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僕のDTM(スーファミ+MPC)

皆さん初めまして、わたくし、"Hawk(ホーク)と言います。
僕はDTM(ビートメイク)を始めて5年ほどになりますが、人と同じやり方をするのが出来ない人間で、、誰にもなかなか理解されそうにないので、説明の記事を遂に作成し始めてしまいます。笑
今回は僕のDTMで使っている機器や手法達との出会い等を淡々と紹介します。

1.スーファミ実機音源との出会い

まず、自分はSFC(スーファミ、スーパーファミコン)の音源を非常に好んでいます。
同時発音数8音のPCM音源、いわゆるサンプリング音源に対していつも非常に心地よく感じています。少し物足りないような、でもファミコンの矩形波三角波だけでは表現できず、ドラクエやFFのBGM等の感動すらしてしまうような、、そんなスーファミの音が好きです。
また、スーファミソフトは音源容量の制限が64KBであるがために、あらゆる工夫が必要になる一方で、エコーやポルタメント、ビブラート、ピッチベンド、パン、レガート等の通常のシンセやDTMの手法は使用でき、それらの要素を組み合わせると、スーファミは他のハードと比べて独特な音を再生出来て、本当に面白い音が生まれていると思います。
(自分より若い世代からすると陳腐な音にしか聞こえないという意見もちらほら。。)
そんなスーファミの音源ですが、実機で再現している方がいて、SNESバンドを結成されている、マツケん/ MatsukeNさんの動画を勝手ながら紹介します。

正直言って他の動画を見ると、非常にマニアックな(もちろん良い意味で!)音(ゲームや鉄道の音等)を再現し楽しんでおられる方で、音楽に対する方向性は自分とはかなりタイプの異なる人だとは思います。
そのマツケんさんが、スーファミ実機にシンセをつないでスーパーマリオやFFなどの楽曲を忠実に再現されているのを数年前にYouTobeでアップされており、その動画を見てめっちゃ感動しました。それ以降、自分もスーファミ実機を何とか鳴らせるんじゃないか、鳴らしてみたいという気持ちが沸き上がっていました。
その後、正直こんなに早く、かつ、想像以上に簡易な手段で自分も同じように再現出来るとは思ってもいませんでした。(今思うと、他にもスーファミ音を再現する方法はあるものの、実機で再現するというところに非常に自分は価値を感じているためそこまで調べていなかった、、)マツケんさんのような再現度高いものは作れませんが、少しならスーファミソフトの音を再現し、実機で鳴らすことが出来るようになりました。
その実機再現を可能にしているのが、アメリカのエンジニアRianHunterさん(@Cejetvole)が発売している、「SuperMIDIPak」です。このソフトを知るきっかけになり、使い方などが記載されているのが下の記事で、twitterで見つけて飛びついて、入手するには直接購入手続きをする必要があったものの、発売の機を逃さずにすぐに手に入れることが出来ました。

2.MPC2000XLとの出会い

一方、このスーファミ実機音源とは全く別角度で、僕はサンプリングを使った音楽、HIPHOPが非常に大好きです。
幼稚園から小学生にかけてはポンキッキーズでスチャダラパーのBOSEが出ていたり、小学生から中学生にかけてはZeebraやRIPSLYME、KICKといったいわゆるメジャーシーンに多くHIPHOPアーティストが出てきていたので、おそらく世代的に一番HIPHOPに影響を受けやすかったのではないかと思っています。
僕はそのHIPHOPの中でもやはり圧倒的に愛してやまないのは何といってもNujabes氏です。
15年ほど前、大学生なりたての頃に、芸大に通う姉のセンスを信じ、当時ハマっていたレゲエとは違う何か良い音楽はないかと聞いたところ、NujabesのLuvSicのジブリremixを教えてもらいました。

もともと、姉がジブリ好きでその影響から自分も良くジブリを聞いていたので、この曲がかなり響きました。
それを機に、Nujabesの曲をネットで漁っていましたが、特にその頃はYouTubeが誕生して2・3年経った頃で、まだまだYouTubeの違法アップロードの取締りも甘かったのと、Limewire等のP2Pファイル共有ソフトが流行っていたこともあり、当然Nujabesも数多くの曲が流れてきて、割と耳に触れやすかった事も影響しています。
その時からLuvSicシリーズが完全に自分のツボにはまり、大学生時代はNujabesを延々リピートして聞くことになります。
また、その一方で、大学生時代はひょんなことから友人にストリートダンスを教えられ、ダンスを始めることになりました。
その影響で、ショーのためにAudacityなどを使って数曲を簡単につなぎ合わせることを始めました。おそらくそれがDTMの発端になります。
さらに、そのストリートダンスの影響で、音響学に興味を持ち、大学卒業まで音の研究を行うようになります。そこでもAudacityで扱うことがあったり、そのほかマニアックなソフトでも触れる機会がありました。
そんな最中、ご存じの通り2010年にNujabes氏は交通事故で急逝されてしまい、非常に悲しんだ記憶があります。当時、来年こそはNujabesのライブに絶対行こう!と決心した頃だったので非常に悲しいものでした。
僕は単純なので、なんとか自分でNujabesのような音を再現できないかという考えが生まれ、"Nujabesが使用していた機材"をGoogle先生に聞いて出てきたのが、MPC2000XLでした。
ただ、その頃は少し高額であることだけは知っていたので、入手方法をきちんと調べることもなく、簡単にMPCを手に入れられるわけがないと思い、購入することはありませんでした。
しかし、その後社会人になり、結婚して子供が出来てからも、自分で作ってみたいという熱が冷めることなくMPC2000XLをついに2018年手に入れることになりました。
当時現場監督をしていたため仕事が超多忙な中、無謀にもMPC2000XLだけで音楽制作をスタートし、音の出し方も線の繋ぎ方もわからない訳の分からない説明書を片手に、ネットの分かりにくい記事や海外のYouTube動画等の説明を拾い集めながら、かつ、子育ても少しだけしながら、、少しずつやり方を学んでいきました。

3.SuperMIDIPak×MPC2000XL

ということで上記のように、機材を手に入れた時期や背景は違いますが、SuperMIDIPakとMPC 2000XLを作って製作し、個人的に気持ち良い音が鳴っているのがこの2つの動画です。

どららも、PADの半分にコードを割り当ててSuperMIDIPakにMIDI信号を送ってスーファミを鳴らし、残り半分はMPC2000XLでフィルターをかけたドラム音源を鳴らしています。
どちらも、フィンガードラムで鳴らしていますが、フィンガードラムを始めたのは、フィンガードラマーのSTUTSさんの影響でやってみようと昔から思っていたところ、スぺカン(@fingerdrummer3060) さんがYouTubeで無料でできるメソッドをやっていたので、自分も学んで少し出来るようになった感じです。2年弱やっていますが、一定のレベルから上達しません。。

また、MPCを使うならサンプリングしろよと思うかもしれませんが、スーファミ音源を実機で鳴らすのと、MPC2000XLの太っといドラムの音を組み合わせることに良さを感じてもらえると嬉しいです。
今後、自分で鳴らしたスーファミ実機音源をさらにMPCでサンプリングして制作しようとも思っています。
もちろん、たまに普通にサンプリングして制作したりもしていますよ。

4.iphoneDTMについて

以上、自分のDTM(ビートメイク)に欠かせないスーファミとMPCについて書いていきましたが、実はもう一つ自分の要素として、上のサンプリング動画にもある通り、iphoneのDTMアプリを使っています。
これはフィンガードラムを始めるときに、 koalasamplerとドラムパッドを組み合わせると非常に使いやすいというところから使い始めました。
koala sampler単体でも非常に優秀なのですが、SuperMIDIPakへのMIDI接続をやりやすいAUMというDAWアプリを連携させて使ってます。

おそらくgarageband以外のDAWアプリで、iphoneDTMにここまではまっているのは日本で自分だけではないかなと思っているほど、ほとんど使用する人を見かけませんが、手軽に出来てとても優秀でコスパ良いと思っています。
AIで自動生成してくれるアプリが安く販売していたり、色々と拡張が簡単に出来てこれからさらに伸び代だらけだと思っていますが、ユーザー少ないので寂しいです。
ただ、iphoneDTMをしているとたまに危険な場合があり、、
iphoneをDTMアプリで過剰に稼働させると、熱を発してきて、ピークを過ぎるとiphoneから聞いたことの無いような悲鳴のような音が聞こえてくるところがあります。。おそらくこのサイズでDTMすると、処理能力を大きく超えてしまっているのが原因です。
徐々にPCでDTMするのもちゃんと学ぼうと思っています。。

5.まとめ

以上、まとめると
スーファミ(SuperMIDIPak)
MPC2000XL
フィンガードラム
iphoneDTM

の4つの手法を使ってDTM(ビートメイク)をしているのが私です。
興味持っていただけましたか?
僕の伝えたいこと、伝わりましたでしょうか?
伝わって下さい。。よろしくお願いします。

ここまで読んで下さった方、大好きです。

以上、"Hawk(ホーク)でした。


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