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#21 【世界最高のコーチ】を読んで Vol 1 「問いかけ」

個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合えるエンゲージメントが高い組織を創りたい! アニキこと吉川です。


今回は 「世界最高のコーチ」を 読みましたのでnoteを書きたいと思います。

この本は マネージャーに向けた本です。「個人の成長」を「チームの成果」に変えていくためのマネジメントスキルをコーチングという観点で書かれております。自分が目指しているワークエンゲージメントの高い組織への道しるべとも言えるかと思います。


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優れたマネジャーの条件は「良いコーチである」こと。


マネージャーの役割は、チームとして最大限の「アウトプット」をだすこと
であることはいうまでもありません。

そのためにはメンバーそれぞれの目標達成をサポートし成長を促す存在が必要でそれが「マネージャー」であり、その手法が「コーチング」でありで
す。

チームのミッション達成とメンバー個人の成長を両立させ、個人の成長をチームの成果につなげて、会社全体にいい影響をもたらしていくことがコーチとしてのマネージャーの役割となります。


マネジャーが「良いコーチ」になるために身につけたいスキルは、「問いかけ」と「フィードバック(働きかけ)」の2つ。


問いかけとは

「問いかけ」:対話を促し学習したり創造したりしたりするものです。良いコーチは効果的な「問いかけ」をして相手の考えるレベルを引き上げていきます。

良い「問いかけ」するには前提として相手の事を理解できているかが重要です。相手の考え方や実現したい夢や目標を理解しているからこそ効果的な「問いかけ」となるわけです。

問いかけの大前提の信頼関係


相手の理解をするには相手から信頼関係を得ることが前提です。
ここで重要なことが「傾聴」という受容のスキルです。

・相手の話に完全に耳を傾ける
・相手の言おうとしていることに判断を下さず、まず受け入れる

特にマネージャーの皆さん 「解決思考」が働くと思いますが、
関係構築に重要なのはまず「傾聴」して「話を丁寧に聞いてくれるマネージャーであること」を理解してもらい信頼関係を重要です。

信頼関係がない状態で正論を言っても あなたの言葉はメンバーに
「刺さらない」ことが多いです。
(あなたに言われたくない、あなただって出来てないじゃんみたいなことになります)

この状態で適切な「問いかけ」をすることでコーチとしての能力が最大限発揮されます。


問いかけの仕方


相手が悩んでいる、感情的になっている場面が多いと想定しておりますが、
問いかけは「相手に気づきを持ってもらう」、「内省を促す」ことができることが重要です。

イメージでいうと、以下のようなことが導けることが重要かと思います。

「本当は自分はこれがやりたかったんだ!」
「○○について非常に悩んでいたけど△△を知らないことで想像で悩んでいたのでまずは▢▢さんに話を聞くことが重要だ」

そのためには何が重要でしょうか?
私(アニキ)の経験から「感情へのフォーカス」が重要だともいます。
感情表現を逃さず「どうしてそう思うのか?」、「そう思うきっかけはなんなのか?」を自分の尺度で判断せず聞いてみてください。

例:上司からの昇格の打診というと「おめでとう」と言ってしまいますが、
これは自分の考え方であり相手はどう思っているかはわかりません。
ですので、 
相談者:「昇格の打診がありました」
マネージャー:「おめでとう!」→これはNGです。

マネージャー:「昇格の話を聞いてどのように思いましたか?」→こちらが良いと思います。

自分の感情を他彫りしていくことで気づきや内省をすることとなります。

また 相手の解決したいこと、やりたいこと(漠然としててもかまいません)を聴いていくのも重要です。

なんとなくやりたこいこと。解決したいことはあっても具体的な行動や考えまでには至っておらず「もやもや感」がある人は多いです。
私ももちろんその1人です。

その「もやもや感」の中で今できること、子供の頃から得意なこと、譲れない感情などを丁寧にお聴きし「言語化」していくこと、時には紙に書いて「可視化」していくことが重要です。

問いかけは自分が聴きたいことを聴くのではなく相手の気持ちになる、相手の状況と同じ状況に自分を身を置く、そのために感情をお聴きする
ということを心がけていきましょう。


「フィードバック」に関してはVol 2でお伝えできればと思います。

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