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エコではない私が、キエーロにどハマりw

 前回までのあらすじはこちら。

疑問の発端は、キエーロにおける黒土の必然性を検証するってことだったんだけど、個人的見解は「微生物の宿る土壌環境であれば良い」ということ。

ぶっちゃけ、うちの剪定ゴミの自称コンポストなんざ、落ちたり傷んだ葉や枝、そして剪定した枝をザクザクと切り、その上に古土を被せただけのものだ。それでも時間さえ経てば分解されていく。その分解を促進するために、時々米糠を投入したりしていた。

原理としてはそれと同じってことよ。

分解すべきものが他に入っていると、そちらにエネルギーを取られてしまうので、有機物はフルイにかけて排除しておくと、生ごみに全力投球してくれるはず。

キエーロに興味が湧きすぎで、ネットで情報をかき集めてみて思ったのは、「我が家のキエーロは、真冬の環境においても分解速度が早すぎるのでは?」ということだった。

うちの子(微生物)たち、めっちゃイケてるやつかも!!!

そして、やはり米糠は混ぜ込んだ方が良いということ。実験している方いらした!!

古い土は、最も細目のフルイにかけて微塵を集めて、それに米ぬかを混ぜ込んでおけば、それだけでキエーロできちゃうよ。黒土をわざわざ買うまでもない。

キエーロを作って分かった成功の秘訣の一つに、漫然と「多すぎるゴミを入れない」というものがある。微生物の処理キャパというものがあるはずなので、それを超えると土壌環境のバランスが傾くのは自明である。

と同時に、加熱したものの分解速度は早いということも分かった。これって人間にも言えることなのかも。加熱したものの方が分解が早いってことだよね。生野菜を食べている場合じゃないのか?(いや、加熱で失われる栄養素もあるし、それはそれでいいとは思うがw)

そこで、次なる命題は、土壌環境がバランスを欠かないレベルの「そのキャパってどれくらい?」ということ。いつかキャパオーバーになった頃には、またレポートしてみたい。

さて、水分量も分解に重要な要素らしい。

常温放置して数日後の自家製パンを小さく手でちぎったものを入れてみた。

キエーロに自家製パンを投入!

カビは生えていないけれど、食べるには適さないかもという疑念が湧いたので、微生物さんに気前よくお振る舞いすることにした。水分量が多くはないパサパサのパンは、果たして何日かけて分解できるのか。

………….で、結果的には「水分がないと、このままの形状で残りがち」ということが分かった(汗)。一週間くらいは、なんとなく形が残っていたのだ。

だからといって適度に水を加えるのも加減がわからないので、食品ゴミ(加熱調理後のゴミ)をいれる際に、あまり水分を切らずに入れるようにしている。それでもカラッカラになるのだ。

最終的には、味がついているものや、加熱済みのものはキエーロで、生のものはコンポストに入れるという棲み分けができてきた

そうすると、加熱済みの残飯などは、それほど多く出るわけではないので、今のところキャパオーバーになったことはない。もちろん、分解に適さないもの、肉類や魚類などは入れていない。臭いや虫などのトラブルはゴメンである。

そしてさらに、廃油も仲間に加わった。

廃油処理がサクサクと進んだことに気をよくした私は、フライパンやお皿にのこった油分をすべて、キエーロさんに投入することを思いついた。

まず、キッチンスクレーパーで、一箇所に集めて、それをキエーロ内にぶち込むのであーる。

排水管の掃除の動画を延々と見てしまったことに端を発する。

どうやら、キッチンその他から排出される油分と石けんカスのなせる技らしく(滝汗)。洗剤でちゃんと乳化させてるから大丈夫!なんて思っていた私が愚かに見えちゃう………orz

こんなのホラーやん。

油分をそのまま流さないのは当然としても、洗剤を使っていても凝固するときは凝固するならば、もう油分は1ミリリットルたりとも流さないという硬い決意を持つしかなく!

まず最初に、コストコのキッチンペーパーを使ってお皿などをすべて拭き取っていたのだが、すぐに「コスト高だわ」と気づき、ソフトパックティッシュに変えた。

が、エコに興味がないとはいいつつ、製品化された美しいティシュをバンバンと使うのも気持ちの良いものではないので、これも却下。

最終的に、

1、お皿やフライパンの油分を含む液体を、スクレーパーで集める。

2、他の用途に使っていたキッチンペーパー(野菜を包んでいたものとか)で拭きあげる。

3、食洗機投入。フライパンなどは手洗い。

4、集めた液体をキエーロに投入。

という方法論に落ち着いた。

とはいえ、急いでいる時などは、このように丁寧にできないので、そういう時は、ティッシュごとゴミ箱に投入したり、洗剤と熱めのお湯で洗い流したりもする。少なくとも、流す油分の全体量は減っているので、良しとしないとストレスがたまってしまう。

そして今、すっごくこれが欲しい。我が家には、ケルヒャーの高圧洗浄機があるので、これさえあれば、すっきりしそうである。

留まるところを知らない、私のリスクヘッジ欲(汗)。


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