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「○○が遅い」は信頼関係を崩す引き金

こんにちは、印象家の戸松 晃子です。
印象力、キャリアマナー、接遇力の研修講師として、
関係の質の向上やチャンスの開拓、ポジティブな影響力を広げる
サポートをしています。

今日は、信頼関係を継続し、長期に渡り質の高い関係性を築く上で、
絶対に欠かすことのできない「反応の速さ」について
お話したいと思います。

「反応の遅さ」で失敗


私は過去、「反応が遅い」ことで、失敗や危ない経験をしてきました。
うっかりその関係性に慣れと甘えが出てくる時こそ、危ないのです。

きっと、初めましての人であったり、
これから信頼関係を築き仕事が欲しい、親しくなりたい、
なんていう人から連絡が来たら、
優先順位高く、すぐに反応をすることが多いはず。

でも、お付き合いが長くなってきたり、
ある程度信頼関係があると感じられる相手だと、
優先度や重要度が低くなり、
「後でいいだろう」「解ってくれるだろう」と
ゆるっと後回しにしがちなのです。
大丈夫、もうそういう関係性だから…と。

ところが、
後回しにしたまま、うっかり忘れてしまったり、
これまではレスポンスよく反応していた自分に対しての期待が高く、
それを裏切る状態になってしまったり、
ギリギリまで後回しにして、結局は余裕がなく、
いい仕事内容に繋がらなかったり、

お恥ずかしい話なのですが、実はそんなことがあるんです・・・
そして、そういう時は決まって、
「あ~なんでもっと速く対応しなかったのか!」
と後悔。

忙しいを理由に、
きっと大丈夫という身勝手な慢心が原因です。
ほんと、どうしようもない・・・

だからこそ、
つい後回しにしてしまいそうな状態である
余裕がない時、忙しいと感じている時、
相手と親しい関係になっている時、
気を抜いてしまいそうな状態だからこそ、
「丁寧に、迅速に」って自分に言い聞かせるようにしています。

つい、ゆるっと、甘えちゃいますから・・・

「反応がない」「反応が遅い」は大切にされていない証拠


速い反応は、注意深く相手の話を聴いていること、
そしてその人のことを大切にしていることを示します。
例えば、メールやメッセージへの迅速な返信は、
相手に対する敬意と関心を示す行動です。

「メールが来たら原則即返信」とはよく言われることで、
メールマナーでお伝えすることですが、「はいはい」と流さず、
本気でやった方がいいんです。
これが、良い印象を与え、信頼関係を築く第一歩に確実に繋がります。

また反応とは、単にメールや連絡への返信の速さだけではありません。
相手の言動を観察し、洞察することから得られる情報への対応の速さも含まれます。

例えば、寒そうにしていている、難しそうな顔をしている、時計を見始めた・・・
行動や表情の変化から相手の状態を察知し、感情を推察し、
自分の反応を合わせて変えていくこともできます。

これらを可能にするためには、日頃からのコミュニケーションにおける気づき力を鍛えておくことも大切ですね。

忙しい人(人気者)でもデキる人は反応が速い!


私は、一緒に仕事をする人、仕事を依頼する人を選ぶとき、
「反応の速さ」を重視しています。
なぜなら、「反応の遅さ」「反応の薄さ」で失敗を過去たくさんしてきているからです。

忙しく人気がある人だから仕方ないかな…とか
相手を理解してあげる余裕を持とう!とか、
広い心で受け止め判断しようとしたことも大切なのですが、
反応が遅い、薄いと感じた人は、だいたいその後もずっと遅い。
そして、だんだん心配が増したり、イライラしたり、
絶対にいい方向には進まないのです。
こちらの気持ちも下がってきますから。

でも、同じように忙しく人気のある人でも、
反応が速い人は、速い!
レスポンスよく、相手を不安にさせることなく、
更には、期待以上の内容で返ってくることも多い!
そして、こちらのレベルを上げてくれる!

私は、そんな後者で在りたいと思うのです。
忙しい時こそ。

知識と経験から生まれる知恵


単に速い反応をするだけでなく、その反応が質の高いものであることも大切です。

相手の立場に立って考え、
相手がどうなったら助かるだろう、喜ぶだろう、
本当は何をしてもらいたいのだろう、
どこまでやれば期待を超えた感動をしてもらえるだろう、
と考えて、言動を選択します。

思いやりを持って対応することは、関係性の質をより一層高めることに繋がりますね。

これには、普段から知識を持ち、様々な経験を積み重ね、
そこから生み出される知恵が必要なのだろうと思うのです。

だから、チャレンジと失敗の数ほど、知恵は磨かれるのだと思います。

まとめ


反応の速さは、
ビジネスの意思決定、人間関係の構築、緊急時の対応等、
私たちの仕事や生活の様々な場面で重要な役割を果たします。

この反応の速さを実現するためには、
観察力、洞察力、そして日々のコミュニケーションから得られる気づき力を養うことが不可欠です。
これらのスキルを磨くことで、私たちはより良い印象を与え、
より良い道を進むことができるのだと思います。

日々の生活の中で、周囲への気配りと敏感な反応を心がけることが、
私たちの印象力を格段に高め、関係の質の向上とチャンスの開拓に繋がっていきますね。

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひ、「いいね!」「フォロー」をいただけたら嬉しいです。

印象家
戸松 晃子


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