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noteはどんな時どんな風に書いてますか?

人はどんな時に「そうだ、noteをかこう!」と思うのでしょうか。

毎日書くことを決めている人はもうルーティンなのかもしれないし、仕事の関係でnoteを使っている人は明確な動機がありそうですが、ブログ的に活用している多くの方はnoteを書こうと思っても「ハテ・・・何を?」となってしまうこともあるかもしれません。

私ももともとはそういうタイプだったのですが、こういう時はnoteを書こうって思うようになってから、更新頻度があがりました

私がnoteを書くシチュエーションは大きくは3つあります。

  1. この体験・この感覚を書き残したい・伝えたい

  2. このもやもやを言語化して昇華したい

  3. 突然彼方からお題が降ってきた!

それぞれで書き方・向き合い方が違います。
このnoteはお題をいただいてかいているので、3つ目かな。

もしかしたら、何をどんなふうに書いたらいいんだろう?と悩む人の参考になるかもしれないので、それぞれのパターンについて書いてみたいと思います。

(とはいえ、私は文章書かなくても他の手段で発信できたり、人生が充実してるならそれでいいんじゃと思う派なので、とても自分本位な内容になっているかもしれません。)



前提として、noteのアウトプットはゆるーくいきたい

まず前提としてどんな気持ちでnoteによるアウトプットと向き合っているかということです。ここからは読んでもいない本を紹介しつつ思っていることを書きます。

作品集ではなく言語化のツール

noteってメモ、覚書という意味じゃないですか。なので私も1つ1つのnote記事を作品と考えるのではなく、その言葉通りメモ的に使おうと決めています。このスタンスにしてからnoteを書く量が増えました。

私は書いてから口に出すほうが圧倒的にうまく話せるので、ポッドキャストの元ネタにするような感じで書いたり、ここでまとめた内容を後日、自分の仕事の提案に生かそうって考えたり。

そのための言語化の1st STEPがnoteです。
実際書き留めておくとその後それをいろんなところでいかせてるなぁという実感もあります。

最優先基準は「自分が読みたいかどうか」

私この本読んだことあるわけじゃないのですが、思っていることの根底はきっと同じような感じなのでは?と思うのがこのタイトル。
全然ちがったらごめんなさい(笑)。

noteでたくさん「いいね」がほしいとかこういう人に読んでほしいとか考えていると、手も足も出なくなってくる、何より私自身が書いていて楽しくない。

そんなわけで、自分自身が時々読み返したくなる品質と内容の文章が書けているかをアウトプットするかどうかの基準にしています。

実際、「あーこういうこと考えてたなぁ」とか「そうそう、この部分が参考になると思ってたんだった」などと、自分自身でよくにやにやしながら読み返しています。楽しいです。

なるべく「話す」ように「書く」

どこまで実践できているかはわからないですが。

noteって書籍のように読みやすく文字組されているわけではないですし、隙間時間にちょろっと読むものだったりするので、わかりやすーくやわらかぁぁく書きたいって思っています。

イメージとしては自分が「話す」ような、なめらかさと語彙の範囲がいいなぁと。

そういうタイトルの文章読本もあるものなんですね。

絵でいったらボールペン一本でささっと描いて、「わぁかわいい」くらいの気軽さがいいなと思っています。

これが純文学を書くとなったら(書いてないけど)もう文節、単語一つ一つの質を微に入り細を穿つように検討すると思うのですが。そんなことをしていたら時間がかかってしょうがないじゃないですか。

だからといってあまりに稚拙なものをあげるわけにもいかず。話すような感じで書けていたら、ある程度読みやすく仕上がるんじゃないかなぁと思っています。

書く「息抜き」に書く

メールにプレスリリースに企画書に…仕事で書かないといけないことが膨大にあるのですが、「書かなければならないこと」だけを書いているとだんだんと心がすり減っていく感じがします。

なので、別の何かを書いている合間に、不意にInstagramやX、note用の、自分本位な文章を書きたくなります。書くことの「息抜き」に書く感じ

これが生産的かと問われると全くそんなことないんですけど(仕事しろって自分でも思う)。
内発的な「書きたい」から始まっていない仕事の文章はある程度集中したら、一回オフにしないとさらなるパワーがわいてこないのです。

書く時はスマホの時もPCの時もあって、私はあまり何で書くかは気にしていません。
ただ必ずPCとスマホ両方で見直して、どちらで読んでも読み取りづらくないかはチェックします。
構成を抜本的に見直すこともあります。

それでも公開されてからようやく誤字に気付くこともある、節穴な目をしているので、公開後に少しずつ直していくこともあります。
きっとこの記事もそうなるでしょう。

前提としてそんな感じでしょうか。とにかく力を抜いていきたい。苦しみなく書きたい。

パターン別noteとの向き合い方

というわけでそのうえでのパターン別のnoteとの向き合い方です。

1. この体験・この感覚を書き残したい・伝えたい

「ちゃんとまとめる」意識が一番高いのがこのパターン。

このテーマで書こうと決めてから時間をかけて仕上げていくことも多いです。たとえば下記のようなもの。

・ゲーム実況鑑賞シリーズ

動画を50本以上/3シリーズ以上視聴したあと(それでも語るには全然浅いと思うのですが)で、私の好きなゲーム実況者さんについて推しポイントをまとめています。
この人で書きたい!と思ったら半年から1年くらいじっくり動画をみて「どこがみどころかをスマホでメモ帳にメモ→note書く」の流れです。
そもそも動画を見るのが趣味なので、見ること自体は全く苦痛ではありません。

動画をはりつける作業が多いのでPCでベースをつくって、各動画の感想などは移動中にちょっとずつスマホで書くことも多いです。

・はじめての〇〇シリーズ

シリーズでもないのですが最近、「はじめて」何かを体験したらその気付きを残そうというのを意識的に行っています。はじめての歌舞伎からはじめての怪談イベントまで幅広く。

とにかく行った直後、熱が冷めないうちに書くのが大事なので、体験中から気付きポイントをメモしていて、終わったら一週間以内くらいにばっと書きます。一気に書くと大変なので、SNSで小出しに感想をつぶやいておいて、あとで思い出すために見返すこともあります。

2. このもやもやを言語化して昇華したい

悲しいとき、なんだか気持ちが塞ぐなぁというとき、このまま眠り続けて忘れてしまってもいいけれど、言語化することで、今後同じシチュエーションがきたら、ああ、あれだ!って思うかもしれない。
自分と同じ状況の人がそうそう!と共感してくれるかもしれない。

そうなったらそのもやもやも無駄じゃなかったって思えるじゃないですか。

たとえばこんなふうに。

こういうのは、寝る前、起きてすぐなどにベッドに寝ころびながら、スマホであらかた書いてしまうことが多いです。

ただそのままアップすると読みやすさに欠けるので時間を置いて多少推敲します。そうすることで自分の感情を冷静にメタ認知できますしね。

こういう投稿って、SNSとも連携すると、今気分おちてるのかな?大丈夫かな?と思われかねないし、正直自分の内面すぎて恥ずかしいのもあって、シェアせずnoteの中での投稿にとどめています。

タイトルをみて、あ、なんか近い状況かも、とか思った人が読んでくれたらいいなぁと。

ちなみに読書日記という、日々読んだ本と身の回りに起きたできごとを本当にたらたらとつづっているものがあるのですが、これはパターン1と2の両方の意味合いがあります。

読書メーターに読み終わった本の感想はかいているのですが、読み終える前に思ったことも書いておきたいのと、自分が作家さんの「読書日記」が好きでやってみたいと思って始めました。

やってみると、日記としての意味合いも強いので、その時の自分のもやもやも内省できて、振り返ると、たとえばああまた同じように朝起きれなくて苦しんでいるなぁと笑えます。

これもだいたいスマホで書いて、本のリンクだけあとでPCで追加しています。だいたい2日分書くので完成までに1週間くらいかかります。

3. 突然彼方からお題が降ってきた!

これは自分の中から突然湧いてくることもあるし、人に聞かれて、あ、そういうこと書くの、お題としていいかもなって思うこともあります。

・内発的なお題

かっこつけていうと、作曲や作詞する人がいうみたいに何か別のことをしていて、ふっとあれかきたいって思う時があります。

このおばあちゃんに対して思ったことについてのnoteも、ある日突然こういうこと書きたい!って思って一気に書きました。この手の記事を書き始めた最初の記事だったかもしれません。

妄想癖があるのですが、それもある意味、noteのお題になるかもなと思って書いてみているシリーズがこちら。日常の妄想を文字で残しておくことによっていつか何かの創作で使うかもしれないなんて妄想したりしています。

・外からいただいたお題

この記事もそうですけど、ポッドキャストのパーソナリティの相方のかやこさんとnoteで交換日記をしていまして、そこで一個だけ質問し合う、というのをやっています。
最初は交換日記内で答えていたのですが、その質問から一本記事を書いてみるというのがけっこうおもしろいなと思うようになりました。

オススメのエッセイをきかれた時は、「え!?そんなおすすめ記事かいていいの!?」という感じでるんるんわくわくまとめました。

どうやってイベント見つけてるの?というのも、そういう話をおもしろがってくれることあるのかと新鮮な切り口でした。いつも通り参考になる内容ではなかったですが(笑)。

めったにないですが、noteのお題をみてかくこともあります。

この記事のテーマは「天職だと感じた瞬間」で、めずらしく書きたいことがふわっと浮かんできたので書いてみました。

もっと世の中に想像ふくらむ素敵なお題があったら、こういうこと書いてほしいっていうリクエストがあったら、もっとnoteかけるのになぁと、外発的お題の仕組化みたいなことがもっとできないかと最近は考えています。

この手のものを書くときは、情報の整理が必要なものはPCで、エッセイみたいなものはスマホを使うことが多いです。

おすすめエッセイの選定なんかは候補がたくさんあって候補本を事前にスマホで書き出してしばらく悩み、アウトラインまでつくってから一気にPCで書いた記憶があります。

気分屋なので書ける時は書けるし、書けない時は書けない

とはいえ、今は割と「書ける時」なんですが、「書けない時」は月に1本くらいしかnoteかけてないのでえらそうに言えるようなことは何もありません。

これは仕事ではないから「書けない時」は他のことに心のキャパシティをとられている時なので無理して書かないようにしたいと思っています。

また「どんな風に」書くかということとアウトプットの品質の関係なのですが、朝起きてから完全に目覚めるまでの30分+通勤電車15分でスマホ書き終えるくらいの記事の方が短くて読みやすくてエモい感じになったりして。
どのくらい本腰いれて頑張ったかというのと、どのくらい面白い内容になるかは全然比例しないなぁと思います。

個人的にはどんな気分でもフィットするようにいろんなnote書くときのシチュエーションと書ける内容のバリエーションを持っておくと選択肢が広がるので、noteをたくさん書きたいと思っている人にはいいのかもしれません。
そして、そうやって書き続けていると「書く」行為のハードル自体も下がり量も書けるようになります(質はさておき…。)。

文章を書くのは好きなので、魂を削って書く、全力の記事で、ライティング力アップさせるようなことも別枠でやりつつ、noteは引き続き、気楽に書いていきたいなと思っています。

このお題のもとになったnoteと取り組み

この記事はPodcast「誤り続けるオンナたち」の2人の交換日記でいただいた質問への回答記事です。

質問いただいた記事はこちら。肝心の交換日記のお返事はかけてないので、こちらはのんびり書きたいと思います。

交換日記の全記事がみられるマガジンはこちらです。

一緒にやっているポッドキャストはこちらです。

音声メディアもたしなんでいらっしゃる方はぜひこちらもきいてみていただけたらうれしいです。

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