぁ、若くって。今から何でもできるね。」

若者「あ、はぁ...。」


ありがちな、若者とおじさんの会話。
おじさんにとっては本当に「若い」ということを羨ましく思って言っているけれど、
若者はこの「若くてなんでも出来る」という事の意味があまりよく分かっていないことが多い。

そこの所をおじさんはもうちょっと丁寧に教えてあげた方がいいんじゃないか
というのが僕の主張である。

こういうことを言うおじさんはおそらく、現在の年齢に至るまでに何も成し遂げられず、それまでの時間を無駄に過ごしてしまったからこそ若者に対してそう思うのだろう。

「若くっていいなあ。」
だけじゃなくて、
「しっかり勉強したり、やりたいことをやれよ。」
というのをできるだけ具体的に伝えてあげるのが良い。

好きなことや得意なことを徹底的に磨いて尖らせていくことの大切さ、嫌な事からは逃げてもOKなこと、失敗しても全然問題ないということ。

先の明るい未来に向かってどう歩き出していいか分からない若者の背中をそっと押してあげられるおじさんに、僕はなっていきたいなあ。


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