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蜜柑色の夏休み

びっくりするほど偏見なんだけど、猫を好きそうな女の顔が苦手。
猫好きなんて老若男女いることなんてわかっているし、全員が当てはまるわけではない、そんなのは重々承知で。

わたしが言いたいのは薄いアイシャドウで、久々にアイライン引いたとか言いそうな女。
一重でも二重でも少しぎょろっとしていて鼻筋がすんっとしている女。
めちゃめちゃ美人!ってわけではないのに、顔の素材と雰囲気だけで勝負している女。

苦手の原因はわかっていて。
一生こういう人たちに勝てないからなんだと思う。そりゃ美人にはもっと勝てないけど、それは雲の上すぎるというか。とても失礼な言い方。

本気で大好きだった彼氏がこういう雰囲気の声優のことをベタ褒めしたことからこの劣等感は始まったと思う。で、蓋を開けるとその人が大好きだった元カノもそういう雰囲気で。
美人が好きなあの人も結局こういう雰囲気の人といる。
わたしの目の前に立ちはだかってくるし、わたしはそういう風にはなれない。いや、決して美人にだったらなれる!とかではなく。

美人の横に置かれて引き立て役になるより、こういう女の引き立て役になるほうが嫌だ。

わたしの友だちが昔、彼氏の好みになりたくて、可愛くなりたくて、努力をした。でも、彼氏の好きなタイプはグリムスパンキーのレミちゃんで、超絶美人ってわけではないけど努力してもなれないところにいる人で虚無しかない。

的なことを言っていたのを思い出す。
これと同じことなのだと思う。

歳をとっても顔の劣等感は消えない。ただ、わたしはこの劣等感が思ったほど嫌いではないのかもと思っている。人間って感じと社会に生きている感じを与えてくれる。
でも、それは今までブスブス言われ続けてきて、ヘラヘラしすぎた結果の逃げた考えかもしれないけど。

わたしにできることは内面を豊かにすることなんだけど、年々考える力とか行動力とか貧相になっていて異文化交流がしたい。
わたしの知らないことをもっと知りたい。

あ、会社の健康診断、異常なしが1つしかありませんでした。どうなってるん!


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