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0と1の差は無限と言ってもいい

こんにちは。

大寒波の襲来により、隙間風だけでもう凍死寸前のあきのすけです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?体調を崩されぬよう、くれぐれもお体にはお気をつけください。

今回は下記の記事の続編になります。

それでは、どうぞ。


まさかの


あれ以来、少しでも時間ができればピアノの練習に注ぎ込んでいた。
とは言っても出来てせいぜい30分~1時間くらい。多趣味なので他にも同時進行でやるべき事がある。
筋トレ、絵の練習、手話の勉強、そこにオプションで友人に頼まれているTシャツデザイン、ノートの記事の内容。
ざっと並べただけでこれだけある。そこに仕事、家事やお買い物など日常に欠かせない時間も入ってくる。書いていて思いました。

24時間じゃ、足りねぇわけだ...。

この事を山友さんに話したら、「五人分くらいの人生生きてるなー」って言われました。間違いない。

何かやめろや!って思う方もいらっしゃるでしょう。
私もそう思います。

でも、どれも自分のやりたい事なので腕がもげるとか特別な理由がない限り死ぬまでやり続けたいんですよね。
...話が逸れました。本題へ戻ります。


先週あたりに、山友さんから雪山登山のお誘いがあり同行する。
その帰りに温泉に行くことに。
到着したのは...

そう、あの白いグランドピアノがある温泉!!

何か見たことある所だな...とぼんやり考えていたらまさかの同じ場所!
登山の疲れで若干ウトウトしていたのが吹っ飛ぶ。

「もう一度挑戦できる!」

あれから2ヶ月ちょっとしか経っていないのに、また同じ所に来れるなんて...ゴッドもイタズラが過ぎるぜ。
という事で、またお風呂上がりに弾くことを決意。

たっぷり温泉を堪能して、脱衣所を出てすぐにピアノの元へ直行。

椅子に座って思った。

前ほどの緊張感はない。

いける。

練習もちゃんとしてる。大丈夫。

いざ―

今回弾いたのは、アンドレギャニオンさんの「めぐり逢い」

...
...
...

あ、ちょっとミスった。

でも止まるほど致命的じゃない。このまま続ける。

...
...
弾き終わった...

何回か弾く鍵盤を間違えたけど、とりあえず最後まで止まらず弾くことが出来た...。

やった...!

まさかの...


前回のグダグダよりも大幅にマシになった事を心のなかで喜んでいた、その時だった。

パチパチパチ...

…え?

拍手?

...え?


今まで感じたことのない感情が、生まれた。

今まで感じたことがないので、どうすれば良いのか全く分からなかった。


周りを恐る恐る見回すと、数人の人がこちらを向いて拍手をしてくれていた。

その人たちに慌てて軽くお辞儀をしてその場を離れ、目についたソファーにそそくさと座って同行者を待つ。

特に用もないのにスマホを取り出し、適当にさわる。

生まれたての感情と向き合うために。

でもやっぱり、全くどうすれば良いか分からなかった。

そうしている内に、同行者がお風呂から上がってきた。

さっきまでピアノを弾いていた、と伝えると案の定もう一度何か弾いてくれと言われたので、調子に乗って久しぶりに弾く曲を披露した。

でもこれは大失敗。簡単に弾けるからといって、しばらく練習していないのがやはり良くなかった。

気分が上がって下がったところで温泉施設を出る。受付の人からも「良かったです!」とお声をいただいた。

「あ、どうも…」という何とも間抜けな声でしか返せなかった。


渦巻く


その次の日、朝の散歩中。

昨日の拍手してくれた事を静かに思い出した時。

少し泣きそうになった。

まさか、自分が、人から拍手されるなんて...

ちょっと失敗したのに。

それでも、拍手をしてくれたという事は、その人の心を動かしたのだろう。

自分が...人の心を動かしたのか...。

自分が...

そう思っていると、何だか涙が出そうになったので慌てて思考を切り替えた。

ここまで思いつめるのも、今までの自分の自己肯定感が低すぎたからです。
詳細は下記の記事にて。

こんな自分が、たった3年程でこんなにも変われたのか…という感慨深さと、それなりに頑張って練習してきたピアノが、こうやって拍手という形で褒められた事の嬉しさが混ざって、ある意味頭の中がカオスだった。処理しきれないという意味で。

いつも頭の中がスッキリして終わる散歩も、この日ばかりはスッキリしなかった。しばらく頭の中のカオス状態は続いた。

もっと


「とりあえず、今まで通り頑張ろう。」
数日間続いた脳内カオスがようやく処理しきれた時に一番最初に思ったこと。

今まで通りに積み重ねて、いろんなピアノの曲を弾けるようになりたい。
綺麗なピアノの音楽はたくさんあるから、それを人に聴いてもらいたい。
過去の自分みたいな、疲れ果てた人の心を少しでも和らげさせたい。

人からの評価は力になるけれど、あてにしてはいけない。
いつも自分を軸に頑張る。

あの時、もしピアノを触っていなかったら。
失敗したら恥ずかしいという理由で、逃げていたら。
下手くそだし、まだいいやという弱い自分のままでいたら。

今までのように何も出来ずに、ぐずぐずした過去の自分にまた成り下がっていたことだろう。

行動するとしないの差って、本当に大きい。
改めてそう思いました。

年の始めに大きな一歩を踏み出せた気がします。
今練習している曲は綺麗な曲なので、頑張って弾けるようになり、都庁でお披露目したいです。

勿論ピアノだけでなく、上に書いたことも平行して頑張っていきます。


以上です。
今回も目を通していただきありがとうございました。

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