私の魂の成長の話 18
20歳、青春真っただ中なハズの春は就職活動を失敗し社会人にはなれず、短大も卒業してなんの肩書も持たないまま迎えた。
学生時代、忙しくて発症した鬱はナルコレプシーと併発してまぁまぁ酷かったかと(笑)
朝、起きれない。
いつも頭がボーっとしていて頭痛もしょっちゅう。
めまい。
身体中むくんでダルい。
何食べても美味しくない。
TVとか観ていて変な笑い方する。(感情コントロールが出来てない)
いつも誰かに見られている様な強迫観念。
鼻血が止まらない。からの貧血。
(これは子供の頃からだけど、この時期特に酷かった。)
そして極めつけは月経が止まる。
こうなって初めて、母が焦りだす。
なにせ、母は私に子供を産んで欲しかったから。
婦人科をはじめ、病院に連れ回される。
でも、そのお陰で子供の頃からお世話になっていた内科の先生にナルコレプシーの事を相談できた。
そこで紹介されたのは、精神科や診療内科ではなく、神経内科だった。
本当によく勘違いされるので、もう一回書くけど、ナルコレプシーは精神疾患ではなく脳機能障害。
なので、神経内科。
診察前のカウンセリングはとても丁寧に聴いていただいた。まだ若いお姉さんだったけど、臨床心理士さんだったのかな…?
自分がどんな状態なのか。子供の頃から感じてきた色んな不安を少しずつ話したら、涙がとまらなくなって…それだけで楽になれた。
一方で、医師の診察はサラッとしたものだった。
「あ〜、ナルコレプシーねぇ。この病気、眠いんだよね。お薬だしますからねー。これ飲んだら眠くなくなるからねぇ。」
ということと、薬の説明書みたいのを見せられて、
「ほら、用途にナルコレプシーって書いてあるでしょ。」
って。
え?!それだけ??っていう。感じだった。
処方されたのは『リタリン』という向精神薬。
当時の私は薬に関する知識なんて無かったし、向精神薬。という言葉すら知らなかった。
何故、ワザワザそれを見せられたのか?当時解らなかったけど…。後に知ることになる。
お医者さんがこれ飲んで。って言ったらそうするのが当たり前。だと思っていた。
こうして始まった投薬治療。
病気の説明とか、これからどう過ごしていったら良いのか?そんな話は全く無かった。
ここに疑問を持たなかったのは、私の知識不足とお医者様が言ってる事は全て正しい。という間違った信念があったから。
実際、飲んでみると確かに眠くならない。
そうして、アルバイトではあるが社会復帰をして過ごす日々が始まった。
なんとか日常生活が営めるようになってひと安心。そんな時に衝撃ニュースが飛び込んできた。