見出し画像

イベント開催報告:「データ分析×医療費適正化」

こんにちは、ホワイトヘルスケアnote編集部です。
2023年9月に2日間に渡り「医療データ分析×社会課題解決」をテーマにミートアップイベントを開催しました。本日はその模様をご報告します。


満員御礼

今回のミートアップイベントでは、医療データ×社会課題解決に興味のある皆様に向けて、弊社が取り組む医療費適正化事業の一つである「セルフメディケーションの普及による医療費適正化事業」をご紹介いたしました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。当初の想定を大きく上回るお申し込みをいただきましたが、少人数でインタラクティブな開催を目指していたこともあり、残念ながらお断りしてしまった方もいらっしゃいました。定期的な開催を予定していますので、ご興味のある方は次の機会にぜひご参加ください。
さて、ここからは、セミナーのエッセンスをかいつまんでご紹介したいと思います。


当日お伝えした5つのアジェンダ

①国が取り組む「予防」の現状と課題

・高齢化社会、生活習慣病の増加などにより国民医療費が増加し、国民皆保険制度の存続が危ぶまれています。
・日本の医療産業には、病院・薬局(Provider)、加入者=患者(Patient)、企業健保・自治体など(Payer)が存在しますが、”国民皆保険””フリーアクセス”という通常のサービス業とは異なる事情により構造的な問題を抱えています。
・この構造において、医療費適正化に重要な役割を担うのが医療費の払い手となっている健康保険組合をはじめとする保険者です。
・一方で、すでにメタボ予防やがん検診などの予防事業に取り組んでいる保険者も存在するものの、特に小規模保険者ではマンパワーや専門知識の不足により十分な取り組みが実施できていない場合も多くあります。

保険者ペインと患者ペイン

②医療費適正化を事業にするとは?

・OTC医薬品の活用によるセルフメディケーションの推進は大きな医療費適正化効果が期待されています。
・軽度な疾患で医療機関を受診している加入者に対し、「セルフメディケーション」という選択肢を提供することで、加入者の健康増進と医療費適正化の2つの目的を同時に達成することが可能となります。

OTC医薬品による医療費適正化余地

③レセプトデータ活用法

・健康保険組合による保健事業の効果を最大化させるためには、加入者の疾病構造を把握し、自健保の特性に合わせた保健事業を計画する​ことが必要不可欠です。
・さらに、レセプトデータを詳細に分析し、加入者各々の受診行動に合わせた介入を行うことで確実な行動変容が期待できます。

レセプトデータの種類と可能性
分析のテーマによるアウトプットの違い(例)

④「データ分析 x 医療費適正化」事例紹介

・弊社セルフメディケーション事業では、レセプト分析から加入者への介入、取組後の効果検証までワンストップで提供しています。
・取組効果を定量的に評価するため、あらかじめアウトプット指標・アウトカム指標を整理し、ロジックモデルを作成します。

ロジックモデルの設計(例)

<ご参考>厚労省PFS事業に対する補助金採択事業3年連続採択

弊社と顧客である健康保険組合様の取り組みが、PFSモデル事業として3年連続で採択されました。
※PFSモデル事業:厚生労働省が2021年度から行なっている「高齢者医療運営円滑化等補助金における健康保険組合による保健事業」の助成制度で採択された保健事業のこと。PFSとは、Pay For Successの略称で、成果連動型民間委託契約方式(行政課題の解決に対応した成果指標を設定し、成果指標値の改善状況に連動して委託費等を支払うもの)を指す。

弊社の取り組みや実績に関する資料のご紹介(外部リンクに飛びます)


ご興味のある方はぜひご覧ください。
■3か年連続で厚生労働省PFSモデル事業に採択。
2021年度「医療費適正化に繋がるセルフメディケーション推進事業」
2022年度「コラボヘルスで推進するセルフメディケーション推進事業」
2023年度「個人へのインセンティブ提供の仕組みを活かした「上手な医療のかかり方」の普及事業
厚生労働省データヘルス計画策定の手引きに好事例として記載や、 2023年8月9日付け日経産業新聞に本事業が掲載されました。

※下線部リンクに直接飛べます。

最後に…

今回のミートアップイベントは弊社として初めての試みでしたが、少しでも多くの方に「データ分析×医療費適正化」というテーマに関心を持っていただけたら嬉しいです。ホワイトヘルスケアでは、今後も、ヘルスケアを取り巻く課題の解決を目指し、一人ひとりが健康に向けて動き出す社会の実現に向け取り組んでまいります。我々の取り組みに興味がある方はお気軽にお声かけください!

ホワイトヘルスケアのミッションとビジョン

関連する求人情報
カジュアル面談も実施中です。お気軽にお問い合わせください!