20240226プロットメモ

青年はなぜ放浪しているのか
- 生きることへの執着の希薄化
- 他責を自責に変換してしまう構造
- 考えることが全て自責になり、寝ていても呪いのように纏わりついている
- 死にたいではなく、辛いことから逃れるための自殺衝動を抱えている
- 物語の始まりはその衝動の頂点を少し過ぎ、低く落ち着いた地点から始まる
- 自殺を踏みとどまらせたのは勇気がなかったから、親の悲しい顔を見たくなかったから
- 死ぬ勇気もない青年は空っ風のように旅に出始めた
- 留まっても変わらない。変わるためには外にでなければならないことは自覚している
- 目的はない旅。終わるときは自分が変わるとき。自分の意思で生きよう、生きたいと思ったとき。

父親はなぜ夢にでてくるのか
- 幼少期に見た暴力的イメージが脳から離れない。恐怖
- 常に怯え、機嫌を損ねないようにしなければならない存在。自分が傀儡化する
- 嫌なものへのイメージが夢の中では統合化され、全て父親を介して表現される
- 本当は父性に対して甘えたい心はあった。しかし、親が子へと甘えるため、子は親へ甘えることができないまま時が過ぎた
- 素直に気持ちを表現できない恐怖は父親からスタートしている

なぜ海沿いの町なのか
- 海は満ち引きで自分の全てを流してくれる
- 海をみることで落ち着く
- 偶然にも父親の生まれた土地
- 父を知りたい気持ちはないわけではない
- その土地での人、風景、音によって父親の一部が構成されていることを理解していく
- 別の父親から、自分の父親の姿を見る

マクロ
・衰退する海沿いの町で生きる人々
・消えるもの、残る意思

ミクロ
・青年が生きる術を見つける
・父親を認める


幸せは何気ないケの日にあり。
青年は海沿いの町で幸せを見つける。
そして父性からの脱却で、ひとりの人間へと成長する。

青年
夢父親
女性A
A父親
A母親


続きはまたこんど

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