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あまりの衝撃!知らない人にも説明。水星の魔女12話(シーズン1最終話)

「機動戦士ガンダム水星の魔女」
のシーズン1(こういう呼び名にするらしい)が終わった。

そのラストがあまりに衝撃的だったので、まったくわからない人にも端的に説明する。

世代を超えてガンダムを楽しんでもらうために
作られた本作。

若い世代やガンダム初見にも大うけして毎話、終わるたびに
みなで笑いながらネットでイジりあう。

ラジオでも本編の総集編でもネタいじりでナレーションが入ったり
とにかく楽しい時間とガンダムの広がりを共有した。

女性主人公でピュアなスレッタ・マーキュリーと
クールでツンデレ、なミオリネ・レンブランの友情は本当に心温まる微笑ましい・・・

のだったが、

シーズン1の最終話にして
いきなりガンダムに乗るテロリストに襲われ命の危機に合う。

そこで、いままでの使われた前向きな台詞
「逃げれば一つ、進めば二つ」

はみんなを救うために戦う(戦争に参加)選択に使われる。

突然人の命の重みが乗っかる。

ここまでだと、普通、
戦いの中で、人を殺めてしまうことへの葛藤と、恐怖でたじろぐ少年・・・が
ガンダムなどの定番。

あぁ、そうなるか・・・としか思わないのだけれど、違った。

描き方が残酷なのが最後の最後までスレッタは戦いの中、
敵に止めを刺すまでに至らず、敵は逃げていくところ・・・

脚本目線でみると、あえて、ここで安心を与える。

そしてラストのラストで
親友、ミオリネが重傷の父をかばい、撃たれる!?というシーンで
助けに来るスレッタの乗ったガンダム。

「やめなさい」と敵意もない台詞と同時に、それとはかけ離れた
描写。
ガンダムの手のひらで敵兵を押しつぶす。

返り血を浴びるミオリネ。血だまりに転ぶスレッタ。
笑顔で助けに来た彼女をミオリネが拒絶する。

今まで積み重ねたものすべてを壊すような展開。
戦争だからしかたがなかった、という感じの展開じゃないところが辛い。

ミオリネはスレッタが笑っていることに恐怖しているのだ。

ちなみにその話の前半もすごいグエル・ジェタークの悲劇と活躍が衝撃的だったのだけれど、いったんそれは置いといて・・・。

そもそも、若者が「ガンダムという重いメッセージから苦手意識をもっている」
のに端を発したはずの作品がこれでどうなるのだろう。
リアルに心配した。
かつて私もエヴァでトラウマになりかけたことがあるけれど、
実際どうなのだろう。
ネットでは意外とネタにして笑っている、がそれも一部でしかない。
ピュアに楽しんでいた少年がどう思っているか心配だ。

私、始まった時から、
絶対にこのガンダムは明るい方向から舵を切らないと思っていた。
それは主題歌「祝福」にある

「定められたフィクションから今、
飛び出すんだ」

など宿命(ガンダムであること)を変える
ことのモチーフがあったからだ。

さぁ、

そして、どう反応するのが正解だったのか?

わからない

が、ずっと考えていると
「文学」のように
あたふたして、みっともなく狼狽する、
それが人間の姿なんじゃないか、と思うのだ。
そのクラスの重みではないだろうか。

これ、ドラマ「デート」で母がガンになって、
それを冷静に裁こうとする人間に向かって
「なんでそんなに冷静なんだよ!」
太宰治の文学のようにもっと、みっともなく、うろたえて、何もできなくて、
それが人間じゃないのかよ!と叫ぶシーンが参考になる。

ただのアニメ一つに、
うろたえて、オロオロして、

4月まで待とう・・・・・(シーズン2は4月)

ある意味で
「逃げれば一つ、進めば二つ」

あえて、重たいことから逃げなかった、のかもしれない。
彼女たちならばこの宿命を超えられる、だろうか。

その間に
閃光のハサウェイ、
サンダーボルト、
UCガンダムNT
が豪華にテレビ版でやってくる、が
またどれも「重い(;'∀')」

サンダーボルト超オススメ。
ガンダムNTは適役ゾルタンの若いころのエピソードが今「ガンダムエース」で連載してます。

ということで
みなさんで一緒に
オロオロしましょう。

『呪い呪われた未来は
君がその手で変えていくんだ』(祝福歌詞)
↑案外ネットでネタにして補完している君たち正解かも(;'∀')

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