見出し画像

思いがかさなるその前に...を聴くと子どもの頃を思い出す

平井堅さんと小さな男の子がベンチに座り同じ方向を見つめている。初めてこの曲を聞いたとき事は恋愛の曲なのだろうなとずっと思っていました。
PVを見た時に「そうか!この曲はこういう事を歌った曲だったんだ」と気がついたことがあります。


ねぇ そんな事を隣でキミも思ったりするのかな
思いが重なるその前に強く手を握ろう

キミの目に映る青空が
悲しみの雨に滲んでも
そんな時は思い出して
笑い合えた今日の日を

肩を落とすキミを見る度に
連れ出すのは僕の方なのに
時々わからなくなるよ
僕が救われてるんだ

その掌は虹も掴めるさ
キミだけの歌を
ラララ探しに行こう

ねぇ いつかキミは僕のことを忘れてしまうのかな
その時はキミに手を振ってちゃんと笑ってられるかな
ねぇ そんな事を隣でキミも思ったりするのかな
思いが重なるその前に強く手を握ろう

誰といても一人ぼっち
唇噛み締める時には
またここにきて同じ空を
何も言わずに見上げよう

涙も傷も宝物になる
キミだけに歌を
ラララ歌って行こう

ねぇ いつかキミは君の夢を忘れてしまうのかな
その時は瞳逸らさずにキミと向き合えるのかな
ねぇ こんな僕はキミのために何ができるのかな
言葉にならない思いだけ強く手を握ろう

強く手を握ろう


歌詞の中に度々出てくるキミというのは、恐らくですが今の自分
沢山の経験をしてきて多くの事を見てきた歌の主人公の自分。その君に幼い頃の僕が語りかける
成長している自分の中に眠る純粋な頃の自分と何も知らなかった自分。
そしてそのキミに語りかけるそんな優しさを感じるんです

僕たちは常に初めて経験した事を積み重ねて生きています。初めて友達が出来た日。初めて褒められた日。初めて自転車に乗れた日。初めてサッカーでボールに触れた日。初めて怒られた日。初めて悔しくて泣いた日。初めて恋人が出来た日。

そうやって僕たちは経験をし、時に挫折をしそれを経験として今の僕たちが存在している。
そしてどちらの自分も同じ景色を眺めているという事です。


誰といても一人ぼっち唇噛み締める時にはまたここにきて同じ空を何も言わずに見上げよう



どんなに辛いときでもあの時の景色を何もかも忘れて眺めていようという場面。

どんな時も空を見上げていた、嬉しい時も悲しい時も
小さい頃からずっといつものあの場所で。
丁度トップ画の写真の様に、ベンチに並んで景色を眺めています。
あの時と今の自分。同じ景色を眺めていても見え方が違う

多くの事を知った自分。多くのものを見てきた自分。
そしてまだ何も知らない自分。これから沢山見るはずの自分。

どんなに辛いときでも幼い頃の僕が
あの時のあの場所で何もかも忘れてその空を眺めようよと語っているのかな?と思うんですよね。

どんな時でもこの景色は変わらないんだよ
見え方が違っても紛れもなく僕が見てきた景色なんだよと


涙も傷も宝物になるキミだけに歌をラララ歌って行こう

どんな思い出も大切な記憶になる。キミだけに歌を(語りかけて行こう)歌って行こうという部分も
そう考えると腑に落ちる気がします。


ねぇ いつかキミは君の夢を忘れてしまうのかな
その時は瞳逸らさずにキミと向き合えるのかな
ねぇ こんな僕はキミのために何ができるのかな
言葉にならない思いだけ強く手を握ろう


僕が抱いていた夢その夢を忘れてしまってないかな?
その時はまっすぐに向き合うことが出来るのかな?
そんな時は僕は何が出来るのだろう?
言葉にならない思いだから僕は強くキミの手を握ろうと
最後は隣に座るキミを励ましている。
どんなに辛くてもキミが経験した多くの事を忘れないで
今までの沢山の思い出を忘れないでと強く手を握る
そんなシーンを思い浮かべるとなんだかとっても温かくなれる気がします。


歳を重ねるごとにこの曲の本当の意味を理解できる様になれた気がします。どんなに辛い経験をしたとしても隣には僕が座って眺めている。どんなに売れる事があっても隣の僕が嬉しそうに眺めている。
僕は決して一人ではなくいつも僕が側にいて、同じ空を眺めて成長しているんだ
そんな優しい言葉がこの曲には込められていると思うと
よし!どんなに辛くても乗り越えてみよう
どんなに今が辛くてもきっとあの頃の様に純粋に世界を眺められるはずだと。

初めて見たあの時の様に
初めて経験したあの頃の様に

またこれから先初めて経験をする事があった時は
またこの空を眺めて生きていこうというとても強い気持ちが湧いて来る気がします!

平井堅さんはとってもいい曲を書きますね!
優しくて深い歌詞に感動してしまいました。
まぁ普段から激しい音楽(メタル)ばかり聴いているから余計そう感じるのかもww

もしこの曲が気になっていた方は是非聴いて見て下さい。




 それではまた…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?