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Ibaraki Rashomonアメリカから和を感じる1枚

ここ最近台風の影響のせいで全く釣りに行けなくてストレス瀑溜まりでやっとこさ先日釣りに行けましたー

釣り場は静岡方面、水温が上がって来たらしく青物がちょろっと入ってる情報を聞き意気揚々と釣り場へ向かいました
一応晴れるらしいが道中激しく降ったり止んだりの天候の中僕のテンションは上がったり下がったり
何で今日に限ってこんな天気なんだよなんて文句を言いながら釣り場に着けば天気も良くなり少し暑いくらい
僕ってもしかして晴れ男?なんて思いながら頑張ってジグを投げ通した
ジグサビキ投げると良型のカマスが釣れ
間髪入れずに竿のぐっと重みを感じさせるあたり

おおおお絶対に青物だーーって

どれだけ坊主が続いたか、これはバラさないぞと釣れたのはなんとスマガツオww

まじで!?静岡でも沼津らへんに行かなきゃ釣れないと思ってたカツオ
実は昨晩穴が空くほど釣り動画を夜中に見ては
カツオ釣ってみたいななんて言ってたのに

初魚種ですよ~

これはもう漬け丼でしょってテンション上がりました

漬け丼って魚の甘さと、漬けタレのしょっぱさとお米の香ばしい味が合わさって日本人で良かったーって思える大好きな食べ物
シソも載せちゃうと最強ですね

そんなお米を連想するのは勿論茨城のコシヒカリですよね~

なんと茨城といえば日本ではなくアメリカはフロリダ産ブラックメタルバンドその名もIbarakiというバンドがデビューして記憶に新しい

なんとこのバンドのフロントマンは僕の崇拝するメタルバンドtriviumのマットヒーフィーのサイドプロジェクトなんですよね!

といっても実は茨城ではなく茨鬼なんですがね
大阪の茨木でもないんです、時代は平安時代にも遡り京都を荒らしまくった悪童、茨木童子の事なんです

元々ブラックメタルにルーツを持っていたマットの少年時代
高校の行き来車の中ではブラックメタルガンガン鳴らし、長髪にブラックメタルtを着込んでいたというマット
同じ学校にいたら絶対に友達になりたい人ですねw

Triviumの活動も今ではベテランの域に達し、長年の憧れであったブラックメタルバンドの結成に着手する
そこでブラックメタルの大御所エンペラーのイーシャンに話を持っていった所「ノルウェー出身じゃないのにノルウェーブラックメタルやるのはどうなん?」と言われ、たしかにそうだわって思い
自分のルーツにもある和をテーマにしてみたらどうだろうかと思いついた結果Ibarakiが誕生したんですね!

内容はサウンド的に言えばベヒーモスの様な重低音にOpethの様なメロディーを乗っける形に仕上がっているという感じかな?

三味線の音とヘヴィーなサウンドが絶妙なカグツチ、モロベヒーモスな茨木童子、美し過ぎる旋律にTriviumでは聞くことが出来なかった美声を聞かせる地獄太夫、凄まじいテンションに割れるような叫びを上げ、コーラスには非常に美しい歌声が聞ける魂の崩壊魂の崩壊
個人的に凄い好きなバンドベヒーモスのネルガルが楽曲に参加した悪夢、マットは絶対にベヒーモスすげえ好きなんだろうなって思うほどサウンド的にとても近い。エンペラー、ベヒーモス、オーペス好きなんて好きなバンドが似てて親近感
これはエンペラーという様なグイグイ来るリフの木漏れ日、中間パートではグレッグ時代のクリムゾンを彷彿とさせる静粛なパート。マットヒーフィは一度喉を壊した経験もあり、精力的にボーカルトレーニングを行っているおかげか非常に歌唱力が上がっている。まさかそれがこのバンドで聞けるとは!と少し嬉しくなってしまった。まぁ彼の個人ユーチューブチャンネルでは度々アコースティックカヴァーの動画を上げていたのでちょくちょく彼の歌声は聞いてはいたんだけど…
超オーペスなミドルテンポな曲が美しい浪人
ミカエルオーカーフェルト様なブレスを聞かせる綺麗な歌声から中間では狂ったような金切り声を上げるのはなんとマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ!実はメタラーだけどマイケミ大好きなクチでまさかジェラルドが参加してるとは思わなかったw凄い良いじゃん!ジェラルド。
彼もサイドプロジェクトでブラックメタルやりゃいいのにwいい声してるよ〜
そして須佐之男、まさしくエンペラーサウンドにコーラスはメロウ。こちらの曲にはエンペラーのイーシャンがコラボをしています。少し歌謡曲っぽさも感じる和の雰囲気も取り入れつつ、ハモンドオルガンまでバックで聞こえてくるバラエティ豊かなサウンドに仕上がっています
これこそ日本の血を引くマットにしか出せない音なのかもしれない。まぁ彼は幼少期のほんの少ししか日本に住んでいなかったらしいので本格的に日本に触れてはなかっただろうけど日本に訪れると祖父の家の様な懐かしい匂いがしたと話していたので彼には日本の文化はしっかりと染み付いているんだろうと思った
イントロの儚き必然から繋がるアコーディオンのサウンドが心地よい海賊
なんかこの音を聞いてると必然とレイトン教授を思い出しちゃうんだけどw浮遊感があるサウンドに何処か不気味さ、危うさを感じさせる雰囲気
真夏の昼下がりに冷や汗かいてしまいそうなそんな冷たさを感じる曲
ヘヴィーなパートは皆無なのだが、どの曲よりもおどろおどろしさがあってなかなかさらっと聴くには少し重いそんな感覚に陥る気がしてならない

さらっと全曲解説の様な感じで書いてみたけど
ちゃんとTriviumらしさも感じるなとアルバムを通して聴いた感想
それもそのはずでTriviumのメンバー全員アルバムに参加しているのねw
てっきりマットソロ作品なのでメンバーこしらえて作った新バンドなのかなと思ってたけど…

アルバムタイトルの羅生門は芥川龍之介の作品
アメリカ人からしたら世界の黒澤明作品の映画のほうが印象が深いのだろうが…
世界のクロサワ名を轟かす彼の出世作だったと聴く
うちの母親がまだ学生の頃の作品だったらしいので僕はあまりよくは知らない

何と言っても彼の書くメタルは格好良いの一言に尽きる
Triviumでは聞かせる事がなかったまた違った側面のサウンド
でもしっかりとTriviumらしさも残している絶妙なバランスで和という物を表現している

Triviumの作品「将軍」で初めて和という物をヒューチャーしたのだが今回このibarakiというバンドで改めて形にしたという印象だった
こちらの活動にも非常に興味が湧いて来ましたね!

ずっとバンド名を茨城だと思ってた自分
まさかコシヒカリとかけられるなんて本人は思ってなかっただろうがw
デビュー作にして非常に完成度が高い作品に仕上がりました

いや~次作が楽しみでならないね
今後更に色々なバンドとコラボをしていくだろう未来に期待していきたいバンドですね!

こちらの作品を引っ提げて来日してくれる事を期待しています!
曲数的に恐らくブラックメタルの曲カヴァーも織り交ぜてくれるでしょう!
ブラックメタルマニアの彼ならばファンを唸らせる選曲を見せてくれることだと思いますね


ではまたー




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