見出し画像

渋川春海は陰陽師? というキロク

野尻抱影先生の星三百六十五夜・秋に渋川春海の記述がある。
「一さ程の助左衛門なれど、陰陽師身の上しらずとかやにて、駿河臺の屋敷にて朝の事なるに、牡丹畑へ出けるに、人喰犬出て喰付、喰倒しけるとかや。病死のことは是なりといふ」
渋川春海が『陰陽師』とあるのが印象的。

春海が“さ程”の訳は、地震予知。
「一、癸未(元禄十六年)十一月廿三日大地震の時、助左衛門御城へ訴へけるは、今夜大雷か大地震にて可有御座。御さわぎ可被遊と言上仕るよしを申上げると也。たしか成見よふなり」

出典は、烏江正路『異説まちまち』
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1914098/1/62 (国立国会図書館への「ログイン」が必要)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?