見出し画像

【余市NA】荒々しさ残るジャパニーズ

こんにちは!けいすけです!
本日、紹介するのはニッカウヰスキーの「余市」です。

朝ドラ「マッサン」で有名となった竹鶴の原酒になります!


【ボトル内容】

価格:4000円後半
容量:700ml
入手難易度:B
評価:68点
おすすめ度:★★★☆☆
--------------------

時期によって、価格はかなり変動します。
供給の少ない時期は倍近い値段でした。

最近は、たまに見かけますがそれでもやや高値がついています。
定価(4200円+税)で見かけた際は手に取ってみてください。

【テイスティングレビュー】

香り:若さゆえのアルコールの刺激、硬物感のあるピート
   それから、青りんご、キャラメル、はちみつ
味わい:アルコールから強めのピート
    そのあと、リンゴ、はちみつ感の甘さが来る。
    そして、最後にもう一度ピートが緩く伸びていく。
総評:アルコール刺激+ピートと荒々しい。
   しかし、リンゴのような甘さはしっかりと輪郭を残している。
   ジャパニーズの中でも癖が強いタイプではあるので、
   初心者にはおすすめしにくい銘柄。
   癖を求める方は一度飲んでみてほしい。


【蒸留所について】

ウイスキーの父、竹鶴正孝が日本で最初に作ったのが、この余市蒸留所。

余市蒸溜所は、北海道の中部にある余市郡にあります。
スコットランドの気候、風土に似ている土地とされています。

北海道には、ウイスキーづくりに最適な土地とされています。

寒冷な気候
原料の大麦、石炭、ピート(泥炭)、酵母の入手が容易
良質な水や樽に必要な木材も豊富

これらが、本場ハイランドと近い環境です。
この土地で本場に劣らない力強い味わいのウイスキーを目指しました。

【製法】

余市の特徴的な製法は「石炭直火蒸溜」です。
その名の通り、蒸溜工程を石炭の直火で行います。

火力を保つのに職人が石炭をくべ続ける必要があるため、
大量生産に向いていない方式とされています。

多くの蒸留所がこの方式をやめていき、
今では、この手法を採用しているのは余市蒸溜所のみとなりました。

その手間暇をかけて作られる原酒は、コク深く、重厚感があります。
また、余市特有の鉱物感のある香りを生みだしています。

【最後に】

初心者には少し厳しいと書きましたが、
少し慣れた方なら試す価値はあると思います。

安スコッチの次の一歩、癖って何だろう?って方はぜひ一度は手にとってほしいです。

とはいえ、なかなか定価で入手しにくい状況です。
ボトルで買うのは、中々難しいですが、バーに行けば大体あると思います。

機会があれば、ぜひ飲んでください!

それでは、また!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?