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それでもやっぱり

こんにちは。あきのすけです。
何か色々してて気づいたら4月だし桜は散ってるしで、これはまさかスタンド・メイドインヘブンの能力が発動してるんじゃないかと日々疑っております。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、「注文に時間のかかるカフェ」について書きました。
それでは、どうぞ。


ズッキュン

先日、「注文に時間のかかるカフェ」に行ってきました。

「なんそれ!?」とZAZYばりに叫びそうになった方は、下記の公式HPにて詳細をご確認いただけます。

少し前にyoutubeでたまたまオススメに上がってきたので見て、頑張っている吃音の若者の姿に感銘を受け、機会があれば行きたいなーと思っていましたが、先日ようやく念願叶って行くことが出来ました。


はみ出し余談~自分と吃音者との接点~

小学生の頃に吃音の友達がいて、当時吃音という言葉など知るはずもなく、そういう話し方の人なんだなーと思っただけで、特に気にしませんでした。
その後も、中学高校と吃音の人と知り合うけど、何とも思わなかった。知り合った人皆なぜか、吃音のことなんて気にせずガンガン話してくる人ばかりだったのが要因なのかも知れない。

それっきりで、大人になってからは吃音の方と出会う事はなかった。
みんな元気にやっているだろうかと、今頃ふと気になる。


前情報、ゼロ。

カフェとは書いてあるけど何をするのかは全く詳細が載っていなかったので、分からないまま開催地へ。

のんびりコーヒーでも飲みながらここについての記事でも書こうと思っていました。

予約の時間になり、中に入る。空いている席に座り、記事を書く準備をする。席数が少ないので、必然的に相席になる。
若い男性が私の向かいに座った。
特に気にせず、記事をタブレットで書き始める。

3行くらい書いたところで店員さんがやってきて、
「今日はお越しいただきありがとうございます。」
の一声から始まり、そこからどうしてここへ来たのかと質問される。
向かいの男性は、「食べなくてもいいカフェ」のスタッフさんで、注文に時間のかかるカフェ代表の方にこのイベントを紹介され、どんな感じなのか興味があって来た、との事。

向かいの方、とんでもない方だった…。

自分は、失礼と思われるかも知れないけど正直に、「youtubeで特集番組を見て、興味本位で来ました」と伝えました。後乗せで色々言いましたが、何を言ったかはもう忘れました…普段人と話さないので、いざという時に言葉が出ない。コミュニケーション能力の低下が著しい…。
それでも、店員さんは「興味を持っていただけるだけでも、うれしい」と答えてくださいました。
ひと通り会話した後店員さんが入れ替わり、また会話をする。

4人の方とお話ししましたが、どの方とも楽しくおしゃべりができて楽しかったです。

こういう人もいる、ということを知っているだけで生きやすくなる人がいる。
吃音だけではない。チック症もそうだし、ADHDなどの発達障害もそう。
まず知ることが、その人たちの助けになる。
自分はこのカフェを通じて、そう思いました。


震える足で、希望へ向かう


吃音症という、世間からあまり理解を得られていない症状を持つ方たち。
彼らが、今までどんな人生を送ってきたかは分からない。中には理解されずにひどい仕打ちを受けた方もいるだろう。自分を激しく責めた人もいるだろう。

ここに集まった人は、それでも「接客業がしたい」という夢に向かって一歩を踏み出した人たちだ。

私は思う。あなた達には、夢を叶える権利があると。
だから、諦めずに頑張ってほしいと。


人生のパイセンから一言

吃音の方が見てくれているかは分からないけれど…

人間誰しも、生きていれば辿り着く場所があります。
私は社会に馴染めず、「普通の人」の人生を諦めました。
それでも、何とか生きることは出来ています。
何より自由があります。
これは、若い頃の自分が求めていたことでした。
収入は同世代の人達に比べてかなり少ない方ですが、あまり気にしていません。趣味の活動を、やりたい事を、している時が何より楽しいです。
頭の中で描いていたものとは少し違いますが(特に金銭面)、私は今の場所へ辿り着きました。
何かになる、と言うとパッといきなり変わることを想像しがちですが、違います。なると覚悟を決めた日から、行動して、失敗して、改善して…を繰り返して徐々にそうなっていくものです。
あなた達が、自分が望む場所へたどり着けますようにと、私は願っております。
生きていれば、何とかなります。
お互い、夢の実現に向けて頑張っていきましょう。


最後に、同じくyoutubeで見た最初期のポケモンアニメにて、ジムリーダー・マチスに敗れた後、病室でカスミたちとの会話の中で放った一言で締めたいと思います。

「無茶かも知れないけど、無理じゃない!!」

これを機に、少しでも彼らの存在を知っていただければ幸いです。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。



サトシの言葉にグッときたのは、自分だけだろうか…


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