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旅のノート「祝還暦!中学同級会in鳴子ホテル〜仙台散歩2023.8.11−13 その3」

男だから〇〇、女だから〇〇、という表現が適切ではなくなった令和時代ではあるが、わたしが体験した「だからオッサンは・・・」という出来事をいくつか披露しよう。
とあるコンビニエンスストアでバイトしていると、いろんなお客様に遭遇する。
中でも多いのが、いわゆるオッサンのあれやこれやである。

まずは、レジで出会ったちっちゃいちっちゃいオッサン編。
数年前、180ml紙パック日本酒などが一斉に値上がりした時のこと。いつも購入している紙パック日本酒が十数円高いことを怒り、「他の店で買うからな!」と啖呵をきり、出て行った。オッサンなのに、たった十数円ごときで頭から湯気が出るくらいのご立腹ぶりに、バックヤードで失笑した。他の店でも値上がりしていることを知った彼はどんな反応をしたのだろう。

これは今年の出来事。
チケット発券後、あいにくチケット袋を切らしていて、謝罪しつつ、代わりにATM用袋を差し上げたところ、「(チケット袋)ねえのかよ!高い手数料の中に(袋代が)入ってんだろ、用意しとけよ。最低だな!」とご立腹。
ちなみに、手数料の金額は(ない場合もある)、だいたい200円から500円の間。
そのオッサンの手数料は200円だった。手数料の中に袋代は入ってないし、手数料無料の購入方法があると思うし、第一、なんの魅力もないチケット袋を強く欲する氣持ちがわからなかった。
怒鳴られた後、同僚が気遣ってくれたけれど、「いやー、ちっちゃい男だよ」とぼやいたわたしにビックリしてたな。
オッサンに関してのエピソードはもっともっとあるが、長くなるのでこの辺にしておく。

<第3日目・最終日 8/13(日) 雨が止んで広瀬川散策〜横浜へ帰る>
前日、お土産を宅配便で送ったので、最終日について回るお土産ショッピング時間の確保がいらず、少し心に余裕ができた。日曜日のコインロッカー争奪戦に勝利すべく、起きてすぐにホテルを出て駅前のコインロッカーに荷物を預け、すぐ戻り、ホテルロビー隣の部屋で朝食バイキングをいただいた。登米・大崎の郷土料理はっと汁となすの煮浸しが特によかった。

欲張りすぎたとおもったが、ペロリと完食。

朝方の雨も上がり、なかなかのお散歩日和になった。チェックアウトして仙台散策スタート。準備していたクールタオルをリュックに入れて、広瀬川河原方面に向かって歩いた。途中、クールタオルを水で冷やして首に巻き、西公園に着くとかっこいい機関車が現れた。大きなこけしにも驚いたわね。

機能美ってこんなのをいうんだね

西公園から広瀬川河原に下りて、ダイナミックな川景色を堪能。この辺の川沿いの道は好きだなあ。

いい眺め!

片平丁のバス停に上がる前の川沿いの道に、不思議な石が並んでいた。よく見ると、広瀬川河原で見られる小鳥たちが描かれていた。この石をセッティングした方は、河原道のお掃除もしているらしく、お掃除メンバーを募集していたよ。

小鳥のイラストがかわいい。

河原道からバス通りまでの階段を登り、片平丁からバスで仙台駅へ戻った。南町通りの三木本珈琲店でおいしいパスタランチ。
食器類のデザインを見て思った。仙台で横浜に出会うなんて、いとおかし。

好きな味だった。しあわせ〜

南町通りを一番町通りまで歩き、金港堂という本屋を物色し、いろは横丁、文化横丁を探検。この辺りは、レトロ趣味や昭和好きにはたまらない場所。

コッテコテの昭和!

新幹線の時刻も迫ってきたし、ちょっと休憩したくなったので、クリスロードを仙台駅に向かって歩きながら、純喫茶を探したが発見できなかった。諦め気分で駅前パルコを歩くと、Afternoon Tea を見つけた。何も、レトロな純喫茶でなくても良いではないか。氣持ちを切り替え、お紅茶でまったりくつろいだ。

アップルパイとファイブオクロックティーでひと休み。

いよいよ新幹線の出発時刻まで1時間を切り、コインロッカーから荷物を取り出した。6時間を超えて預けたので、料金が100円加算されて慌てたけどしょうがない。お土産は発送済みなので買わないつもりだった。在来線中央改札前の出店で足を止めてしまい、ホヤの塩辛を買ってしまった。これもしょうがないよね、ホヤ好きとしては。

ビールとおつまみを買い込み、やまびこ64号に乗車。ホームで並んで待っている間、自由席の乗車率が130%だから次の便を検討してほしいとのアナウンスが何度も流れ、駅員さんたちの必死さが伝わってきた。しかし、そんなアドバイスなんか知ったこっちゃねえオッサンたちが、乗車口から通路まで攻めてきた。せっかくの指定席車両なのにエアコンの効きが悪くなるじゃん、と思ったが、この混みようじゃ仕方がない。この新幹線に乗らなければいけない用事でもあるのだろう。
指定席車両にお邪魔してる人々を車両の一部と錯覚させて、自分を落ち着かせ、ビールとおつまみに集中。白石蔵王駅を過ぎたあたりで350ml缶ビールとおつまみがなくなってしまった。うーん、集中し過ぎたかもしれん。
東京駅に着き、サクッとお蕎麦を食べて横浜に帰った。いやー、当たり前だけど、すごい数の人だわ。

今回は同級会イベントありきの3日間の旅だったけれど、リフレッシュできてかなり楽しめた。いつか何気なく、普通に、鳴子や仙台にふらっときたいもんだ。

++++++++++ おわり ++++++++++


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