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【映画レビュー】I am Sam

I am Sam

みなさん、ご無沙汰してます

Wataruです!


2021年の抱負が「発信力」なので
休みがちのnoteも色々と稼働させたい一年です。

今回は映画紹介🎬
(毎回書くジャンルが違うから
 プレイリスト的な感じでまとめます)


今回紹介したい映画は
「I am Sam」という映画


1. あらすじ

主人公のSamはスターバックスで働く男性。彼は自身が持つ知的障害の影響で「7歳の知能」しか持つことができません。
そんな彼にLucyという娘ができるのですが、Samの奥さんはLucyを産んだ直後に消滅。(その奥さんはどうやらホームレスの女性だったらしく、Lucyを育てられないと判断して逃げたのかな、たぶん。)

そんな訳で男手一つでLucyを育てることになったSam。しかし彼は知的障害により7歳の知能しか持っていないため、Lucyを育てることに大変苦労します。いくらあやしても泣き止まないLucyを前にあたふたする毎日。すると隣人のおばあさん、AnnieがSamのことを心配しLucyを育てるための手助けをしていきます。SamもLucyの育て方に苦労しながらも愛情を込めて接していくのでした。

そうして愛情たっぷりに育てられたLucyがついにSamの「7歳の知能」に追いついてしまう日がきます。Samの家庭状況を知った検察側が彼から親権を奪おうとしてしまいます。Samの障害が原因でLucyの発達に影響が出ると判断し、保護施設or里親にLucyを引き取ってもらおうと考えたのです。

「Samは親権を守り、Lucyとの幸せな家庭が築けるか」という映画になってます。


あらすじ聞くとちょっとパッとしないかもしれません。が、めっちゃいい映画です🎬



2.オススメポイント

❗️The Beatlesの曲が劇中歌

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今回の劇中歌のほとんどがThe Beatlesの曲をカバーしたものです✨

主人公のSamの娘「Lucy」も
「Lucy in the Sky with Diamonds」のLucyからきているくらいBeatlesが関係してるんです!なんといっても主人公のSamがBeatlesファンなんですよね。いい!

使われてる曲も
「Strawberry Fields Forever」
「Golden Slumbers」
「Black Bird」
「You've got to hide your love away」
といったBeatlesの中でも名曲ばかり。

例えBeatlesを知らずにこの映画を見たとしても、思わずこの映画のサントラを
iPhoneに入れたくなるくらい耳に残る曲が
多く収録されています。

映画の中での切ないシーンや
盛り上がるところ、エンドロールまで
Beatlesがこの映画を色付けしている訳です。

それはもうオススメです!


       こっからネタバレ含みます。

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《全体の感想》

ほんとに全体を通して泣ける映画でした。
まず各俳優陣の名演技。
Samの子供っぽい表情や行動はほんとに演技なのか疑う巧さでした。特にSamへの諮問のシーン、最後にSamが質問に耐えかねて泣き出すところは子供の演技そのものでした。
また、Lucyを演じた女の子も素晴らしい演技でした。LucyとSamの関係は親子でもあり同い年くらいの友達である、そんな難しい関係です。Lucyの演技はそんな二つの役割を絶妙に使い分けています。Lucyが頼もしく見える瞬間(LucyとSamの面会を傍聴されるシーン)とLucyが子供に見える瞬間(隣に越したSamに夜こっそり会いに行くシーン)があります。この映画はほんとにこのLucy役とSam役の名演技が重なって生まれた素晴らしい作品でした。


映画を通して考えさせられたことは
「親の役割」というところですね。

Samは知能こそ持ち合わせていないものの
純粋な愛情をたっぷりとLucyに注ぎます。Samは親としてLucyを支えながらも、友だちとしてLucyと関わる部分もあります。そんなSamの想いはLucyに届き、LucyもSamのことを大切に思っています。

一方の女性弁護士, Ritaは敏腕の弁護士として家族のために働いています。しかし、仕事に一生懸命取り組むあまり家族との時間を持てずにいました。その結果、夫には不倫されており息子には言うことを聞いてもらえない状況に陥っていました。

どちらも「親」として間違った接し方をしている訳ではありません。Samはきっと仕事をテキパキこなせるRitaを羨ましく思っていたでしょうし、RitaもLucyから愛されるSamの親としての役割に羨望していたかもしれません。


結果、お互いは自分にないものを相互に補うかのように惹かれていきます。おそらくこの映画はそんな恋愛の色を強めないためにSamとRitaの恋愛シーンは多く入れてこそいませんが、それが伝わるものでした。


親という立場に自分がなった時
一体何を1番大切にするでしょうか。

仕事
家族
時間
...

どれを選ぶことも間違いではないはずです。

ただこの映画であったように
それは他人が決めることではありません。

例えそこに障害の有無があったとしても
親としてのあり方に正解はないんだと思います。



そんなことをこの映画は教えてくれたように思いました。


見たことない方はぜひ見てみて下さい!



Wataru

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